2018年04月20日
停車状態からの発進及び加速における応答性について考えてみます。
車が動くということは、エンジンにガソリンが投入されて燃焼し、
その圧力がピストンヘッドを押して直線運動となり、
クランクシャフトで回転運動に変換された後ドライブシャフトを経てタイヤに伝わり、
路面との摩擦力が車の重量以上に到達した、ということです(長っ
何が言いたいのか、というと、
出足の軽さと一口に言っても、
そこには複数の要因が関連しているということなんです。
シロウトに毛が生えた程度の知識である自分が考えたところでは…
1.エンジンが生み出す爆発力(厳密には爆発ではないけど…)
2.ピストンとシリンダー(及びその他もろもろの接触している機械部品)の摩擦力
3.タイヤと路面の摩擦力(グリップ力)
4.車の質量(ここでは単純な車の重さ)
こんな感じでしょうか。
1については、燃料の質と量、空気の質と量、火花の質、
この3つが良い塩梅か、ということだと思います。
最近はこのあたりがぜーんぶ電子制御されているので、
シロートが手ぇ出すんじゃねぇや、べらぼうめい!ってな感じになっちゃってます。
しかし、そこは御年20歳のセル子さん。
混合気を作るのはキャブレターです。
なにかしらの状態を読み取って燃料の供給量だけは電子制御らしいですが、
それを霧化するところは機械のお仕事。
時には人間が手を入れて診てあげなければならんのです。
ちなみに、セル子さんと同じ年代の車でも、インジェクション式はあります。
実際、みん友のシルヴァ王子のとこのゴッパー号はインジェクションですし。
2つめの機械部品同士の摩擦力は、いわゆるフリクションロスというやつですね。
せっかく作りだしたパワーが、パーツ同士の摩擦で削がれてしまう、という話。
エンジン内部はestremoのオイルである程度フォローできるとしても、
それ以外の部分はまったくのノーマル。
損耗による摩擦の低下や、逆に緩衝材の損耗による摩擦の増加はあると思います。
3のタイヤの摩擦力は、エンジンの生み出したパワーを路面に伝える力なので、
ここは大きいほど前に出る力が増えることになります。
タイヤは、特段大きな不満はない程度のグリップ力を発揮しているので、
プラスになることこそあれ、マイナスになることはほとんどないと思います。
4の質量については、カタログ上のセル子さんの重さが700㎏程度であることから、
加速に対しては有利に働いていると考えられます。
いろいろ荷物を載せてますので、乾燥重量のカタログ値よりも増えてはいるでしょうが、
そもそもの車体が軽いので(゚ε゚)キニシナイ!!
これらが相互に影響しながら、出足が軽いという状態を作っているんでしょうね。
無論、見落としている他の要因もあるやもしれません。
Posted at 2018/04/20 01:01:21 | |
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