カーマくんのブログ一覧

試乗車が回ってきたので、運転席に乗り込みます。
先代でちょっと気になった、センターメーターの位置にナビを含んだマルティディスプレイがあって、スピードメーターは、普通に真正面です。
熱烈なミニファンは気に入らないかも知れませんが、個人的にはこの方が安心できます。
ただし、このメーター周辺、ちょっと変な方向に派手になっていて、言わば「ネオン街」のイメージ。
センターのマルチディスプレイを囲むネオンが赤だったり青だったりして、おまけに、正面のメーターパネルの右側に、真っ赤っ赤の派手なデジタルバー式の、燃料計。
試乗は昼間でしたが、これ、夜になったら、はじめはキレイと思えるかも知れませんが、慣れたら邪魔くさそう。
まあ、これも、「ミニ」というキャラクターなら許される範囲でしょうが。

走り出します。
1,200キロのボディに136馬力のターボですから、軽々と加速していきます。
1,200キロというと、最近のBセグとしては、まあ標準的な重さでしょうが、運転感覚は、良くも悪くもどっしりしたものでした。
乗り心地も決して軽快ではありませんが、しっとりというか、どっしりしています。
ハンドリングも、ステアリングを切ると、スイスイとかスパッとかいう感じではなく、グイーッと切れ込んでいく、どこかヴァーチャルな印象で、ワタシはなぜかスカイラインを思い出しました。
1.2トンのクルマを運転していて、1.6トンのクルマを運転している感覚になるのは、ちょっとどうかと思いますが、ミニを買われる方は、ミニに何を期待しているんでしょうね。

試乗前にショウルームの展示車に乗り込んでみます。
まずリアシートから。
ドアは２枚ですので、助手席を倒して乗り込むわけですが、う〜ん、狭い。
頭の上のスペースはそこそこ何ですが、足元がかなり狭い。
もちろん、助手席がどれくらい後ろに下がっているかによりますが、これは狭い。
サイズ的には、プジョー206よりちょっと大きいはずなのに、206のリアシートよりかなり狭いです。
ただし、先代は（途中で改良されているかもしれませんが）、フロントシートを倒しても、連動して前にいかなかったんですが、３代目は、背もたれを倒すと、一緒に前に出すことができます。
乗り降りに関しては、先代よりかなり良くなった印象です。

トランクも、ちょっとビックリするくらい小さい。
軽自動車並。
ここまで小さいと、家族３人で旅行、というわけにはいかなそうです。

昔書いたコトがありますが、やはりミニは、クーペなんです。
リアシートやトランクが狭いことに目くじらを立てるクルマではありません。
でも、クラシックミニは、あのかわいくて超小さいボディに、精一杯のスペースを取ろうとしていたわけであり、それを考えると、クーペだからいいや、という発想は、ちょっと残念な感じもします。

試乗車は、「クーパー」です。
３代目のミニは、現状、３気筒1500ターボの「クーパー」と、４気筒2000ターボの「クーパーS」の二本立てです。
細かいことは未定だそうですが、この後1200ターボの「ワン」が加わるだろうとのこと。
1500が３気筒というのもちょっと驚きですが、今やミニも、2000ターボです。

ここで、お決まりのツッコミを。
2000ターボになっておいて、どこが「ミニ」やねん！！

新世代のミニがモデルチェンジされて、３代目となりました。
ミニがBMWによって生まれ変わったのが、2001年ですから、気がつけば随分になりますね。

さて、モデルチェンジされたミニですが、初代から２代目の時と同様、パッと見では、どこが変わったのかよくわかりません。
でも、グリルの形状が分割されずに、一つの大きなグリルのようなデザインになったので、慣れると分かりやすいです。
初代と２代目なんて、いまだに区別がつきませんもん。

今やミニのシリーズも、クラブマンだの、クロスオーバーだの、妙にデッカイ感じのものとか、クーペやロードスターまであって、ワケがわからない状態です。
クロスオーバーなんかは街中でけっこう見るので、よく売れているんでしょうが、基本モデルに比べると、スタイルが今一つで、これなら他にもっといいクルマがありそうなのに、と思ってしまいます。
やっぱり、ミニと言ったら基本モデルでしょう。

その基本モデルですが、グリルの変化だけでなく、サイズ自体もかなり大きくなっているようです。
セールス氏の話だと、全長で10センチ大きくなり、全幅も4センチほど大きくなって、いよいよ３ナンバー突入です。

ここで、お決まりのツッコミを。
３ナンバーになっておいて、どこが「ミニ」やねん！

いくら最近のＢセグが、こぞって３ナンバーだからって、名前が「ミニ」ですし、「ミニ」を名乗るからには、やっぱり、小さくないと。

一度紙に塗って、色合いを見てみます。
ホイールペイントは、黒ベースのガンメタで、これも渋くて面白そうだったんですが、サイドにある「111R」のステッカーの色との相性は、普通のシルバーの方が良さそうです。

さあ、いよいよ古いロゴを剥がします。
ステッカー剥がしが見当たらなかったんで、彫刻刀の平刀を使って剥がします。
その後、シンナーで糊の成分を除去し、シリコンオフでキレイにします。

型紙の裏面に、スティック糊を塗って、ボディに貼り付けます。
塗料を塗った後、しばらく放置して乾かし、乾ききる直前かな、と思われる頃合いで型紙を剥がします。
もう少しキレイに剥がれるかと思ったら、案外糊が強力だったので、型紙が破れてしまったのと、文字の外に多少滲みが出来てしまったのが誤算でしたが、滲みはまあ修正できる範囲です。



まあ、初めてアートナイフで切り出すトコロから始めたにしちゃ、自己満足できるくらいにはなりました。
少なくとも、「次はもう少し上手くできそう」と思えるので、気が向いたらまた一頑張りしてみようっと。

カッティングシートを貼るのを諦めて、これを型紙にして、塗料で塗ってしまうことにしましょう。
最近、所ジョージが「世田谷ベース」でステンシルを当ててスプレーで文字を作ってました。

キレイに切り抜けたおかげで、また迷うネタが出来ました。
文字、何色にしよう？

失敗したら気楽に剥がせるカッティングシートと違って、塗っちゃったら、落とすのが少し面倒です。

元々のロゴの色は、シルバーでした。
カッティングシートは赤でやってみようと思ったんですが、塗るとなるとちょっとビビります。
ここは無難にシルバーで行きましょう。

つまらないところでケチるのがワタシの悪いクセですが、ロゴに使う塗料はほんの少量で充分です。
ウチにある、シルバー系の塗料、何があったかな？

ガレージを探っていると、大昔に買った、ホイールペイント用のスプレー缶と、アゴ下のガリ傷補修の時に買った典型的なシルバーのタッチアップ、それから、イエロイッシュシルバーのタッチアップがあります。
他には、メガーヌのボレアルシルバーのスプレーや、黄色や黒のタッチアップがあります。

今思えば、ボレアルにしてやった方が面白かったでしょうが、ここはホイールペイント用のスプレーか典型的なシルバーのどちらかにで無難に行くことにしました。