ここ数年、恒例となっているバンコク・インターナショナル・モーターショーに行ってきました。
数日のうちにカービューのコンテンツにも上がると思いますが、世界経済を揺るがす経済恐慌が起こって、東京モーターショーさえ縮小するという噂が聞こえてきています。そんな中、経済的に脆弱な東南アジアはいったいどうなってしまうのか?
…というような高尚な意図は露ほどしかなく、単にここ数年かよっているバンコクモーターショーに例年どおり行ってきたのでした。
まあ、A.S.E.A.N.最大のモーターショーとしての地位を確立し、昨年モーターショーのワールドカレンダー入りを果たバンコクモーターショー。
いよいよこれからさらにモーターショーとして充実して行くであろうというこのイベントが、どんな具合に経済危機のあおりを受けているのか、あるいは受けていないのかという興味も、ほんのちょっぴりあったのですが、蓋を開けってみれば、レポートしたように思いのほか元気です。
本当の影響はもう少し後に来る…という可能性は捨てられませんが、いずれにしても今、東南アジアはクルマ熱がヒートアップしています。それは憧れのクルマが、庶民レベルでも背伸びをすればなんとか手に入るような経済状況になってきた、ということでもあります。
だからこそメーカーやインポーターは、クルマの販売に伸び悩む東京ではなく、アジア地域に入れ始めているということでもあるわけです。
バンコク・インターナショナル・モーターショーはと言えば、いよいよ内容が洗練充実してきて、いろんな意味で盛り上がりを見せています。
とは言っても、現地生産で比較的安いCRVやJAZZ(フィット)でこの価格です。ちなみに1バーツ≒3円です。

つまりCRVで約365万円、JAZZでも189万円です。正確なところは良く知りませんが、会社員の月収が2~3万バーツ(6~9万円)前後ということですから、これは相当高価です。
これが輸入車となると、関税がかかりこの値段。
シロッコ(2リットルターボ)が246万バーツ!(=738万円!)。ミニクーパーSカブリオレに至っては、なんと320万バーツ!!(=960万円!!)です。
写真を撮り忘れてしまったのですがチンクェチェント(フィアット500)も展示されてました。いったいいくらするんでしょう? 500万円くらいはしそうです。これが欲しいといって買える人って、よっぽどのお金持ちですよね。なにしろチンクですからねえ。
まだまだタイではクルマは高嶺の花。というか、ボクがタイに住んでいたとしてもチンクは買いません。もちろんミニのカブリオレも手を出す気にはなれません。
それでもVIPデーに500台のクルマが売れ、ショーを通じで1万4000台のクルマが売れるっていうんですから、クルマに対する憧れや熱は相当なものです。
それから、モーターショーで急速に増殖しているのがカメコ。カメラ小僧です。
どのブースも

こんな感じです。場所によってはもっと群がって居たりします。
ただ、わりと遠巻きに撮っているんですよね。遠慮がちというか。
そんな中に割って入っていって、こんなことをすると…
みなさん学習しちゃうんですね。
ちなみにこの方はプロカメラマンです。
プロカメラマンK氏いわく「うんと近づくと親密感が増すのでいい表情をしてくれるんだよね」といのこと。
…確かにいい表情です。
これを見たカメコが、彼を真似てアップで写真を撮り始めるものですから、彼が撮影したあとは蜂の巣をつついた騒ぎというか、大混乱。
ボクも真似してエイッ! っとシャッターを切ったら…

こんなの撮れましたぁ~ (/_;)
彼女が見せて、というので見せてあげたら、「もう一度撮ってよ」だって。
で、強制撮影&2度と後ろの絵がバックになるアングルでは写真を撮らせてくれませんでしたとさ。
それにしても、どの子もかわいいこと。
というわけで、調子に乗ってシャッターを押しまくってしまいました。
以下バンコク・インターナショナル・モーターショー(プチ)美女図鑑です。



写真をクリックすると画面が大きくなります。
いかがだったでしょうか。
ついにめがねっ娘まで登場。カメコといい日本のサブカル文化は確実にタイにも波及しているようです。
Posted at 2009/03/28 02:46:51 | |
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