
話は前後するのですが、GTIに乗ってきました。
ゴルフのスポーツモデルってことで、当然操縦性には力が入っているんでしょうが、そういう目で見えも、ものすごくいいんですよね。
ダンパーは3段階に減衰力が変えられるんですけど、ソフトで十分にスポーティな走りが出来ちゃう。乗り心地もビックリするくらい良い。
印象としては、長くて柔らかなバンプラバーでサスペンションのストロークを規制しているような乗り味なんですけど、その味付けを含めて、うぬう・・・と唸るくらい良く出来ていました。
でもそれはGTIだけが良いわけじゃないんですよね。素のゴルフのボディやサスペンション出来がそもそもいいんです。
このところフォルクスワーゲンのサスペンションの熟成度は尋常じゃないくらい高いレベルにあります。
振り返って国産車をみると・・・。最近ではアクセラは頑張っているけど、他のFF車はどうも、シオシオな感じです。あ、そう言えばティアナもよかったかな。
コンパクトで安価なクルマは、クルマの作りだけでなく、骨格やサスペンションまで安価に作ってしまう傾向があってもどかしい気がします。
セッティングの巧拙で勝負しているようなところがある。
しかも勝負に負けていたりして・・・(^_^;)
ひと頃はシビックが頑張っていて、新しい考え方のサスセッティング取り入れたりしていたんですが、このところ進化が停滞してるような気がしてなりません。
開発期間をできるだけ短くして、なるべくやすいパーツを使って、構成部品もなるべくお金をかけないで、それっぽいクルマを作るなんてことをしていたら、良いクルマなんてできるはずがないですよね。
すでに韓国車は世界に売られていますが、そのうち、中国やインドのクルマも出てくるわけで、そんな中で、内装が豪華に見えるとか、高級に見える程度のアドバンテージでクルマが売れると思っているのだとしたら、お先真っ暗です。まあ、東南アジアに行くと日本の車って圧倒的にトラブルが少ないので、その点ではとても信頼性が高く、良いクルマだとはいえるんですけど・・・。
商売ですから、売れなきゃダメだし、収益が出なければダメなのは理解できますが、手を抜くところが違うような気がするんです。
Posted at 2009/10/19 16:09:49 | |
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クルマ | 日記