私がみかんの国に遊びに行った際に、
頻繁に訪れている珈琲屋のBEANS HOUSEさん。
ここは豆を選んでから好みの焙煎度で焼いてくれるというお店で、
多様な豆を好みの焙煎度合いで楽しめるわけです。
で、そういう焙煎したての豆を提供する店が、
実は大分にもありました。
それが、マライカというアジアン雑貨のお店。
この雑貨屋の中にレインボーカフェというカフェがあって、
ここで注文を受けて焙煎した豆を売ってくれるんです。
その焙煎機がこちら。
ダイイチデンシという企業のNOVOというマシンらしいっす。
電気の熱風式で、焙煎度合いを5段階で設定して、
豆を投入したら冷却まで全自動。
中央で熱風を受けた珈琲豆が攪拌されながら焙煎されていき、
送り込まれた空気は、豆からでた薄皮と一緒に上から吸い上げられる仕組み。
薄皮は手前右の容器にダイソン方式で集められ、
熱風自体は外につながるダクトで放出。
この空気の流れがほぼ密閉状態で起こるので、
焙煎してても珈琲豆のにおいはほぼしません。
これ、マジで豆投入から冷却完了まで見てられます。
そもそも焙煎工程を見せることも、この焙煎機の目的らしいですよ。
だから、正直数をさばくのには全く向いてなくて、
1回に投入できる量はたぶん500g未満。
仕上がり250gでこの画像の状態なんで、
倍の量ぐらいが熱風での攪拌ができる限度かな。
というか、焙煎できるシリンダーのサイズ的にそこが限界っぽい。
あと、全自動だからこそ、
誰でも扱えるというメリットがある一方で、
どんな豆のサイズでも、どんな乾燥状態でも、どんな豆の硬さでも、
当初に設定した焙煎度合いでしか焼けない。
製品紹介見てもセンサー類は搭載してなさそうなので、
取り扱う豆の種類に合わせて細かい設定をしているか、
もしくはある程度のバッファを設けて焙煎度合いを決めているかのどちらか。
で、このお店だと多分後者。
つまり、豆によってはアタリハズレが出る可能性があるということです。
熱風式だから火の通りは均一にしやすいので、
中身が生焼けとか、部分的にコゲが発生などはしないと思うけど、
細部に宿る神様にはお目通りがかなわなさそう。
そうなると、
焙煎ミスはほぼないと思われるけれども、
品質もそれなりという感じになりそうな予感しかしません。
そんなわけで、今回は中煎りと深煎りで2種類の豆を買いました。
中煎りはエチオピアのイルガチェフェ。
深煎りはイエメンのモカマタリ。
どちらもみまつや木馬で慣れ親しんだ豆なので、
ワイの中にしっかりしたものさしがあります。
それと比較して、この豆がおいしいかどうかを評価しよう、というわけです。
ちなみに、モカマタリは5段階の焙煎度合いのうち、
店員さんからは4段階をオススメされましたが、
迷うことなく一番深い5段階をお願いしました。
木馬で飲んでるイエメンモカが極深煎りですからね。
それに、仮にもモカマタリの名がついているのなら、
極深煎りでも負けないボディの強さがあるはず。
とりあえず、今日焙煎したてなので、一晩おいてから味を確認します。
どんな味がするのか楽しみですね。
もしもおいしかったら、新たに通う店が増えるかもしれません。
Posted at 2025/04/26 21:22:24 | |
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