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2023年06月20日 イイね!

大丈夫か、HONDA…転倒続きのMotoGP

大丈夫か、HONDA…転倒続きのMotoGP


F1ではレッドブルが快進撃中で2026年からはアストンマーティンと組んで復活予定のHONDAですが、2輪のMotoGPでは低迷していますね。



元々2020年のシーズン開幕後にディフェンディングチャンピオンのマルク・マルケス選手が転倒して戦線離脱、その後はマルケス選手の復帰が遅れたためにHONDAも低迷していましたが、本格復帰となった今シーズンもまだ復調とは言い切れない感じです。


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そのマルク・マルケス選手ですが予選では2位、スプリントレースでは7位だったものの決勝レースでは序盤に3番手争いをしていましたが16周目にあえなく転倒。負傷が無いのは幸いですがトップ争い中に転倒というレースを繰り返しています。


チームメイトのジョアン・ミル選手は金曜日のプラクティス2で転倒して右手小指を負傷して以後の走行は取り止めており、同じHONDAワークスのアレックス・リンス選手もスプリントレース4周目の8コーナーでクラッシュを喫して右足を骨折し、以後3レースは欠場予定です。


マルケス選手は以前からプラクティス中の転倒は多いものの負傷はしないのが常でしたが最近はレース中の転倒も多く、スズキからの移籍のジョアン・ミル選手やアレックス・リンス選手も転倒しているのでHONDAのRC213Vはかなりデリケートなマシンなのかもしれませんね。ワークスマシンの4台中3台が転倒というのはちょっと異常な気もします。


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それに比べると昨シーズンのチャンピオンの乗るドゥカティは安定しているようで、フランセスコ・バニャイア選手は前レースで転倒して右足首の距骨の骨折が判明しているにも関わらず、ポールポジションを獲得し、スプリントで優勝し、決勝レースで優勝していますし、表彰台も3台が独占しています。


以前はドゥカティと言えば直線は速いが癖のあるマシンで、天才肌?のケーシー・ストーナー選手を除くとチャンピオンを取って移籍したヴァレンティーノ・ロッシ選手、ニッキー・ヘイデン選手、ホルヘ・ロレンソ選手といった錚々たるメンバーもチャンピオン獲得はおろか数回の優勝に留まっていた事を考えると長足の進歩ですね。


最近はKTMも優勝争いに毎回絡んでいますが、この進歩は長年HONDAのワークスライダーとして活躍していたダニ・ペドロサ選手がテストライダーになって貢献しているため、というもっぱらの噂なのが皮肉ですね。


マルクス選手が予選では速さを見せているものの、彼の天才的なライディングで速さを引き出せていられるようで、本番のレースでは最後まで速さを維持出来ない危ういマシンになってしまっているようです。


ドイツGPでもマルケス選手は予選で2位だったもののプラクティス中の転倒で骨折が判明したため本戦レースは欠場し、HONDAワークスは中上選手1人のみの出走という異常事態でした。SUZUKIが撤退してしまって日本勢が寂しいですが、YAMAHAも含めて頑張って欲しいですね。
Posted at 2023/06/20 06:22:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2023年04月11日 イイね!

これは意外な技術転用ですね…Moto GPマシンのシームレスミッション

これは意外な技術転用ですね…Moto GPマシンのシームレスミッション

毎回結構楽しみにしており、電子書籍では無いので毎回紙の本で買っている2輪レーシングマシンの特集本「RACERS」ですが、今月号は800ccにレギュレーションが変わってからのHONDAのMotoGPマシンのRC212Vです。1000ccのV5から800ccのV4へとエンジンが変更になり、初年度の2007年はなかなか勝てなかったものの改良を繰り返し、2011年にケーシー・ストーナーがチャンピオンを取ったマシンです。




このマシンは開発中に4輪のF1マシンからの技術転用が結構あったようで、2年目の2008年からはバルブ駆動に金属バネでは無くエアバルブを使ったニューマチックバルブを使用して回転上限が2000〜3000回転上がり、かなりのパワーアップになったようです。


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そして2011年にはクラッチを切らなくてもシフトアップ/ダウン出来るシームレスミッションも採用されて更に戦力アップになっています。コーナリング中にもシフトチェンジが無理なく出来るのはある意味凄いですね。


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こちらもF1からの技術転用かと思っていましたが、そのルーツはなんとRN01から!!!でした。ここでびっくりした方は結構マニアかもしれません(爆)。なんでもF1用のシームレスミッションは油圧作動なためMotoGPのレギュレーションでは禁止されていて使えなかったそうです。ディレーラーが動かずにクランクのギアの方がシャフト上を移動するというところがポイントで、チェーンがいつも同じ平面でギアと噛み合っているのもアドバンテージのようです。


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このRN01はHONDAが開発したMTBでワールドチャンピオンにもなっています。バイクからヒントを得たようなツインチューブのフレームや、(自転車にお乗りの方なら分かると思いますが)ペダルを漕がなくても変速が出来るギアチェンジシステムなどが画期的でした。市販されたら是非買おうと思っていたのですが。


このMTBプロジェクトは2輪チームの有志で始めたのがワークスになったという、いかにもHONDAらしいものですが、折角ここまで仕上がっているのに市販化されなかったのはもったいないですね。ちょうどリーマンショックの時期だったようで、関係あるのかもしれません。


最近ではF1のエンジンでもMGU-Hの開発の際にホンダジェットのガスタービン開発チームからの技術供与で大幅な改善を果たして後のチャンピオン獲得につながったのは有名な話?ですが、こうした異分野からの援助が出来るのもHONDAの強みでしょうか。


それにしても、2輪と4輪の両方のレースで国際格式の優勝歴があるメーカーはHONDAとBMW、スズキ?くらいしかないのに自転車でもチャンプを取っているとは、HONDAってどれだけレースが好きな会社なんだって思いますね。
Posted at 2023/04/11 06:25:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2023年01月24日 イイね!

微妙に進化してますね…BIMOTAの新型センターハブステアリング

微妙に進化してますね…BIMOTAの新型センターハブステアリング

3年前にカワサキとコラボして復活し、TESI H2やKB4などを市販化したBIMOTAですが、昨年のモーターショーで新型のハブセンターステアリングシステムのコンセプトモデルを発表していたのですね。




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ハブセンターステアリングシステムは操舵部分とショック吸収部分を分離する事でブレーキング時の安定性やショックの吸収性を向上させるシステムです。通常のバイクのようにテレスコピックフォークが無いのが分かりますね。写真はTESI H2のカウルを外した状態です。


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これに比べると今回の新型TESI TERAコンセプトモデルではフロントの操舵系がシンプルになってハンドルから直結しているように見えます。


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ハンドルの切れ角も35度を確保しており、実用的な感じです。


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ホイールトラベルも前120mm、後ろは150mmで十分ですね。


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これと似たような操舵とショック吸収を切り離すフロントのサスペンションシステムとしてはBMWのパラレバー/テレレバーや


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HONDAがゴールドウィングに採用しているダブルウィッシュボーンがありますが、これらはフロントフォークに類似した部品を上下のアームで支えてダンパーと連結しています。フロントタイヤのハブは通常の構造のフロントフォークと同様の連結です。


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以前にもちょっと触れたワンオフのVツインマシンのブリッテンV1000もダブルウィッシュボーンのフロントサスでした。




これらのシステムに比べるとTESIのハブセンターステアリングシステムは操舵機能はフロントアクセル部分のハブが受け持っており、ハンドルからの操舵はリンクをいくつも(映像では六ヶ所に見えます)介しているために精度が要求され、きちんとメンテ、調整しないとステアリングフィールや操縦性に影響を及ぼしそうです。BMWやゴールドウィングはツーリングモデルなのと操舵系の軸周りが単純でリンクも少ないのでそこまでシビアでは無いのかもしれませんが、BIMOTAはスポーツモデルなのでちょっと不安ですね。


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今回のシステムはハンドルからアッパーアームへはリンクを介さずにステアリングヘッドの軸から直接に繋がっているので精度などは良いかと思いましたが、写真を良く見るとステアリングヘッド直下のリンクは軸の回転方向には影響なさそうですがちょっと不思議な構造をしていますね。市販時にはもっとシンプルになるのでしょうか。従来のシステムよりはかなり単純になりリンクも減ったので精度やフィーリングの向上が期待出来ますね。


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フロントのダンパーそのものは従来と同様にロワーアームからのリンクを介して車体後部に繋がっているようですが、こちらは作動性などに問題は無いのでしょうね。


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フレームのレイアウトからはステアリングヘッドがシートレールに比べて高い位置にあるので同じモーターショーで発表されたツアラーコンセプトのようなややマイルドなモデル用かもしれませんし、なぜかパイプハンドルなのでオフローダー用なのかもしれませんが、採用が楽しみですね。出来ればKB4のような軽量なモデルだと良いですね。
Posted at 2023/01/24 07:11:46 | コメント(6) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2022年11月07日 イイね!

マニアックな雑誌ですね…RACERS

マニアックな雑誌ですね…RACERS



2輪のレーシングマシンを特集する「RACERS」誌、いつも楽しみに読んでいるのですが、電子書籍ではないので毎号は買えないのが残念です(爆)。今回は以前乗っていて大好きなV4マシンだったので久し振りに買いました。




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市販車をベースにしたレーシングマシンなので最初はVF750Fに始まり、


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次はVFR750Fがベースになったのに続いて


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今度はレーシングマシン転用を考慮したVFR750R(RC30)がベースになりました。BIMOTAのような限定車とは違って国産のバイクでシングルシートは初でしょうか。この当時としては破格の148万円でしたが、限定1000台に注文が殺到して抽選販売になりました。結構な割合でプライベーターの参加レーサーになったようです。


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最終的にはRVF/RC45と変遷していきましたが、レギュレーションが段々厳しくなって改造範囲が狭まったきたのでベースマシンの進化もしていますね。当時としては珍しいインジェクション仕様です。

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HONDAのV4耐久マシンといえばプロアームと呼ばれた片持ちスイングアームに1本出しマフラーが典型的でしたが、マフラーは2本出しになり、最後の2年は通常のバイクと同じ両持ち式のスイングアームに変更されました。プロアームは鋳造部品なので剛性コントロールが難しく、片持ちなので左右のコーナリングフィールの違いを払拭出来なかったようです。


エンジンでは最初の1984年型RS750Rは127ps/7.7Kgmのパワー/トルクだったのが1999年のRVFでは191ps/9.38Kgmにまでパワーアップしたのは凄いですね。1000cc換算なら254psですから、後のMotoGPマシンにも匹敵しています。当時の500ccGPマシンのNSR500より馬力が出ていたようです。自然吸気なのにリッター当たり12.5Kgmのトルクが出ているのもビックリな気がします。2Lのエンジンで25Kgmのトルクならちょっとしたターボエンジンの数値ですね。


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そして次回号の予告を見たら、これがまたビックリのブリッテン!!…と言ってもマニアの方しか御存知ないかもしれませんんが(爆)。ニュージーランドのエンジニアが一から作り上げた完全オリジナルのマシンでデイトナで2位に入った事もある驚愕のバイクです。以前特集した長円ピストンのNRより更にレアなマシンです。こんな特集をしてくれるとはさすがRACERS誌…というか、ネタ切れなのでしょうか(爆)。今までは日本のメーカーばかりだったので取材もし易かった気もしますが、どこまで突っ込んだ記事になるのか、12月の発売が楽しみです。

Posted at 2022/11/07 07:25:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2022年08月16日 イイね!

モータースポーツも夏休みですね

モータースポーツも夏休みですね

世間はお盆で夏休みの方も多いと思いますが、猛暑の中でモータースポーツも夏休みですね。F1の後半戦も来週からですし。この暑さの中でレーシングスーツやツナギを着込んでのレースはさすがに辛いですね。



夏休みと言えば、この時期に行われているのが鈴鹿の8時間耐久レース、いわゆる「8耐」ですね。他のモータースポーツと同様コロナ禍で中止が相次いで、今年は3年振りの開催です。

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ここ最近はスーパーバイクで連勝中のカワサキやヤマハが8耐ではずっと勝っており、ホンダは優勝から遠ざかっていましたが勝利を狙ってフルモデルチェンジしたCBR1000RR-Rがやっと真価を発揮したようで今年はポールポジションからの優勝でしたね。


レースで勝つためにレギュレーションで許される上限のビッグボア、ショートストロークでサーキット専用の操縦性のようなバイクですが、市販車でも999ccで218psでています。2000cc換算なら436psですから、自然吸気なのにターボでフルチューンのAMGよりハイパワーですね。


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鈴鹿8時間耐久が始まった1978年に耐久レースで無敗を誇って「不沈艦」などと言われたホンダのRCB1000は満を持して参戦した8耐でリタイヤしてしまいましたが、1000ccの空冷4気筒で115〜120psくらいだったようなので現在の半分のパワーですね。


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1980年代は耐久レーサーだけではなくてGPライダーの参戦も多く、1985年にはケニー・ロバーツも参戦して話題になりましたね。現地で走りを見ていましたが、鈴鹿の1コーナーからS字にかけて毎週同じラインを同じフォームで駆け抜けていて感動した覚えがあります。最近はGPライダーの参戦があまり無いのでちょっと残念ですね。


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この頃はホンダのV4マシンのRVFが全盛を誇った時期でしたが、レギュレーションもTT-F1からSBKなどになって8耐用のスペシャルマシンが作れなくなってきてからはホンダの圧勝は見られなくなりましたね。車重もTT-F1時代は130Kg台の時期もありましたが、現在はレギュレーションで168Kgと30Kg以上重くなっているので、パワーアップの恩恵でしょうか。


1978開催のポールポジションは2分19秒23、周回数は194周だったのが今年のポールタイムは2分4秒934、周回数は214周(最多は2002年の219周)なのでかなり速くなっていますね。


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2003年に行われたMotoGPでのバレンティーノ・ロッシ選手のポールタイムは2分6秒838ですから、20年経って車重145Kgで240ps、V型5気筒のMotoGPマシンより速くなっているのですね。


車体が20Kg以上重くなっていてもタイムが約2秒速くなっているので、タイヤの進歩やら電子制御の進歩が貢献しているのでしょうね。


4輪の方では1987年初開催のF1日本GPでのポールタイムは1000psのマシンで1分40秒042、翌年685psに落ちたマクラーレンMP4/4でも1分41秒853なのでダントツに速く、2019年開催時には1分27秒064まで縮まってますね。1987年と2019年でパワーはほぼ同程度、車重は2019年の方が240Kgも重くなっているのにこれだけタイムが縮まるのはタイヤの進歩と空力の進歩が大きいのでしょうね。


昔からF1マシンはコーナリングで4Gもかかるので一握りのレーサーしか乗れない代物と言われていましたが、現在のレーシングバイクも市販車ベースでも実際のレースではバンク角が50度以上になっているので一般人には扱えないモンスターマシンになっているようですね。
Posted at 2022/08/16 12:06:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク | 日記

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