2008年05月29日
走り出します。
前に試乗したHBの207GTはマニュアルでしたが、今回はオートマチックです。
GTの150馬力のターボは、今時珍しいヤンチャなクルマでしたが、今回のSWは、1600のNAです。
BMWとの共同開発の120馬力は、206の1600の108馬力を12馬力上回っていますが、1300キロの車重はこれも1070キロのウチの206より200キロ以上重くなっています。
パワーウェイトレシオ的には206の方が優秀なので、207SWの走りは、ちょっと重苦しいものだろうという先入観がありました・・・オートマだし。
ところが、これはいい意味で想像を裏切られました。
207SW、相当パワフルです。
うーん、正確にいうと、相当パワフルに感じさせる味付けになってます。
アクセルをちょっと開けた走り出しの瞬間から時速10キロくらいまでが、ビックリするほど速いんです。
で、その後も制限速度くらいまでは、スルスルスルーっとスピードが乗ってくるので、街中では、ほとんどストレスを感じなくてすむんじゃないでしょうか。
でも、オートマをマニュアルモードにして少し引っ張ってみましたが、4000回転くらいまでで使っていた方が速いし楽しい感じで、それ以上は、数字的には回ってパワーも出るはずなんですが、かえってパワー感を削ぐような印象も受けました。
何にしても、実用域でストレスを感じさせないようにして、それで不満な人は同じSWでも、ターボ付きのGTiがありますよ、というコトなんでしょう。
乗り心地は、しっとりと落ち着いていてこれも好印象でした。
試乗コースと信号のタイミングの都合で、交差点をクルッと回るような乗り方を試せなかったので、グラスルーフが付いていて重心が高そうなクルマだけに、タイトコーナーなんかでのぐらつきがちょっと心配ではあります。
さて、そんなわけで、207SW、予想以上によかったです。
サイズ的にも、このクラスのコンパクトなワゴンって唯一無二ですし、CセグのHBといっても、308なんかは幅が1.8mを超えてますから大き過ぎです。
グラスルーフはいらないので、もう少し値段を落としたモデルが出ないかしら。
なんたって、270万ですから、装備面などで、206とは比較にならないほど充実したにしても、ちょっと手を出しづらい金額です。
でも、とにかく、ちょっと欲しくなっちゃいました。
Posted at 2019/03/10 15:30:02 | |
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