「そしてヘイゼルは間違いなくマラネロと同じ次元で語られる場所である。共通しているのはどちらも自社のテストコースを持ち、世界トップレベルの“職人”がいて、そこで作られるクルマのダイナミクス能力を定義づけ、煮詰めている点だ。むろん一時的な雇われ人(つまりレーシングドライバーとしてフェラーリの抱えている人材。シングルシーターの場合たいていはドイツ人)が超腕利きなのは認める。だが、レギュラー(つまり長年社内で働くテストドライバー)としては、フェラーリのダリオ・ベヌッツィよりもロータスのギャヴァン・カーショーの方を高く評価する人も多いはずだ。」
ヘイゼル、マラネロというのは、それぞれロータス社とフェラーリ社の中枢のある場所ですね。
ヘイゼルというと、ロータスの創始者コーリン・チャプマンの奥様のお名前でもありますが、区別のためか、日本では本拠地の方を「ヘセル」と表記するコトが多いと思います。
この後、小見出しで区切られながら、具体的な内容に入っていきます。
「史上最高のロータスの出来映え
そんなギャヴァンを筆頭にする手練れが開発に携わり、新たにトヨタ製エンジンを搭載したエリーゼの最上級モデル111Rは、おそらく過去最高のロードゴーイング・ロータスであり、また間違いなくこれまででもっとも高い能力を備えたエリーゼである。とにかく111Rは素晴らしいクルマなのだ。単に山道を驚くほどハイペースで飛ばせるからだけではない。この111Rではエリーゼならではの純粋さを核に、さまざまな特性がよりいっそう磨き上げられているのだ。具体的に言えば、パンチの効いた直線加速、レベルアップしたフロントのグリップ、限界時の素晴らしいマナー、魅力的なエグゾーストノート、大幅に高められたレブリミット、申し分のないギアチェンジ、そして驚くほどの乗り心地……である。」
乗り心地は、この手のクルマとしてはいい方だと思いますが(実際、111RはSTDよりかなりいいです)、「驚くほど」かと言われると、若干疑問符が付きますが😅
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Posted at 2023/10/17 18:46:17 | |
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111R | クルマ