2022年01月23日
ある日の夕方、
前を丸太を満載したトラックが行く。
無論、速度など出るはずもなく、
働いている車は敬意をもって接するので、
適度な車間距離を取って走っている。
後ろには現行プリ薄。
特段車間距離を詰めてくるわけでもないので、
ごく普通のドライバーが乗っているのだろう。
場所はホームコースその1とその2の中間区間。
速度が乗っていれば、エンジンオフして惰性で走るところだが、
さすがにこの日は無理だった。
途中で位置エネルギーも慣性エネルギーも心もとなくなったので、
エンジンを回してアクセルを踏む。
そしてホームコースその2に入る直前、
このトラックの左ウィンカーが点灯するのを見るや、
自分の中でブルーシグナルが点灯する。
トラックが左に曲がる。
ブラックアウト。
ホームコースその2のお子様用コークスクリューに、
自主規制速度まで加速しながら飛び込む。
そこからはセル子さんの機嫌と、
チビたタイヤのグリップ具合を考えながら、
できる限り速度を落とさないように各コーナーを駆け抜ける。
あぁ、久しぶりの感覚だ。
後方にいたプリ薄は、
お子様用コークスクリューを抜けた時点で姿が見えなかった。
もしかしたら、プリ薄もトラックと同じように左折したのかもしれない。
前半のテクニカルセクションを抜けて、
後半のスピードセクションに入る。
ここはゆるめのカーブが多いので、
ほぼ自主規制速度のまま走り続ける。
その最後にある右カーブの手前で、
「・・・注意してください」
と、セル子さんに搭載しているレーダー探知機が警告してきた。
この右コーナーは、入り口まで来ないと出口が見えない。
何かあるのかも、と思って気持ちだけは警戒しておく。
コーナーにさしかかると、
出口の路肩で道路工事かなにかをやっている。
小型重機は歩道の上にいるが、
作業員2名が車道側にいた。
かなり歩道寄りではあるものの、
いつものようにアウト一杯で立ち上がるコースは使えそうにない。
警戒していたのでさほどに慌てることもなく、
アクセルを抜いて速度を落とし、
対向車線に車が来ていないことを確認する。
そして、中央線を越えて作業員との距離を確保し、カーブを抜ける。
ちなみにこのレーダーの警告音は、
「西日に注意してください」という、
夕方になると発してくる気遣いメッセージの一部だが、
「注意してください」
という部分しかまともに聞こえなかった。
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
Posted at 2022/01/23 15:49:04 | |
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セル子 | クルマ