みんカラで新車から1年経過してのインプレを募っていたようですが、ちょうど1年点検が終わった直後の不慮の事故によって一ヶ月入庫していた間に投稿時期が過ぎたようで(苦笑)、バナーが出なくなりました。せっかくなのでインプレしてみます。
ステアリングはやっぱり太いです。代車や試乗で他の車に乗ると「細いなぁ」と思ってしまうので慣れていない、というか諦めの境地ですね。ステアリングの滑らかさに関しても初代ミドリーヌ号には一歩及びませんが、それでも他車に比べると優秀です。本当にもうちょっとステアリングが細かったら…と思う事しきりです。
乗り心地は新車納車時よりも良くなりました。走行距離にして1万Kmを超えた辺りから徐々に良くなった感じで、ダンパーのフリクションが取れたような印象です。新車の時には「アルピナでもそれほど乗り心地が良いというほどでも無いので、これが2代目社長になったアルピナのセッティングかな?」と思っていましたが、現在ではかなり良好です。
エンジンは相変わらず絶品ですね。6気筒ディーゼルは滑らかでレブリミットまで素直に吹け上がり、エンジンサウンドも6気筒の良い音がします。普段乗りの低回転では十分に静かで振動もないので上質ですね。
燃費も相変わらず優秀で、高速道路に乗れば15Km/L以上は確実に走ってくれるので特に不満はありません。久しぶりの九州行きの途中で無給油で1000Km以上走れたのにはちょっとびっくりしました。初代ミドリーヌ号の2Lから3Lに排気量アップとなり、燃料タンク容量も61Lから59Lに減量となったので航続距離は大幅ダウンかと思いましたが、それほどでもありませんでした。やはり120Km/h巡航でも1500回転という最終減速比が効いているようですね。
高速道路走行に限らず普段は1500回転を下回って走っている事も多いですが、そこから少し踏み足してもすぐに強大なトルクが出るので、シフトダウンもせずにしっかりと加速してくれる点は本当に優秀です。
操作系は相変わらずで高速道路ではACCに頼って速度などはヘッドアップディスプレーを眺めていれば良いため、前方に集中出来て以前よりは眠気を催さなくなった感じです。
しかしカーナビは学習能力が無くて情報表示も足りないので使えません。この点に関しては国産カーナビは本当に優秀ですね。自宅に帰る際にも伊豆縦貫道を使わずに国道1号線の箱根峠回りでの熱海経由、といった考えられないコース表示を毎回するので(怒るのを通り越して笑えます)、自宅の代わりに近場で普段の帰り道を経由する目的地を設定しないと到着時間も読めません。iDriveで地図の拡大縮小がすぐに出来るところが唯一の利点でしょうか(笑)。
ヘッドアップディスプレーはステアリングのスイッチからオーディオの変更や選択も出来るため、あまり視線を移さずに操作出来る点は合格ですが、目的地を設定しても高速道路のSAや到達時間、距離などが表示されないので不満です。この点はメルセデスのARナビは凄いですね。
ヘッドライトは強力でアダプティブヘッドライトのおかげで夜道でもかなり使えますが、レーザーライトが効いているのかどうかは分かりません(爆)。
意外だったのがリアタイヤが2万Km走行してもまだ少し溝があるところで、トレッドウェア表示に偽りは無かったです。でも2万5000Kmは保ちそうに無いですね。見積もり取ったらリアだけ2本で25万円というあり得ない金額だったので、次からは迷わずミシュランのPS4Sか、PSS5待ちですね(苦笑)。
しかし、新車当時の微妙な固さも取れた事でBMW標準車に起因する馬鹿な点(太過ぎるステアリング、使えないカーナビ、シートの調節レバーが当たる、リアゲート開口部に水が溜まる…etc.)を除けばアルピナらしい上質さと速さがあります。このサイズでどんな道を走ってもストレスが無く駐め場所にも気を遣なくて済むのにスポーツカー並みの速さと満タンで800Km以上走れる足の長さ、ツーリングならではの積載性を兼ね備えているので、これ1台で済ますには本当にオールマイティです。
燃料ポンプの件ではケチが付きましたが、これで完調になったのなら向こう20万Km以上ノートラブルで走って欲しいですね。
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ALPINA D3S | 日記
Posted at
2023/10/03 06:26:09