お察しの通り、KELLENERS SPORTのディーゼル用チューニングモジュール、つまりサブコンでした。間違いなく、本邦初登場でしょう。
D3君は折角?インタークーラーを大容量のものに交換していたので、もう少しパワーアップ(というかトルクアップ)したかったのですが、対応するものが有りませんでした。
VW系で評判?のBluefinも試してみましたが、「対応しています」との日本代理店の言葉とは裏腹に、データの吸い取りは出来るものの書き換えは出来ず、クラッシュ寸前…Superchips社の本国の担当者とつたない英語でやり取りした挙げ句、対応していない事が判明して送り返す始末に(日本代理店の方、きちんと確認してから輸入して下さいね)。
どうやら、D3以降のBOSCHのECUは書き込みにプロテクトがかかっているため、OBDポートからのデータリマップは出来なくなっているようです。
もちろん、ECUユニット自体をはずして端子から直接書き込みという方法もあるのですが、リスク大き過ぎ。
という事でサブコン形式のモジュールをKELLENERS(燈台下暗しで、なんと自宅から歩いて30秒!)の社長さんに探してもらって、やっと届いたのが、この黄色い箱です。
サブコンなので、センサーに割り込ませて作動するタイプですが、ガソリンエンジンと仕様が違うようです。ガソリンエンジンですと、エアフローセンサーとブーストセンサーの二カ所に割り込みケーブルを設置しますが、
写真のように、ディーゼルの場合には、ブースト圧センサーは共通なようですが、他にはコモンレールセンサー(高圧インジェクターのセンサーでしょうか)と、なぜかカムシャフトのセンサーにもケーブル接続が。かなり作動原理が違いそうです。それにしても、エンジンカバーをはずすと配管ばっかりでディーゼルエンジンは見栄えが良くないですね。
装着してみた後で、今度はチューニングレベルの設定を。ややピンぼけですが、モジュールの横っ面にあるダイヤルをドライバーで回して調整します(「ポジション8」になっているのが分かるでしょうか)。標準では「ポジション6」ですが、我が家のD3君はインタークーラー交換しているので、もうワンランク進んだ「ポジション7」から始めてみました。
走りはどうかというと、「ちょっとだけ元気になったかな?」という感じで、オーナーなら分かる程度。体感的には1割前後のトルクアップ?という感触でしたが、またまた燃費はよくなりました。
大事を取ってこの状態で長崎を往復して(爆)何の問題も無かったので、次は「ポジション8」にトライ(笑)。
今度は明らかにパワフルになりました。同じアクセルの踏み具合でも、今までなら2000回転くらいまで吹かす積もりが、軽々と2500回転まで上がってしまうので、その分アクセルを緩める感じで、普段普通に走る状態ですと、アクセル開度は1/10以下といった感じで、数mm踏めば事足ります。
体感的には2割以上トルクがアップした感じなのに、更に燃費もよくなって、平地でのアクセル一定走行なら25Km/Lくらい走っている感じ…長野方面への下道を250Km走って(爆)、16Km/L走っちゃっているので燃費向上は間違いなさそうです。
本国デビューの525dにパワーも燃費も負けたのでちょっと悔しかったですが、逆転したかな(笑)?
Posted at 2011/10/26 13:33:41 | |
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ALPINA D3 Biturbo | 日記