「コックピットに乗り込んでステアリングを握るまでのプロセスに関して言えば(ルーフを装着した状態では)無理な姿勢を強いられるエリーゼに対し、フェラーリの方がはるかに楽である。だが、360CSのキャビンはエリーゼ111Rに比べるとまるでセダンのように感じるのだ。たとえ剝き出しのアルミとカーボンにラバーマットというスパルタンな内装と、軽め穴があいたABペダル、バックレスト固定式で身体に吸い付くようなバケットシートを備えていても、である。ただし、360CSは驚くほど充分な収納スペースを持ち(特にドアポケットが広い)、見た目だけはすごくいい。
エリーゼはサイドシルの幅が広いせいで乗り降りしにくく、コックピットも狭いが、ひとたび中に身を収めてしまえば、そのぶん親密感と“守られている”という安心感は強く、ドライビングポジションは完璧に近い。パッドは薄いが、シェイプのいいバケットシートは大腿部のサポート性に少し不満が残るものの、小振りのステアリングホイールとアルミ製のシフトレバーとの位置関係はドンピシャである。なんの飾り気もないアルミ製のペダルは理想的に配置され、ヒール&トゥはやりやすい。
一方、パドルシフトを持つ360CSには当然ペダルはふたつしかないし、また結果的にそれで救われている。なぜなら、フットレストが狭すぎるからだ。着座位置もエリーゼの方が低く、かつ前方の視認性に優れる。角が盛り上がったホイールアーチのおかげで車両感覚がつかみやすいから、自信を持って振り回せる。」
と、360の重量級のパンチを凌ぎながら必死でジャブを打って、善戦してます、111R。
111Rは確かに、前方の車両感覚をつかみやすいクルマですが、ワタシの腕ではさすがに
「自信を持って振り回」すところまでは行きません。
ちなみに、360のフットレスト・・・フットスペースのことかな・・・が狭いのは、タイヤが太いからかしら。
2004年の360CSのフロントタイヤは215/45R18(225/35R19)みたいですから、エリーゼのリア並ですが、2m近い幅を持つフェラーリにとって、大した太さじゃなさそうですが。
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Posted at 2023/10/19 18:44:58 | |
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111R | クルマ