オーディオ改善3 周波数特性測定
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
MINI純正オーディオ(ドア10cmMid+シート下18cmWF) の音を改善したく①アドオンTW取り付け、②4chパワーアンプ追加まで行いました。
この状態でも純正からは思ったより改善したため、今後の方針を決めるためにf特性を確認してみました
過去の測定から、私の機材ではホワイトノイズ再生では必要なS/Nが確保できません。
また20-20KHz測定で低域定在波の影響などを確認するにはかなり時間をかけたSweepでないと低域分解能が不足でした。
今回は 低域測定で1分 & 全域で3分 の2回周波数Sweepを行いながらPeak Holdで測定して後で 2枚のグラフを重ねています
【測定条件・方法】
・Wave Gene1.50で作成した 20-400Hzスイープ信号(1分)と 20-20kHz スイープ信号(3分) 44.1KHz 16bit音源を事前準備
・音源をスマホAndroidアプリ POWERAMPに保存、MINI純正ナビとBlueTooth接続にて再生
・再生機材
MINI 純正オーディオ +
①追加TW: パイオニア TS-T440II
②新アンプ:パイオニア GM-D2400
(4ch 定格45W@4Ω)
アンプ 帯域制限
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追加TW: 純正アンプF, 外部5.6kHzHPF
純正MID: 新アンプR, 内蔵80Hz HPF
純正WF: 新アンプF, 無し
・測定マイク:BEHRINGER ECM8000
・ADC:CLASSIC PRO CAI16U
(ファンタム48v電源付)
・車内よりRリア窓3cm程度開けてUSBケーブル引き出し、自室WindowsPCの
WaveSpectra:2 V1.51 44.1kHz16bitにてPeak Holdで測定、20-400と400-20KHzの測定結果画像をExcelで重ね合わせ
・エンジンOFFで測定
・ダミーヘッド等は使わずヘッドレストに固定
→ 運転席に人が座るとそれなりに特性影響あるハズです
車外からスマホで曲操作したためココは簡易化しましたが、そのうち差分みてみたい
2
アンプ F/R Gainと ナビ側ToneをエンジンON時に聴感で合わせた結果です。
赤:Peak Hold
緑:ノイズフロア
Gain調整はアンプ 4chのみですがTWは純正アンプの固定ゲインなので、相対関係により すべてのChでゲイン設定が可能です
・100Hz以下の低域が盛り上がり
→SW帯域ですし、お好みですかね
純正WFはサブウーファーではないハズですが DVC 4Ω並列構成で2Ω相当とのことで、これぐらい80Hz以下が出せるのであれば普通の聞き方ならSW追加の必要性は少なそう?
・1KHz-2.5KHz 3dB程度低下とDipあり
→TWとMidのXoverが良くない?
DipはFウインドウの反射影響でしょうか
3
MINIの純正ナビはほとんど調整項目がなく、高音と低音、BAL,Taderのみです
現在の設定はアンプ側のGain調整も合わせた上で下記状態です
高音 +5step
低音 +3Step
4
Toneフラット vs Tone調整した場合のf特比較です
青:EQ無し
赤:EQあり
高域 7KHzより上 +5dB程度
低域 150Hzから下 +3dB程度
ほぼ想定通りの結果でした
聴感でも1Stepの変化は判るので1Step 1dBはおおよそ妥当と思います
また、この測定方法で高域はノイジーですが測定精度はとれていそうです
5
ToneフラットにてTW+MIDを鳴らした場合vs TWのみ鳴らした場合のf特比較です
赤:TW,MID
青:TWのみ
TWはTS-T440II同梱 HPFのみ
ググると C直列 4.7uFで fc=5.6kHz 6dB/Oct のようですのでこちらも想定通りでしょうか
懸案の 1K-2.5KHzの低下はMID LPF無しのため TWのfcをもう少し下げたくなりますが 6dB/OctだとTW壊れそう、、
12dB/Octに変更してfc下げるといいかもしれません
6
音楽再生無しでアイドリングとエンジン停止のf特比較(ノイズフロア差)です
青:エンジン停止
赤:アイドリング
800Hz以下位から数dBの差があり、
400 Hz以下はずっと10dB以上 悪化しています。
エンジン停止状態とエンジンON,走行中等で音楽低域Gain設定が異なるのは避けられないように思いました
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