NHKのBSで玩具や家電を滅茶苦茶?チューンアップして結果を競う「魔改造の夜」という番組があり、今回は
ペンギンのオモチャで縄跳びをする、という企画でした。以前放映していた「超絶 凄(すご)ワザ!」みたいなテイストで楽しめました。
3つのメーカー(s陽製作所、Rコー、Dンソー…って2つはバレバレですが)が三者三様のアプローチで改造品で競うという、ロボコンみたいなものです。5羽のペンギンをジャンプさせて人が縄をまわし、1分で回数を競います。
ここからはネタバレになりますが、S陽製作所は機械的な作品で動作はタイマー式のジャンプを、縄を回すコンビがフォローする感じでした。
これに対してRコーはさすがカメラなどを手掛ける電子メーカーだけあって、まずは縄を回す軌跡やスピードなどをレーザーなどで解析し、そこからペンギンちゃん達の動作スピードや縄の感知をするセンサー、ジャンプの機構の仕様を決定する、というある意味王道のアプローチでした。
もう1つのDンソーは国際的サプライヤーだけあって、ステアリングのラック&ピニオンからの応用メカで勝負という感じでしたが、メカ的に意外と苦戦しているようでした。
結果はというとメカのポテンシャルでは劣っていたS陽製作所のペンギンちゃん達が、縄を回す社員の方の絶妙なコンビネーションもあって優勝でした。
事前の練習では一番の回数を誇っていたRコーのペンギンちゃんやDンソーのペンギンちゃんは縄に引っかかったりして本来のポテンシャルを発揮出来なかったようです。
傍目で見た限りにおいては「Rコーチームは縄を回す人がもうちょっとだけ離れて縄をやや直線的に回せば、センサーにも感知しやすくてペンギンにも引っかかりにくく、事前のパフォーマンスを発揮出来たのでは…」なんて思ってしまいましたが、本番ならではの微妙な難しさもあるのでしょうね。
ここでいきなり車の話になりますが(爆)、いくらカタログデータ的に優秀(例えば直6でFR)でも実際に乗ってみるとそれほどでも、というケースはある訳で機械的に優れていても最終的にはそれを仕上げる人の感性や腕前が物を言うのかなぁ、と思ってしまいました。
なかなか今の御時世では排ガス規制やら運転支援装備やら衝突安全やら色々な事を開発しないといけない上に、昔だったらセダンとワゴンとクーペくらいだったのが今ではSUVだったりEVだったりと車種も非常に多いので、車の味わいまでには手が回らないというのが正直なところかもしれません。
おまけに半導体不足の関係で納期が伸びたりして、新車を買おうにも実車にお目に掛かれなかったりオンラインでの販売になったりして実物を見ずに注文せざるを得ないケースも出てきています。
こういう状況下ではいち早く試乗できるジャーナリストの方達が正確な情報(広報の資料ではなく試乗のインプレッション)を伝えてほしいのですが、もうそんな事を考えるのも贅沢なのかもしれませんね(涙)。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/01/31 17:08:28