2023年06月18日
いきつけの珈琲屋である珈琲工房木馬では、
試飲と称して小さいカップでコーヒーを出してくれます。
が、先日はガチの試飲をさせてもらいました。
マスターがこっそり私にだけ、
「ちょっとこれを飲んでみて」
と、小さいカップを渡してきたのです。
こうやって出されるときは、たいていガチな感想が求められます(滝汗
豆はイエメンモカのハラズ。
決して安い豆ではなく、香りも十分感じられる豆でした。
しかし、木馬の看板メニューであり、
同じイエメンモカのバニーマタルと比較するとお客さんの反応が良くないのだとか。
マスターはそれを気にしていた様子。
飲んだ時の印象としては、
バニーマタルが強めのコクや甘みによって「飲んだ」という感覚が強いのに対し、
ハラズは口に含んだ時の香りこそイエメンモカらしいものの、
その後味は実にあっさりしています。
おそらく、この強い後味があるバニーマタルは、
「コーヒー飲んだなぁ」というある種の達成感みたいなものになり、
後味が薄いハラズはサラッとした印象になっていたのだと思います。
これが評価の違いにもつながったのでしょう。
そこで、その印象を正直に話したうえで、
アイスにすればおもしろいかもしれない、とマスターに伝えました。
暑い日の飲みものとして考えたときに、
ガッツリと味があるアイスコーヒーよりは、
後味がさっぱりしている方が飲みやすいかもしれない。そう思ったのです。
実際、豆を買って自宅でアイスコーヒーにしてみたところ、
飲んだ後が実にさわやかでした。
ビールでいえば、キリンラガーとアサヒスーパードライの違いでしょうか。
もちろん苦みやコクが好きという人もいるでしょうし、
それを否定するものではないです。
これは、新しい可能性や選択肢という意味ですね。
しかし・・・
コーヒーに対して私の倍以上の時間をかけて向き合っているマスターに、
こんな気の利いたコメントを出さないといけないなんて、
それはもうお白洲の場に座らされた気分でしたねぇ(ガクブル
Posted at 2023/06/18 16:50:25 | |
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