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イイね!
2023年06月16日

どんどん複雑になりますね

どんどん複雑になりますね 新レギュレーションになってからは破竹の快進撃を続けているレッドブルですが、他チームはその速さの秘密を探ろうと躍起なようですね。先日のモナコGPではペレス選手がクラッシュした際にマシンがクレーンで吊り上げられましたが、他チームはその写真を撮りまくって解析中のようです。



それにしても、速さを抑制したりオーバーテイクのし易さを狙ってFIAは色々エアロに制限をかけますが、他の部分が複雑化して本当にイタチごっこですね。


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以前はアウトウオッシュを狙ってフロントウイングが複雑怪奇な形になっていました。平面的な絵で見るとそれほどでもなさそうですが、


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写真で見ると何だか分からないほどの凄い形になっていますね。それが制限されると


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今度はサイドポンツーン周りのバージボードがこれまた複雑怪奇な進化を遂げていました。こちらはメルセデスのマシンですが


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フェラーリもブーメラン型のバージボードで訳の分からないような形になっていますね。図や二次元の写真では一見してどんな風になっているか不明な造形です。実物かモデルカーを見ない限り把握出来ない感じです。


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この時期のレッドブルのバージボードも複雑で、どうしたらこんな形状を考え付くのか本当に不思議です。


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そして2022年からのグランドエフェクトカーの規定ではフロントウイングもバージボードも簡略化されてエアロは分かりやすくなるのかと思いきや、今度はフロア周りが複雑な造形になってますね。前方からの切れ込みが凄い曲線ですし、フロアのエッジも何を狙っているか分からないようなカーブや切れ込みが多いです。


話題のレッドブルのフロア構造ですがこちらも複雑で、写真に撮ったくらいでは詳細が把握出来ないほどの三次元的なフォルムのようですね。撮った写真をマクラーレンのチームは100人の空力担当が解析しているようですが、フロントウイングや、サイドポンツーン、ディフューザーやリアウイングが一体となって空力の効果を発揮しているのでここだけコピーしてもあまり意味が無いらしいです。


それにしてもレッドブルのエンジニアのエイドリアン・ニューウェイ御大は古くはウイリアムズ時代のFW14に始まってFW15C、FW18、FW19、マクラーレンではMP4-13、レドブルではRB6-RB9、エンジンがHONDAになってからもRB17、RB18と30年間に渡って数多くのチャンピオンマシンを生み出しているのは信じられないですね。


おまけにCAD全盛の時代でも手書きでデザインしているとかいう噂もありますし、2022年からの新エアロ規格でもポーパシング現象をいち早く把握してシーズンデビュー時には問題無い程の対策をしてしてくるなんて、天才を超えて神技ですね。


シーズン当初はゼロポッドだったメルセデスや、バスタブ型だったフェラーリも結局レッドブル型のサイドポンツーンに形状変更していますし、如何に2022年規定をしっかり解釈して最適解の設計をしたかが分かりますね。今シーズンはまだどこのチームも追い付けないのではないでしょうか。
ブログ一覧 | F1レース | 日記
Posted at 2023/06/17 06:21:37

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この記事へのコメント

2023年6月17日 14:55
戦闘機と対象速度は違えど、それを凌駕しているらしいですから、、、

いや、、、あまりに意味不明。最近親しみ覚えないのは、この意味不明な流体力学進化かも知れないです、笑

葉巻型12気筒に戻っても、それはそれで困惑しますが、笑
コメントへの返答
2023年6月17日 15:06
いつもコメントどうもです。

確かに空力の追求に関しては飛行機を凌駕している部分もありそうですね。

頂点を突き詰めて行くと重箱の隅をつついたような開発になるのでしょうが、もう一般人には理解不能なレベルに来ている気がします。
2023年6月18日 15:59
エアロダイナミクスは、コンピュータがシミュレーションを先進化させたおかげで大きく発展し. バージボードやフロアで空気の流れを制御するというのは、驚異的ですよね。ある意味 それは航空機を超える進歩かもしれません。

この分野を理解するためには、物理学、流体力学、コンピューターサイエンスなどの勉強が必要なんでしょうね。さらに、3Dプリンターをはじめとした製造技術の進化も確かに素晴らしいです。これらの技術は、エアロデバイスの製造を大いに進化させています。
それにしてもカッコ良いと思います。
コメントへの返答
2023年6月18日 21:04
確かにエアロダイナミクスはコンピュータのシミュレーションが発達したために長足の進歩を遂げた気がします。飛行機のように飛ばなくてもよい分制御がしやすいのかもしれませんね。

それにしてもこうしたシミュレーションや風洞実験でのデータが必ずしも速さに直結しない部分があるのもある意味面白いですね。今のF1はパワーユニットの差より空力の優劣で速さが決まるのでまだまだ色々な分野で進化がありそうですね。

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