と言いながら、なぜか写真は新型Infinity Q50のものですが、レクサスの新型ISを見てデザインが気になったので考えてみました。
こちらの記事にF30型のM Sportとの比較写真が乗っていますが、正面から見るとかなりの違いに感じます。レクサスのスピンドルグリルが好きな方は3シリーズは選択しないでしょうし、BMWが好きな方にはこのフロントマスクは抵抗感があると思います。なにか、は虫類か変な虫みたいに見えてしまいます。
斜め前から比較すると、グリルからライトへの面が強調されて変な感じに思えます。比較的まともに見えるアングルもありますが、ヘッドライトとLEDのスモールライトを独立させた分面の繋がりが不自然になって、見方によってはかなり醜く感じて個人的にはちょっと無しかな、と思えます。自慢のスピンドルグリルも、すぐ脇のインテークのラインが邪魔をしており、これも見るアングルによっては凸凹して変ですね。これに比べるとF30、Infinity Q50は素直に格好良いです。
真横から比べるとフロントのあくの強さは出てこないので、無難な感じです。もともとISはグリーンハウスが上下に狭くて個人的には好みでは無いのですが(爆)、これなら許せます。
ちなみにInfinity Q50はこんな感じでややエレガントで曲面が綺麗ですね。リアドア後端の処理がちょっと馴染めませんが、許容範囲でしょうか。
そして斜め後ろからのアングル。多分テールランプやバンパーからの流れを強調するデザインになっているためだと思われますが、ISはサイドシルからのうねりがリアドアの下端を一部分持ち上げた上に、ホイールアーチのラインをぶった切っています。個人的にはこれは醜いデザイン処理だと思います。おまけに、(これは実用上では歓迎ですが)ドアの下端が低いためにボディサイドの面処理がのっぺりして魅力に欠けます。F30とは大差が付いているように感じる部分です。
Infinty Q50も、このアングルからでも適度にマッチョで格好良いと思います。
そして真後ろから見ると…個人的にはこのお笑い顔はちょっと勘弁です。
新しくアイデンティティを確立するためにデザインアイコンを設定するのは良い試みとは思いますが、フロントのアグレッシブなスピンドルグリルに全体がマッチしていないと感じるのは私だけでしょうか。何年このデザインが保つか楽しみです(爆)。
新型クラウンも(
始めから問題外の車種なので敢えて評価する必要もないですが)、若い方向けにアピールしたのが裏目に出ている気もします。アウディのシングルフレームグリルも数年で宗旨替えしましたが、どうでしょうか。
大体、ピンクのクラウンだとか、シャア専用オーリスだとか、最近のトヨタは車の本質とは関係ないところで話題造りをしているように感じますし、そんな車が魅力的とは到底思えません。
もちろんデザインの好みは人それぞれなので気に入った車があればそれが良いと思います。例えば、私の好みではありませんが日産のジュークはデザイン的には非常に評価しています。個性的なデザインが悪い訳ではありません。
しかし、元々万人向けで車の味わいには乏しかったトヨタが外見のデザインだけアグレッシブになっても、余計選択肢を狭めるだけではないでしょうか。
マツダのアテンザも素直に格好良いですし、現在のトヨタのデザインは奇をてらうばかりに日産やマツダに置いて行かれているように思うのは私だけでしょうか。
ちなみに、
こちらの記事ではF30型3シリーズとInfinity Q50(次期スカイライン)の比較写真を載せていますが、クリーンなラインのF30と有機的なラインのQ50で好対照ですね。こういう感じでデザイン勝負をして欲しいと思います。
本当はHONDAのファンなんですが、中々魅力的なデザインが出てこないですね…欧州CIVICなんか格好良いのですが。
Posted at 2013/01/17 13:17:36 | |
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