スパークプラグの交換 (2015 Chrysler 200)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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スパーク・プラグ(合計4個)を交換した。
milage: 68,051 mile (= 109,517 km)
エンジンモデル: TigerShark (ED6) (2.4L, 自然吸気直列4気筒)
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メーカーの点検スケジュール表では、スパークプラグの交換目安は100,000マイル(約160,000km)と記載されている。これは、アメリカで流通している長寿命イリジウムプラグを利用した車種の場合、一般的な設定値のようである。しかし、日本では長寿命タイプのものでも10万kmが交換の目安とされることが多いと思う。
私の車は2015年モデルで製造から既に10年を迎えており(中古で入手してからは4年目)、また総走行距離も10万 kmを超えている。そして、最近エンジンのポコポコ音が少し気になっていたため、スパークプラグの交換を行ってみた。
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交換前のプラグ(OEM):
CHAMPION REC10WMPB4
純正指定品。おそらく新車から無交換。
交換後のプラグ:
NGK LASER IRIDIUM LZFR5CI-11 (92145)
Gap=1.1 mm (0.044 inch)であるが、私の車の推奨Gapは、0.047 inch (~1.2mm)であるので、そのあたりに広げて利用。4本とも同じ程度に広げた。
スパーク・プラグの購入は、AutoZoneのオンラインストアで最寄り店舗での受け取りで発注。価格は合計で$54.41(= $12.99 x 4 + tax $2.45)。
NGKのオンラインストアで購入した方が少し安いのではあるが、ハワイへの配送はほとんどの場合で1週間ほどかかるので、今回は最寄り店舗で購入した。
Amazonでも流通しているが、偽物をつかまされたという話もあるので、主要部品は、大手量販店かメーカー認定の直販サイトで購入するのが良いと考えている。
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エンジンルームの様子(写真)
これまでのところ際立った不調はないのだが、最近はPレンジやDレンジ停止中のアイドリング時に、ポコポコとした感じの音が聞こえることがあった。いつ頃から生じているのかはわからない。
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[作業履歴]イグニションコイルの取り外し:
この記事では、プラグホールの番号を写真の左から#1--#4としている。
1. エンジンの化粧カバーを外す。
2. エアリザーバーを右側に起こす。
3. イグニションコイルのカプラーを外す
カプラー#1を外すときに少し緩かった。イグニションコイル側のコネクターのカプラーに引っかけるための爪が少し減っていた。→ 緩みやすくなり接触不良を起こしていた可能性があるかもしれない。近いうちにイグニションコイルも交換したい。他のイグニションコイル(#2, 3, 4)のコネクタには異常は見られない。
4. 10mmのソケットでイグニションコイルの固定ボルトを外す。
5. イグニションコイルのブーツの付け根がホールにきっちり詰まっているので、少しだけこじりながら引き抜く。イグニションコイルの写真を撮り忘れた。
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[作業履歴]スパークプラグの取り外し:
・16mmスパークプラグ用のマグネットソケットを利用。
・#1--#3までは正常に取り外せた。
・#4を外そうとしたところ、ソケットが奥まで入らないことに気がついた。
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プラグホール#4の問題点と対処:
プラグホール#4の中を覗くと、プラグホールに黒いプラスチック片が落ちていた。取り除く方法を色々と試行錯誤した結果、竹串にマスキングテープを裏表を逆にして貼ってピッキングツールを自作し、それでなんとか拾い上げた。この作業に随分と時間がかかってしまった。素人DIYの作業ミスだ。
落ちていたのは、エンジンルーム内の配線ガイドトレイ(正式名称不明)の破片であった。以前にこの周辺を拭き掃除しようとしてガイドトレイに触れたら経年劣化でパキッと割れたことがあった。そのとき、破片を見失っており、下に落ちてしまったと思い込んでいた。
おそらく、その破片がイグニションコイルのヘッドとタペットカバーの後ろ側の隙間に落ちていたようで、今回私がイグニションコイルを外した際に、運悪くホールに落下してしまったものと考えられる。
10万km超えだからか、アメ車だからなのかはわからないが、エンジンルーム内のプラスチック部品の劣化がかなり進んでいる。今後は欠けたりした際には破片の捜索を徹底する。ガイドレールなので、多少破損しても機能上は問題ない。またガイドトレイは部品単体で出ておらず、配線一式交換になり純正だと高額で買えない。今後、ガイドトレイの修復方法を検討したい。
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[作業履歴]スパークプラグの取り付け:
16mmマグネットソケットを使用。
説明書きには、当たってから締め付けは1/2--2/3回転とあるので、2/3回転締めておいた。
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取り外したプラグ:
CHAMPION REC10WMPB4 (9775)
・端子部分は白っぽく焼けている。使用年数相応?
・液体状のオイルは付着していなかった。
・#2のプラグが一番綺麗だった。
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取り付けたプラグ:
NGK Lazer Iridium LZFR5CI-11 (92145).
プラグのネジ径: 14 mm.
プラグレンチサイズ: 16 mm.
新品ガスケットの締付回転角: 1/2--2/3回転.
再取り付け時は、1/12 (=30°)のみ.
締付トルク: 25~30N・m(2.5~3.0kgf・m)も指定されており、トルクは新品・再取り付け時ともに共通。トルクレンチがある場合は、トルク締めで取り付けるよう推奨されている。今回は、取り付け時にこのサイト情報を見ておらず、上記の締付回転角で取り付けた。
・参照(プラグの正しい取り付け方):
https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/install/
製品の箱には、
NGK Spark Plug (U.S.A). Inc. が販売元で、Assembled in USA with Japan & Domestic componentsと記載されている。
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新旧プラグの比較。
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