バッテリー交換 (MFシールドバッテリからLiFePO4へ)

今までのMFシールドバッテリから、ギャランのサブバッテリにも使用しているLiFePO4に交換することにしました。
アドレスV125Gはスクーターですので、バッテリーが上がっても押し掛けができません。キックもあるのですが、バッテリー電圧が下がりすぎるとFIが機能せず、キックでもエンジンがかけられなくなります。そして乗る頻度が低いので、その間に自己放電で電圧が下がってしまう問題があり、これまで何度もバッテリー交換をしてきたのですが、それならば自己放電の少ないリチウムイオン、それもより安全性の高いLiFePO4ならどうか、というところです。

で、LiFePO4のバッテリーには通常のバッテリーからの同ランクのLiFePO4バッテリーへの置換で、サイズが小さくなってその分をスペーサーで調整する商品があるので、それを逆利用して、LiFePO4バッテリーに交換して容量が少なくなった分はより容量の大きなものにランクアップしようという魂胆です。詳細はバッテリーのパーツレビューにも記載しています。

その際に、どのLiFePO4バッテリーを選択するかの検討に用いたのがこちらの表です。

出典：https://www.nanshin.net/FitList/battery_list.php より。表はそちらを Excel に取り込んで、さらに加工したもの。

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バッテリーを上面から見て、縦横のサイズを変えずに、高さだけ高くなるものの中から、LiFePO4バッテリー自体の高さがアドレスV125G純正採用と同じものを選ぶことにしました。

表からわかるように、[F|G|Y]TX14-BSが、[F|G|Y]TX7-BSと同じ縦横サイズで高さだけが変わり、容量は2倍のMFバッテリーです。これの置き換えを意図した LiFePO4バッテリーを選べばよいね、と思って各社のリチウムイオンバッテリーを調べ、AZバッテリーの ITX14H-FP がまさに、この条件を満たすことがわかりました。

ITX14H-FP 付属のスペーサーを使用すれば、[F|G|Y]TX14-BS の置き換えに、スペーサーを使用しなければ [F|G|Y]TX7-BS の置き換えとして、「サイズは」ぴったりと収まります。

AZバッテリーの容量は10時間率のWhで記載されていますが、ITX14H-FP は48Wh/10hrだそうです。12V出力なので、48/12=4A、4Ah/10hr ということになりますね。

アドレスV125G純正採用のMFバッテリーは FTX7-BS で6Ahでしたから、ランクアップしているにも関わらず、10時間率の容量はかえって小さくなってしまっていますが、久々の乗車の際にバッテリーが自己放電していてFI機能せずに不動車、を回避したいのが第一の目的ですので、このまま交換することにします。ダメな時には元のMFバッテリーに戻せばよいですしね。

バッテリー交換前に、少し前に補充電してその後放置してあったバッテリーでセルを回し…
回せませんでした。気温低くてオイルも固く、というのもあるでしょうし、このバッテリーは過去に過放電の履歴があって、バッテリーがもう寿命、というのもあると思います。

テスターで電圧を測ると、10.41V、これではセルが回りません。キックでうまくやれば、まだFIは機能してエンジン始動は出来そうです。でもエンジン始動をミスったら、もうジャンプしないと駄目なレベルですね。

ということで交換です。MFバッテリー＋エコピュア12を取り外しました。
LiFePO4バッテリーの方は上面のLEDインジケーターで確認しています。商品受け取り後、まだ自分では一度も充電していませんが、状態は問題ないようです。

バッテリーを取り外したところ、少し濡れていて汚れもありましたので

軽くお掃除。

LiFrPO4バッテリーを製品付属のスペーサーは使わずにアドレスV125Gにセット。当たり前ですが「サイズは」ぴったり、がたやぐらつきもありません。