5日目は、ライン側ドライブです。
集合時間までに少し時間があったので、アンダーナッハの朝市を覗いてみました。
ライン川を遡って行きます。
第一目的地は・・・そうワイナリーHAMM。
しかし素直に走っていくとお腹がこなれる前についてしまうのでちょっと寄り道。
ローレライの岩の上に登ってみました。
岩山の高さは150m近くあるでしょうか。
ここから見下ろす景色は迫力があります。
Y教授の講義によりますと、ライン川というのは、このローレライの上流も下流も川幅が広くなっているんです。つまり、このローレライの所だけがギュッと狭くなっているわけです。
同じ水量で川幅が狭ければ、川の流れは当然速くなります。
左の写真ではタンカーがドリフトしながら大きく向きを換えているのが判ると思いますが、川の曲率もかなりきついんですね。その昔は、こんなタンカーがスイスイ通れるようなところではなく、暗礁がそこらかしこにある急流+暗礁の、本当に難所中の難所だったんだそうです。
なにしろこの川は、南はスイスまで船で行けるんだそうです。
全長1300km超に及ぶ長大な河川であり、重要な交通路だったわけです。
そんなところにある難所なわけですから、皆命がけで航行していたんですね。
近代になってダイナマイトで川底の岩を爆破し、船の航行を大幅に容易にしたのだそうです。
ですから、昔は現在のような穏やかな流れではなかったんです。
ちなみに、フランクフルトを流れているマイン川がマインツで、モーゼルワインで有名なモーゼル川がコブレンツでライン川に合流します。
その流域界隈がドイツワインの有名な産地なんです。

ハムワイナリーの看板です。
今回も美味しいワインをいただきました。
ただ残念ながら、ワイナリーは奥までは行かせてもらえませんでした。
ちょうどブドウの収穫に備える時期なので入っちゃダメとの事した。
そうそう、今回、ここで赤ワイン用のブドウで作った白ワインってのをいただきました。
このあたりで作る白ワインはリースリング種がほとんどで、一部にピノノワールを使った赤ワインを作っているところがあるそうです。赤ワインのブドウで白ワインを作るということは、皮むきをしているんでしょうか? これが、なかなかいけるんです。色は黄金色に近いもので、味が強いというんでしょうか。安いワイン(=7EUROくらい)なのですがなかなかいけます。
HAMMで軽い昼食をいただいたあと、HAMMのブドウ畑のある裏山(丘)へ。なだらかな丘陵の天辺には大きなワイナリ-があります。

↑リースリング種の白ブドウです。
ちなみに、ワインは、1本の木から700mlくらいしか獲れないんだそうです。つまり、ブドウの木1本がワイン1本分という計算。
甘みを濃くし、味を強くするために幹から枝を1本だけ残しあとは切ってしまうんだそうです。
ブドウの粒も大粒にしない小粒で水分の少なめなものを作るんだそうです。
中には生産性を狙って枝を2本出してブドウの木1本から1・5本分のワインを作るところもあるそうですが、やはりそういうワインはグレードが低いんだそうです。
ブドウの木からブドウを一粒盗んでコッソリ食べてみましたが、甘くて旨かったです。
・・・ふとみると、ひと房もぎ取ってパクパク食べている外人さん(白人系?)がいましたが・・・(-_-メ)
そうして考えてみるとワインて贅沢な飲み物なんですね。
ブドウ畑見学を終え、もう一度ニュルブルクリンクへ。
走行時間に間に合ったので1周。

この一周は、今日ワインも飲まずに運転手をしてくれた井尻君へのご褒美。
この嬉しそうな顔。
さすがに昨年のスーパー耐久クラス4チャンピオンだけあって、スムーズで的確。
ドライバーとしてのスキルの高さを感じさせるものでした。
そして、お約束のお買い物。
例の(行った人は皆知っている)例のガソリンスタンドへも。
ホテルに帰ってお食事。
ここも美味しかったですよ。
でもさすがにお腹が疲れ気味、ってことで川ますをメインにして、軽めに。もちろんワインは必須。
そしてデザート。
甘そう・・・と思われるかもしれませんが、甘さ抑え目で不思議とスーッとお腹に収まってしまいました。
Posted at 2009/09/27 02:30:51 | |
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クルマ | 日記