
最近は車の話題もあまり無いですし、新型コロナウイルス肺炎がらみで遠出もちょっと危険な気がするので滅入りますが、これから来そうな車の妄想でも。
昨年フランクフルトモーターショーで発表されたG20型ベースの新型ALPINA B3、そろそろ生産に入るはずが新型コロナウイルス肺炎のあおりで頓挫しているかもしれませんが、デビューは近そうです。しかし、ディーゼル版の「D3」は全然発表が無いですね。

発表当時の海外の記事には新型B3はX3M/X4Mに搭載されており次期M3/M4にも載ると思われるS58型エンジンを積んでいる、との報道がありました。「本当かな?」と思っていましたが、JAIAの試乗会での発言ではどうやら本当らしいです。
そうすると新型B3は462ps/700Nmとハイパワーなものの、S58エンジンのチューン違いという事なのでしょうか。ALPINA独自の工夫はされているのかもしれませんが、基本は同じエンジンのようですね。本当は点線のようなパワーカーブなのかもしれませんが、もうひと頑張り欲しいですね。
先日
試乗して感動したXD4もパワーは凄かったですが、こちらのエンジンもドイツ本国では「50d」として色々な車種に載っているエンジンです。もちろん日本に導入されているのはXD4のみですが、こちらもチューン違いという感じです。また、このモデルは北米生産なのでアルピナブルーやアルピナグリーンの設定は無いですし、室内のトリムもアルピナ独自の物は選べない感じです。北米の工場でどこまでアルピナクオリティで生産されているのか、個人的にはちょっと微妙ですね。
それに比べると、以前のALPINAはとんがったモデルが多いような気がします。
昔からのALPINAを御存知の方だと、E36の3シリーズにV8を載せてしまった
B8 4.6は印象的なモデルかもしれません。
良くこのエンジンルームに4.6LのV8が入っているなぁ、という感じですね。
他にも、E39の5シリーズにツインターボディーゼルを搭載したD10 Biturboなど、ALPINAならではのモデルが結構ありますね。
他のモデルでもBMWの標準車よりも排気量が大きかったり、S型エンジンを搭載しているのにモディファイしてあったり、とALPINA独自のものでした。車体もホワイトボディに補強の溶接が追加されていたり、とかなり違ったようです。
我が家のミドリーヌ号(D3Biturbo)も4気筒として初めてツインターボディーゼルを搭載したモデル(本国の123dは実はALPINAの開発のようです)で、当時は6気筒ディーゼル並みの性能でした。
それに比較すると、最近のALPINAはBMWの標準車とエンジン的には大差無いモデルが多く、明確な性能差というほどのアドバンテージが無い印象です。
実際に乗ってみるとエンジンの緻密さ、乗り心地の滑らかさなど、ALPINAならではの性能は実感出来るのですが、以前のような突き抜けたモデルもあっても良いのかなという気がします。
最近はALPINAはBMWの開発センターのような役目も分担しているらしいので、両社の協働の結果として高性能エンジンを出しているのかもしれませんが、もう少しALPINA独自のモデルも期待したいです。
その内デビューすると思われる新型D3にしても、既にBMWの標準車で
M340d xDriveが出ており、こちらは340ps/700Nmとスペック的には日本仕様のD5SやXD3を凌ぐものになっています。もちろんこの性能は当然上回ってくると思われますが(360ps/720Nmくらいは欲しいですね)、明確なアドバンテージは無い気がします。
もちろん、3シリーズにも5シリーズにも日本仕様には6気筒ディーゼルは搭載されていないのでALPINA独自のモデルとは言えますが、G20型は4駆化で重くなっているので、F30型D3Biturboのようなビックリするようなディーゼルモデルを期待したいですね。本当は左ハンドル限定で構わないのでクアッドターボを搭載してくれれば良いのですが。皆さんのお声次第で導入されるかもしれないので(数十人集まれば良さそう?)、応援よろしくお願いします(爆)。
Posted at 2020/04/01 17:20:22 | |
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ALPINA D3 Biturbo | 日記