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2019年12月09日 イイね!

なかなか良いけれどディーゼルかなぁ…メルセデスE350e

なかなか良いけれどディーゼルかなぁ…メルセデスE350e

週末はひょんな事でメルセデスベンツEクラスのPHEVモデル(E350e)をお借り出来たので乗り回していました。




お借りした時点ではまだバッテリーの充電が足りなかったので、走行モードを「CHARGE」モードにして充電しながら出掛ける事にしました。


スイッチをオンにするとCHARGEモードなのでエンジンがかかります。2L4気筒エンジンですが、Eクラスから予想したほど静かではありませんでした。以前に試乗したS300hやS400dの方がずっと静かだったのは、やはりSクラスで格が違ったからでしょうか(爆)。


発進すると211ps/350Nmのパワーなので普通に気持ち良く走れます。BMWで言えば「30i」相当なので、Eクラスでも特に不満はありません。


ある程度充電出来たので「HYBRID」モードにすると、モーターアシストが加わります。アクセルを離すとエンジンは停止してコースティングモードになりますし、走っていて「あれ、静かになったなぁ」と思うとモーター走行になっていたりします。


高速道路に乗ってみてかなりアクセルを開けると、あまりスピード感は無いもののあっという間に(新東名高速の区間で)120Km/h出る感じで、穏やかですが良い加速です。


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神社のお参りに行く山道をモーター走行してみましたが、モーター出力は122psなもののトルクは440Nm出ているので、Eクラスの車体でも不足無い加速です。一般道の法定速度以内なら十分と思いました。


フル充電だとモーターのみで51Km走れるらしいですが、実際には75%充電の状態で表示は走行可能距離は22Kmくらいの表示でしたので、フル充電しても40Km走れるかどうかというところかもしれません。


ガソリンエンジンのサウンドがそれなりに聞こえてはいますが、急加速でも騒がしくはならず、その点では上級なEクラス、という感じです。やはりモーターのトルクが大きい分余裕があるのでしょうか。以前試乗した330eは急加速でエンジンが掛かるときの落差が大きくがっかりしたのに比べるとずっと上質で、740eと似た雰囲気でした。


途中の高速のパーキングで合流前にいきなり割り込んできた車があり、ブレーキを掛けましたが、その直後にシートベルトがぎゅっと締まって更に急ブレーキがかかりました。衝突回避システムが働いたのですが、自分の感覚より大事を取っている感じでした。さすがメルセデス。


結局下道を中心に140Kmほど走って給油量は14Lだったので街中走りで10Km/Lの燃費ならそこそこでしょうか。バイパスや高速道路を使えばもっと燃費は良くなりそうですね。


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懸念していたトランクスペースですが、バッテリーのための出っ張りは予想したほど大きくなく、5cm前後でした。これなら十分許容範囲だと思いました。


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ちなみに、東京モーターショーでチェックした「E350de」のトランクルームの方が、奥の出っ張りの高さが5cmくらい大きかったですが、この差は何でしょうか。この出っ張りはちょっと微妙ですね。エステートワゴンなら許容範囲でしょうか。


PHEV化する事で通常の4気筒モデルより300Kg程度重くなっていますが、本国のデータでは0-100Km/h加速が5.7秒とE200より2秒近く速くE450 4MATICより0.6秒遅いだけなので、速さ的には十分です。


充電環境のある方なら、ちょい乗りはモーターだけで済みそうなので有用ですが、普通に乗る分には300Kg重くなった車重を考えると通常の4気筒モデルでも良いのかな、とは思いました。


最近デビューした「E350de」はベースのエンジンがディーゼルのPHEVで、これなら普段乗りでも太いトルクですし、遠乗りしてもディーゼルの燃費の良さで航続距離が長そうです。本国の比較ではE350eより燃費が1.3倍くらい良いようです。加速もエステート版で0-100Km/hが6.0秒とそこそこ速く、6気筒ディーゼルのE350dより0.3秒遅いだけです。以前試乗したS300hに近いフィーリングなのでは、と思います。


個人的にはE350eよりE350de推しですが、トランクルームの出っ張りがどれだけ我慢出来るかがポイントかもしれません。本国にはセダンだけではなくてエステートワゴン版もあるので、是非そちらも導入して欲しいですね。
Posted at 2019/12/10 08:23:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2019年10月15日 イイね!

やっぱり軽さは正義…遅ればせながらアルピーヌA110試乗

やっぱり軽さは正義…遅ればせながらアルピーヌA110試乗


眼鏡が壊れたので修理に行くついでに、沼津のアルピーヌに寄ってA110の試乗をさせていただきました。さすがにデビューから半年以上経っているので時間が取れました。




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試乗車は軽量バージョンのピュアで、鍛造ホイールやバケットシート装備です。意外と乗り込むのは楽でした(爆)。ポジションもそこそこ合いましたが、個人的にはシートバックがもう少し起きているといいな、という感じです。後方視界はリアウインドーの上下幅が狭いのとエンジンカバーも見えるので結構狭いです。


エンジンをかけると爆音という程では無いですが、ちょっと元気。スポーツモードにするとさらに元気な音になります。スポーツモードはエンジンサウンドやシフトの回転数が変わるだけで、サスペンションの硬さやステアリングには変化が無いようです。


シフトレバーはなくて3つのスイッチからドライブを選んで発進です。さすがに車体が軽いので、ちょっとアクセルを踏んでも加速が素早いです。足回りは結構固めてある感じですが、車体剛性がかなり高いのか、ショックは素早く収束して不快ではありません。


近くの伊豆縦貫道をちょっと走らせていただきましたが、十分な加速で気持ち良いです。これだけだともったいないので、近くのワインディングに近い道も走らせていただきました。


ブレーキは結構踏力を必要としますが、それに応じてしっかり効く感じでブレーキのコントロールがしやすく、まるでバイクのようです。コーナリングのアプローチでのブレーキ解除がしやすく、この時点でとても好印象です。


荒れた道ではサスが硬めなだけに少し揺られますが、ショックは瞬時に収束する感じで、同じ道で乗ったG20型320iが「ちょっと揺すられて同乗者にはきついかな」と思ったのに比べると優っています。やはり軽さがものを言っているのでしょうか。


コーナリングもとても軽やかで、320iと同じスピードかもっと速くてもすんなり曲がります。コーナー脱出でトラクションをかけた時の曲がり感は320iの方があるのですが、アルピーヌの方が車体全体で軽やかに曲がっていく感触でした。もしかするともっとスピードを上げないと320iと同じ感触にならないのかもしれませんが、加速は鋭くて楽しいです。まあ、スポーツセダンと生粋のスポーツカーを比べるのが間違いですが、そういう意味では320iのレベルが高いとも言えます。


ディーラーの同乗の方がセンターディスプレーを色々操作してくれましたが、表示が物凄く多いです。水温、油温などは当然として、パワー、トルク、ターボのブーストに加え、ブレーキの踏力の表示やGメーターまで入っています。まるでF1のオンボード映像ですが、自分が運転していると見ている暇はありません(爆)。


ディーラーの方の同乗でもそこそこ飛ばした感じでしたが、Gメーターでは加速側が0.4G、ブレーキと左右コーナリングが0.5Gで綺麗な楕円を描いていました。まだまだ余裕がありそうです。


エンジンに関しては格段にパワフルとは感じませんでしたが、車体が軽い分加速はとても良かったです。パドルシフトのレバーはステアリングコラムに固定なので、ハンドルと一緒には回らないタイプでした。個人的にはステアリングと一緒に回るタイプの方が好みです。試乗車装着のタイヤはミシュランのPilot Sport4Sでしたので、条件を問わずにハイグリップで快適な乗り味の感じです。


1人でコーナーを走るのには最右翼に楽しい車だと素直に思いました。人によって好みはあるかと思いますが、パワーと軽さを両立させた良い車ですね。


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フロントのトランクは大きさはありますが、ちょっと深さが少ない感じです。


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リアのトランクは深さはありますが、前後の奥行きがやや短くて開口部が狭いので大きな物は入れにくそうです。ミッドシップエンジンの関係でそれなりに(トゥインゴよりも)暖かくなるようです。この車の用途からすれば前後の容量で十分でしょうか。


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店内に置いてあった車はやや豪華装備のリネージでした。こちらはシートが調節出来るタイプです。ホイールは鍛造ではないのでやや重そうですが、その分やや細身にしてあるようです。


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前回見た時には普通のガンメタかと思ったのですが、BMWのブラックサファイアのようにパールが入っており、光が当たるとかなり綺麗です。定番のメタリックブルーも良いのですが、こちらのカラーも気に入りました。


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こちらのシートはリクライニングがダイヤル式の無段階調節で、乗り込ませていただきましたがポジションがぴったり合いました。見た目に反してクッションも適度にあり、長時間のドライブでも良さそうです。車内でも前後スライド長も結構あってシートもそれなりに倒せるので助手席なら楽も出来、個人的にはちょっと重くてもこちらのシートにしたいと思いました。


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エンジンカバーが外されていましたが、御覧のようにかなりのスペースと高さを取っているので後方視界があまり良くないのも納得です。


リネージの方が車重が20Kg重く、ホイールも鍛造では無いですが、シートの事を考えると個人的にはこちらの選択でしょうか。その内にハイパワーバージョン(292ps/320Nm)のA110Sも導入されるようですが、こちらにはオプションでカーボンルーフの装備もあるようです。個人的には調節可能なシートとカーボンルーフの装備でA110Sが欲しいかな、と思いました。


東京モーターショーで御目見え、との事でちょっと行く楽しみが増えましたね(爆)。
Posted at 2019/10/15 12:16:20 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2019年07月23日 イイね!

これで十分かも…メルセデスベンツA200dチョイ乗り

これで十分かも…メルセデスベンツA200dチョイ乗り

久し振りにメルセデスのディーラーにもお邪魔して、世間話のついでにA200dに試乗させていただきました。




エンジンをかけるとそこそこ静かです。CクラスやEクラスに搭載されている4気筒OM654エンジンのデチューン版のようです。


走り出すとAクラスの車重には十分なパワー(150ps/320Nm)なので十分な加速です。8速DCTだそうですが低速域でのギクシャク感もなくスムーズです。数値的にはBMWの「18d」と同じスペックですが甲乙付けがたい印象でした。


カーナビなどの操作系はコンソールにタッチパッドがあり、画面そのものもスマホのようにタッチ操作が効き、ステアリングホイールにも小さなスイッチがあって操作できるなど至れり尽くせりでしたが、きちんとマニュアルを読まないと難しそうでした(爆)。


近々セダンも出て来るようですが、十分な動力性能ですし、これで十分かも、という気がしました。


もうすぐFFになった新型1シリーズもデビューしますが、VWゴルフとの三つ巴になるのでしょうか。


ただ、1シリーズが最後発なのと、ディーゼルエンジンは3シリーズと一緒のツインターボ版のデチューン(150ps/330Nm)なので、レスポンスや燃費などは1シリーズが若干有利かもしれませんね。


後は、ドイツ本国でGシリーズのディーゼルモデルで「G400d」がデビューしたので、日本導入について聞こうと思ったら驚愕の事実?が判明しました。



現行のディーゼルモデルは「G350d」ですがあまりの人気で生産が追い付かず、現在注文しても2年待ち以上!!になるようです。納車期間が不明になっているので「納車はいつになるか分かりませんので」とほとんどお断りしているようですが、「それでも良いからお願いします」という方もいらっしゃるとか。


同じスタイル?のスズキジムニーも1年以上待ちとかいう話のようですが、人気が凄いのか生産が少ないのか、大変な話ですね。


Gシリーズも一番お手頃な「350d」でも1200諭吉近くするのに大人気とは、リッチな方が多いのでしょうか。現在試乗車も全国に数台しかないようで、現物を見ずに注文するしかないようですね。


雑誌などでは色々特集されて持ち上げられている印象がありますが、いざディーラーに行ってみたら「最低2年以上、いつになるか分かりません」と言われたらがっかりですね。このケースに限らず、どうもメルセデスの車は発表と同時にかなりの注文が殺到して年内の生産分はすぐに完売になる事が多いようなので情報収集が大切ですね。実際に試乗してから、と思っていると何年後になるか分からないようです(爆)。
Posted at 2019/07/23 12:10:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2019年07月22日 イイね!

やっぱり買いでした…320d xDrive再試乗

やっぱり買いでした…320d xDrive再試乗

題名と写真が食い違っていますが(爆)、先日行ったディーラーさんの試乗記念グッズに惹かれて再度お邪魔してきました。



前回は320d xDriveの試乗がバイパスでのほぼ直線での試乗だったため、今回は320iを乗らせていただいたワインディングで乗らせていただく事にしました。


前回の試乗と全く同じお車ですが、一ヶ月以上経っているのでほぼ慣らしの距離は過ぎている感じです。エンジンを掛けるとカラカラ音はやや低くなったものの聞こえます。


早速お山の方へ出掛けて乗ってみましたが、前回の印象から予想したよりずっと加速が良いです。トルクも太い上に開け始めのレスポンスも良く、おまけに4駆なので、320iに比べるとかなりのダッシュ力です。


ディーゼルの特徴である「いつでも有効なトルクがアクセルコントロールで呼び出せる」点や、「タイトなコーナーや見通しの悪いカーブからの立ち上がりでもレスポンス良く加速出来る」利点が遺憾なく発揮された感じで文句なしに楽しいです。


こうしたシチュエーションでは、ツインターボ化したメリットがあるようで、性能曲線に現れない部分でのレスポンス向上を体感しました。


バイパスでそこそこスピードが上がっている状態ではこうした特性は感じにくいので、xDrive化による重量増し(1680Kgらしいので、ガソリン車から60Kg増しくらいでしょうか)のデメリットと相殺されて高回転での伸び以外では明らかなメリットは分かりにくかったのですが、今回320iと同じワインディングを走って比較してみたら優位が感じ取れました。


重量増しを考えてもF30の320dよりもレスポンス、トルクともに太い感じでしたので、新規購入でなくてもF30からの箱替えもおすすめかなぁ、と思いました。



ちなみに、今回のエンジンから搭載されたツインターボはこんな構造のようです。下のミドリーヌ号のターボに比べるとコンパクトになっており、色々進化している感じですね。




こちらは初代(4気筒)ALPINA D3BiturboのN47エンジンに搭載されたツインターボです。ボルグワーナーの「r2s」というシステムですが、名称が同じだけで各メーカーで仕様や構造はかなり異なるようです。



ちなみにこちらはメルセデスベンツの4気筒ディーゼル用の「r2s」ターボチャージャーですが、かなり構造が違う感じです。

現状でも十分パワフルな320dですが、更に本国仕様の「25d」チューン(231ps/450Nm)はECUチューンの変更だけで済むと思われ、さらにパワフルで4気筒ディーゼル勢では文句なしにトップの楽しさになると思われます。


これならツーリングのG21が出た時にミドリーヌ号からの箱替えでも良いかなぁ、と思いました。


他の試乗もお願いしましたが、生憎X3-M40dは出払っていたので、同じ直列6気筒ディーゼルのX5-35dに同じ道で乗らせていただきました。


外から見ても大きいですが(幅は2005mmなので多分BMW車では最大です)、車内に乗り込んでも広々していてゴージャスです。エンジンをかけると静かです。


さすがにコーナリングでは車体の大きさと重さがあって軽々と振り回せるという感じではありませんでしたが、スポーツモードで踏み込むとあっという間に5000回転まで吹け上がって痛快です。この辺りはツインターボディーゼルでなくても6気筒のメリットだと思いました。上質でパワフルで、ガソリンと比べても選択する価値があると思います。


幅と大きさ、重さを考えると購入の選択肢には入りませんが、このエンジンは優れものですね。


ついでに(爆)、X3-20d XDriveも同じコースで試乗させていただきました。幅が1890mmなのはセダンの5シリーズより広いのですが、X5から乗り替えるたので大きさは感じませんでした。


320dと比べると車重が100Kg以上重い?のとエンジンはシングルターボなので加速はややマイルドでしたが、SUVを感じさせない走りでした。これが6気筒ツインターボのX3-M40dならかなり痛快でしょうから、楽しそうだと思いました。現状でも十分魅力的ですし、LCIで新型ツインターボが搭載されたならもっと楽しそうです。


3台を同時に乗り比べると、さすがに320d xDriveの速さと楽しさが際立っていましたが、X5、X3でも十分に楽しかったので、いままで食わず嫌いだったX3-M40dも箱替え候補にありかも、と思いました。ただ、それならXD3の方が…という欲も出てきますが(爆)。

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試乗記念にいただいたグッズですが、シガーソケットに差し込むタイプのUSB充電器で、両側に2カ所充電ソケットがあります。

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ソケットに差し込む先は実は中が尖っており、緊急時にガラスを割って脱出するために使えます。

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更に、裏側のクリップ状になった部分の内側は刃物になっており、シートベルトを切断するツールになるという一石三鳥?のお役立ちグッズでした。こんなのあったら良いな、と思っていましたが(活躍されても困りますが)ありがたいグッズでした。
Posted at 2019/07/22 17:24:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2019年06月10日 イイね!

ちょっと微妙か、朗報か…320d xDrive試乗

ちょっと微妙か、朗報か…320d xDrive試乗

近所のディーラーさんを開拓しようと思って少しばかり遠出したところ、G20型の320d xDriveの試乗車があったため、すかさず乗らせていただきました。



試乗車は標準のグレードで18インチタイヤの車両でした。乗り込んでエンジンをかけると…微妙にカラカラ音がします。気になるほどではないですが、明らかにディーゼルと分かる音質です。試乗車はまだ走行距離が900Kmでしたので、今後改善していくかもしれません。


同乗のお店の方が「エンジン回していただいて結構です」と仰るので(爆)、お店の近くのバイパスに登ってからは遠慮無く踏ませていただきました。低速の立ち上がりは現行F30型の320dと大差無く、パワーも190ps/400Nmですから変わりが無くても納得です。

アクセルを多めに踏み込んでもトルクやパンチの差はF30型と変わりは無いか、逆におとなしい感じでしたが、スピードの乗りは良いので、4輪駆動化したためにスムーズな加速になっているのかもしれませんね。


高回転まで回させていただきましたが、アクセルを多めに踏み込むと4500回転以上でシフトアップします。この点に関してはF30型より高回転まで回る感じで、ツインターボ化したメリットが出ている感じがしました。

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エンジンルームを拝見しましたが、エンジンカバーが更に素っ気なくなっている感じで(爆)、ツインターボかどうかは良く分かりませんでした。


比較のために320iにも試乗させていただきました。こちらはMsportですが、ファストトラックパッケージ装備車ではないのでアダプティブMサスペンション未装着の車でした。


こちらもバイパスに乗らせていただきましたが、車線変更をした時にちょっとしたトラブルが。私は普段ウインカーを出して3回ほど点滅してから車線変更を始め、変更するとほぼ同時にウインカー解除するの(これでウインカー点滅は5、6回くらい)ですが、その時にかなりの勢いでハンドルが取られて一瞬ヒヤッとしました。どうやらレーンキープアシストが車線逸脱と勘違いして強制ハンドル操作をしたようです。いつものペースでやるとこんな状況もあるので、しっかり車線内に入ってからウインカーを解除しないと思わぬ事故の元かな、と思いました。時たま1回だけウインカーをだして車線変更する人を見かけますが、このシステムだとハンドルを取られたり、車線を戻されたりするかもしれませんね。要注意です。


レーンキープアシストはもちろんシステム設定で解除出来るのですが、運転中に呼び出すのは難しいので、予め決めておいた方が良さそうです。最新の車だと色々操作する部分が多いので、事前にしっかり把握しておかないといけないですね。


肝心の動力性能は、320d xDriveと比べるとやはりトルクは細いので、個人的には320d xDriveの方が良いかな、と思いました。


ついでに近くのやや細い道で乗り心地など試させていただきましたが、Msportの標準サスペンションだと大きな段差や道の荒れたところではかなりのショックが来る場合もあり、飛ばしている時は特に不快と言うほどではないですが、アダプティブMサスペンションのコンフォートモードの方が良いかな、と思いました。試乗車は3000Kmほど走行しているのでそれなりにサスペンションは馴染んでいると思いましたが、そういう意味ではMspotならファストトラックパッケージ装備車の方が良さそうです。ただ、そうすると19インチでブレーキも重くなるのでちょっと微妙ですね。ここまで行くと330iの方が良さげに思えてしまいます。そういう面では、初期型320iを購入された方はECUチューンで手軽に330iに出来るのでお得ですね(爆)。

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また、タコメーターが逆回転になったため見にくくなったと感じていましたが、他にも理由がありました。写真はコンフォートモードのメーターですが、回転計の指針が針表示になっています。これだと回転方向が逆ではあるものの以前のメーターのような感覚で視界の端で見ていても何となく様子が分かる感じです。

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ところがスポーツモードにすると、回転計の表示が針ではなくて細いバー表示のようになるため、メーターをガン見しなければ分かりにくい事に気が付きました。個人的には結構見にくくて困る感じです。ヘッドアップディスプレーですとスポーツモードだと速度表示の上にバー表示で回転計が表示されるので、スポーツモードで山道やマニュアルシフトで走るならヘッドアップディスプレーは必須だなぁ、と思いました。


ところで、試乗した範囲でF30型320dとG20型320d xDriveの比較をすると、動力性能的にはほぼ互角か、わずかにG20型がおとなしい(スムーズ?)という印象でした。G20型になって車体は55Kg軽量化された、というのが売りの一つのようですが、4駆化する事で90Kg近く重くなるため、(まだカタログでの正式データはありませんが、本国仕様では330iよりも70Kg重いです)日本仕様でもF30型320dよりも30Kg〜50Kgくらい重くなる気がします。

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いつも大変お世話になっているこの方に今回もグラフを作っていただきましたが、F30-32dとG20-320dではパワーは190ps/400Nmと同一ですので、普段乗りではほとんど差は見つけられないか、車重が重くて4駆な分G20-320dの方がおとなしく感じるかもしれませんし、燃費もわずかに悪化している可能性もあります。


ただ、低速トルクの始まりがわずかに太っているのと高回転側でのトルクの落ち込みが少なくなっているのはツインターボ化したメリットのようです。データ的には変わりませんが、新しい排ガス規制をクリアーした上でですから、実質的にはパワーアップなのでしょうし、厳密に比較すれば実際の運転では低速側も高速側もややパワーやトルクが増しているのだと思います。特に4000回転のパワーピークを超えてからの落ち込みが少なく、我が家のミドリーヌ号(ALPINA D3Biturbo)と似通った曲線になっているので、高速側でパワフルになっている可能性大です。


更に個人的に大きなメリットと感じているのが、今回ツインターボ化された事で本国仕様にはある「25d」と同一のエンジンになったと思われる事です。今までは4気筒ツインターボディーゼルは最上級の「25d」だけだったのが今回「20d」にも採用された事で、初期日本仕様の320iと同じく、ECUチューンだけで「25d」と同じパワー、トルクが得られる可能性があります。


本国のX1は最近LCIが行われましたが、この「X1 xDrive25d」(グラフは2018年版です)の縦置きエンジンと同一という事なので、4駆化の重量増しを補ってプラスアルファのパワフルさになると思います。その内本国では「325d xDrive」としてデビューすると思われますが、日本でもやっとこのエンジンと同等の性能が得られる可能性が出て来た訳で、朗報だと思います。


全く新規で購入される方や、F30前期型(N47型)からの買い換えを考えている方に対しては新型320d xDriveは文句なしにおすすめですが、F30型後期(B47型)の320dに乗っていらっしゃる方は時期的に買い換えを検討されているのでなければ様子見か、実際に試乗されてしっかり確かめてからの方が無難かもしれないと個人的には感じました。これが後輪駆動の320dだったらもっと良いなぁ、と思います。


ミドリーヌ号との比較では、素のままの320d xDriveなら(ツーリングだと更に重くなるので)まだ買い換える必要無し、と思いましたが、ECUチューンを前提にするなら箱替えもありかな、という印象でした。
Posted at 2019/06/10 13:02:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記

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何シテル?   08/17 07:20
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