2016年11月13日
時は11月11日、金曜日。
土木の日だとか、
鮭の日だとか、
んなこたぁどうでもいい。
この日は、朝からおかしかった。
いや、前日の夜からだろうな。
この日は観音寺に弾丸ツアーが組まれていた。
客先へのアポは午前11時にとってあるので、
10時半に観音寺駅に到着する特急しおかぜに乗ることが絶対条件だ。
これをクリアするために、俺はいつも朝5時24分の便をチョイスする。
朝5時24分の電車に乗るためには、
4時には起床して移動せにゃならん。
しかし、アラームはいつも通りに5時5分。
ちゃんと目は覚ましたが、どう考えても間に合わない。
だが、この電車のチョイスには一つ裏がある。
5時24分の便だと、岡山駅で特急に乗り換える際に、
30分ほど待ち時間が発生する。
ここで朝食タイムを取ろうというわけだ。
だが、この次の5時55分の便に乗っても、
接続する特急は同じ。
つまり、目的地に到着する時間は変わらないのだ。
俺は自分を落ち着かせると、
できるだけ急いで駅に向かった。
無論、5時55分の電車には間に合い、
俺は大分を離れて小倉で新幹線に乗り換え、無事に岡山駅に着いた。
そこで飲み物を買ってホームに行くと、
しおかぜはすでにホームの中にいた。
そして、絶望的な光景が飛び込んでくる。
まさか…
こんな通勤時間からも離れた時間に…
瀬戸大橋線の特急列車になんでこんなに人が乗ってるんだ…orz
やむなく客がある程度降りるまで、俺はデッキで立つこととなった。
そして無事に仕事も終え、現地の後輩に坂出駅まで送ってもらい、
再び電車に乗り込んだ。
岡山駅では直近ののぞみをパスし、
さくらで小倉を目指すことにした。
無事に席を確保し、小倉まで眠りながら過ごしていた。
ところが、この日最大の異変はすでに起こっていた…。
小倉駅に着く直前、放送された乗換案内の内容がおかしい。
駅の係員に聞けということだった。
なにがあったのか。
いぶかしく思うのも束の間、俺は小倉駅に降りた。
新幹線ホームを抜け、在来線ホームに入るや…
小倉駅ではあまり見かけないぐらいの人の波。
拡声器で情報を伝える駅員。
ホームの案内掲示板を見れば、
電車の情報がどこにもない。
この日、架線にトラブルが発生してパンタグラフが故障する列車が相次いだ。
それが線路をふさぎ、ダイヤが混乱していたのだ。
大分行きのソニックが入るホームには、すでに通常クラスの待機列ができていた。
いつ来るかわからない電車を、俺はその列の中で待つことにした。
小倉駅に着いたのが午後6時過ぎ。
ようやく列車が入って来た時には、午後7時を回っていた。
1時間待機列で待っていたのが功を奏したか、俺は座席にありつけた。
隣に座ったあんちゃんが事あるごとに領空侵犯を繰り返してきた上に、
近所に酔っ払いのようなオッサン…いや、年金生活と言ってたからジジイか…
これが周りの迷惑も考えずにギャーギャーしゃべる。
残念なことに、頼みの綱のSurfaceは電池残量がヤバくなっており、
電脳空間への現実逃避もままならぬ有様だ。
俺はただひたすら、外界との接触を断つかのように目をつむり続けた。
そして午後7時半ごろ、ようやく列車が出発した。
ここまですでに1時間半が費やされている。
だが、列車はいつものように走り続けた。
別府駅までは。
別府駅に着くと、不吉な車内アナウンスが流れてくる。
なんでも、事故のため線路の確認をしているためしばらく待てとのこと。
幸い、この確認作業は20分もかからずに終わってくれたが、
踏んだり蹴ったりとはまさにこのことである。
かくして、大分駅に降り立った頃には、もう午後10時半となっていた。
身も心もボロボロになった俺は、セル子さんのシートに癒されつつ、
家路についたのであった…。
Posted at 2016/11/13 02:17:47 | |
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