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2023年04月26日 イイね!

こんな手があったとは…ディーゼルで2ストでロータリー?

こんな手があったとは…ディーゼルで2ストでロータリー?

先日MX-30 e-SKYACTIV R-EVの発電用として復活したマツダのロータリーエンジンですが、世の中にはこんなアイデアのエンジンもあるのですね。アメリカの「Liquid Piston」という会社のロータリーエンジンですが、210ccで25馬力、従来型のエンジンと比べてなんとサイズと重量を80%削減出来るそうです。



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マツダのロータリーのヴァンケルエンジンに比べて色々利点があるようなのですが、この図からだとあまり実感出来ません。「ヴァンケルエンジンとはひっくり返し」という構造がどういうものなのかというと、


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実物では、マツダ方式のロータリーエンジンはマユ型のハウジングの中を三角形のローターが回って赤線で示したアペックスシールはローターの角に付いていますが


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Liquid PistonのX-engineは逆にローターがマユ型をしていてアペックスシールはハウジング側に付いています。


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そして、ローターの内側から吸気をして


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排気も逆の面のローター側からという構造です。


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ローターが回りながら吸気をして


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圧縮をしていく行程は従来のヴァンケル型と一緒ですが


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燃焼過程は燃焼室が球形となっていて有利なようですね。圧縮比も高く出来るようです。


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膨張はマツダ型のヴァンケルロータリーと同様で


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排気は吸気とは逆の面からです。



こちらの動画を見た方が分かりやすいかもしれません。


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この燃焼システムは従来のオットーサイクルやディーゼルサイクルより効率が良いらしいです。


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吸排気系が内側になっているためにエンジンがかなりコンパクトになっているようですね。この例では70ccと小排気量ですが自然吸気で5馬力出ていればそこそこでしょうか。

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確かに同じ用途を想定しているホンダの50ccエンジンと比べると遥かにコンパクトですね。


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ディーゼル版の方は自然吸気なのに750ccで50馬力出ていれば立派だと思います。こちらはインジェクターが真ん中付近に3本まとまっていますね。ディーゼル仕様なので圧縮比は16〜26となっていますが、現実的には16でしょうか。


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こちらは発電用を想定しているようで軍用の移動発電機にするとこれだけコンパクトになるようです。


ローターの中に排気するのはどうなのかな、と思ったりしますがさすがに自動車用には採用されないでしょうか。採用されてもマツダのような発電用になると思いますが、まだまだロータリーエンジンにも使い途があるようですね。
Posted at 2023/04/26 07:29:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | くるま | 日記
2023年04月18日 イイね!

据え切りする?しない?…ミドリーヌ号のパワステについて

据え切りする?しない?…ミドリーヌ号のパワステについて


12年、24万Kmを走破しても滑らかなステアリングの手応えをずっと維持していた初代ミドリーヌ号ですが、最近D3Biturbo乗りの方から「異音がするのでパワステオイルの注ぎ足しをしようと思いますがオイルリザーバータンクは何処でしょうか」とメッセをいただきました。



ちょっと調べてみるとE90のパワステオイル漏れは良くあるトラブルのようで、オイルポンプやホースの交換例の記事を見かけます。しかし、我が家のミドリーヌ号は確か電動パワステだったような…。


いろいろ調べてみると、E90は後期型から電動パワステになったようです。国産車のようなコラムモータ式EPSではなく、メルセデスベンツやVWのようなデュアルピニオン式とも違ってポルシェと同様のラック軸平行式EPSという形式のようです。


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ラックアシスト式EPSの場合は、タイロッドを介してステアリングラックに生じた摺動力(ラックを推す力)を、ステアリングラック軸上に設置したアシスト装置で受けることで、高い剛性感をもたせられ、センシングをするステアリング操作軸とモーターアシスト軸の2つに役割を分離できるので、フリクション低減と、スムーズなトルク伝達ができるようになって油圧式パワステのフィーリングに近付いたようです。


国産車ではやっと2017年になってレクサスLCにJTEKT〔ジェイテクト〕製のラックパラレル式EPSが初めて装着され、RAV4やハリアーにも採用されているようで、フィーリングの向上に役立っているようですね。


初代ミドリーヌ号に乗っている当時は油圧パワーステアリングと比べても遜色無く滑らかな手応えで箱替えまでずっと良好なコンディションを維持していましたし、新ミドリーヌ号は4駆になった分ステアリングの手応えは一歩譲る感じなので、本当に初代ミドリーヌ号のステアリングフィールは秀逸でした。


実際に何処までアルピナとしての作り込みがなされているのかは不明ですが「公差ゼロを目指した車造り」という意味ではステアリングのフィーリングについてもアルピナならではの上質さが実現されていると思います。


しかし、標準のBMW E90型3シリーズは後期型の電動パワステもステアリングラックなどが壊れるトラブルが出ているようで、油圧から電動になってメンテナンスフリーになった訳でもないようです。


そこでちょっと思い当たったのが、私の普段の主義としての「ハンドルの据え切りは極力しない」という運転スタイルが関係しているのでは、という点です。


油圧ステアリングですとハンドルの据え切りはエンジンがアイドリング状態ですし、タイヤが静止状態なので一番パワステに負荷をかける行為だと思いますが、電動パワステになればエンジン回転には関係無いので少しは負荷軽減になっているかもしれません。


それでも据え切りでのハンドル操作は(頻度にもよりますが)ステアリング系に負荷をかけているのでしょうね。負荷の差としては大した事はなくても、12年、24万Kmも乗っていればトータルでかなりの蓄積になったのかもしれませんね。


私の場合は変な路地や駐車場に入ってドツボにハマった時以外は据え切りをしていないので、頻度にすると年に1、2回くらいで、初代ミドリーヌ号では12年の通算で20回くらいでしょうか。


新ミドリーヌ号に替わっても、走行15000Km時点で据え切りはまだ1回で、今年は幸いまだしていません(爆)。多分、ディーラーさんやショップさんに預けた時や友人に乗ってもらった時の据え切りの回数の方がずっと多いはずです(苦笑)。


もしかするとエンジンの慣らしと同様で、ステアリングも滑らかに操作する事で作動面も滑らかになってフィーリングが向上するのかもしれませんね。


そういう意味では、アルピナに相応しい運転をしていれば極上のステアリングフィールを維持出来るのかもしれませんね。中古のアルピナでステアリングフィールが良くなかったら、それは前オーナーさんが(以下自粛)。
Posted at 2023/04/18 00:03:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | ALPINA D3 Biturbo | 日記
2023年04月11日 イイね!

これは意外な技術転用ですね…Moto GPマシンのシームレスミッション

これは意外な技術転用ですね…Moto GPマシンのシームレスミッション

毎回結構楽しみにしており、電子書籍では無いので毎回紙の本で買っている2輪レーシングマシンの特集本「RACERS」ですが、今月号は800ccにレギュレーションが変わってからのHONDAのMotoGPマシンのRC212Vです。1000ccのV5から800ccのV4へとエンジンが変更になり、初年度の2007年はなかなか勝てなかったものの改良を繰り返し、2011年にケーシー・ストーナーがチャンピオンを取ったマシンです。




このマシンは開発中に4輪のF1マシンからの技術転用が結構あったようで、2年目の2008年からはバルブ駆動に金属バネでは無くエアバルブを使ったニューマチックバルブを使用して回転上限が2000〜3000回転上がり、かなりのパワーアップになったようです。


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そして2011年にはクラッチを切らなくてもシフトアップ/ダウン出来るシームレスミッションも採用されて更に戦力アップになっています。コーナリング中にもシフトチェンジが無理なく出来るのはある意味凄いですね。


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こちらもF1からの技術転用かと思っていましたが、そのルーツはなんとRN01から!!!でした。ここでびっくりした方は結構マニアかもしれません(爆)。なんでもF1用のシームレスミッションは油圧作動なためMotoGPのレギュレーションでは禁止されていて使えなかったそうです。ディレーラーが動かずにクランクのギアの方がシャフト上を移動するというところがポイントで、チェーンがいつも同じ平面でギアと噛み合っているのもアドバンテージのようです。


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このRN01はHONDAが開発したMTBでワールドチャンピオンにもなっています。バイクからヒントを得たようなツインチューブのフレームや、(自転車にお乗りの方なら分かると思いますが)ペダルを漕がなくても変速が出来るギアチェンジシステムなどが画期的でした。市販されたら是非買おうと思っていたのですが。


このMTBプロジェクトは2輪チームの有志で始めたのがワークスになったという、いかにもHONDAらしいものですが、折角ここまで仕上がっているのに市販化されなかったのはもったいないですね。ちょうどリーマンショックの時期だったようで、関係あるのかもしれません。


最近ではF1のエンジンでもMGU-Hの開発の際にホンダジェットのガスタービン開発チームからの技術供与で大幅な改善を果たして後のチャンピオン獲得につながったのは有名な話?ですが、こうした異分野からの援助が出来るのもHONDAの強みでしょうか。


それにしても、2輪と4輪の両方のレースで国際格式の優勝歴があるメーカーはHONDAとBMW、スズキ?くらいしかないのに自転車でもチャンプを取っているとは、HONDAってどれだけレースが好きな会社なんだって思いますね。
Posted at 2023/04/11 06:25:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2023年04月06日 イイね!

やっと出るのですね…ミシュランの新型パイロットスポーツ

やっと出るのですね…ミシュランの新型パイロットスポーツ


今年中には出ないかと思っていたミシュランの新型パイロットスポーツ5S、この方の情報によるとネーミングは「PILOT SPORT S 5」として発表されたようですね。



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トレッドパターンは今までのPS4Sと大差ない感じですが、同じ系統なのにネーミングがコロコロ微妙に変わるのは何故でしょうか。


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サイドトレッドを拡大してみるとドライグリップはAA、ウエットグリップはA、トレッドウェアは300とありますね。新ミドリーヌ号の認定ピレリはトレッドウェアが280なので微妙に長持ちでしょうか。


先代のPS4Sとの性能比較はまだはっきりとしていませんが、当然進化しているのでしょうね。ミシュランとしてはOEM用ではない汎用タイヤはPS4Sの生産を優先させるようなのでPSS5への代替わりはいつになるかまだ不明ですが、待ち遠しいです。早いところサイズを拡充して欲しいですね。
Posted at 2023/04/06 06:11:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | くるま | 日記
2023年04月02日 イイね!

やや小さくて楽しい車は今時あるでしょうか

やや小さくて楽しい車は今時あるでしょうか
先日アルピナD3Sの代車で軽自動車に乗ったら車体の小ささに結構メリットを感じましたが、さすがに我慢車の印象がありました。必要十分な大きさで速さも兼ね備えた車はあるでしょうか。



条件としては全幅は絶対1850mm未満、出来れば1800mm未満、車体長も4500mm程度だと良いですね。それでいて4人が(ゆったりでなくても)不満なく乗れる車です。2人乗りならいくらでも楽しいスポーツカーがありますから。


後は運転していて楽しくなりそうな速さを持った内燃機関で、駆動方式はこの際問いません(爆)。車重も1500Kg前後か未満がありがたいですね。


そうするとDセグメント以上の車種はほぼ選択肢に入らないので、Cセグメント程度のハイパワーバージョンの車を探す事になります。

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そんなワガママな条件に合った車なんてそうそう無さそうですが、最右翼はアウディのRS3でしょうか。車幅は1850mmと広めですが全長はセダンでも4540mm、スポーツバックだと4390mmとさらにコンパクトです。エンジンは400ps/500Nmのパワフルな直列5気筒でパフォーマンスは全く文句なしですね。


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これのSUVバージョンのRSQ3も全長は4505mmですし、実際に乗ったらとても楽しかったので、車高がちょっと高いのを許容すればこちらもありでしょうか。


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次の候補としてはVWのゴルフRでしょうか。こちらも全長は4295mm、車幅も1790mmとコンパクトです。車重は1540Kgに対して300ps/420Nmなので十分以上に速くて楽しそうですね。245ps/370Nmとややパワーは落ちるものの1430Kgと更に軽くなるGTIもありかもしれません。なんかVWグループの車が多いですね(爆)。


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他の候補としてはメルセデスベンツAMGのA35やA45もそこそこコンパクトでかつパワフルなのでありのような気もしますが、サイトを見ても載っていないのでディスコンになってしまったのでしょうか。本国にはしっかりA45などありますが。Aクラスそのものもその内に無くなってしまうようなのでちょっと不安ですね。


国産から同様の候補を探すとすると意外と難しくなります。4ドアで4人が無理なく乗れてハイパフォーマンスな車種がそもそも少ないです。2ドアならばいくらでも楽しい車はあるのですが。


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スバルのレヴォーグは2.4L版だと275ps/375Nmとパワーは十分で車幅も1795mmと申し分無いですし運転していて楽しいのは間違い無いでしょうが、全長が4755mmなので幅の狭いDセグメント車という感じですね。WRX STI の方は全長4595mm、車幅も1795mmとそこそこコンパクトですが、生産終了してしまっています。

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CIVIC TypeRも速さと楽しさについてはお墨付きですが、1890mmの車幅は完全アウトです。これはライバルのルノーのメガーヌRS(車幅1875mm)についても言えますね。フランス車なのに車幅が広いのが残念です(爆)。


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当初の条件に沿った車なら、GRカローラでしょうか。GRヤリスをパワーアップさせた3気筒エンジンは304ps/370Nmと十分パワフルで、4410mmの全長と1470Kgの車重も魅力的です。車幅が1850mmなのは微妙ですが。こうしてみるとそこそこコンパクトで4人が乗れてスポーツ出来る車は国産車ではほぼ皆無なのですね。


ひょっとすると新型プリウスのPHEVグレードはシステム最大出力が223psで0-100Km/h加速も6.7秒とそこそこ速いので、サイズを考えると結構ありかもしれません。どこまで楽しいかは実際に乗ってみないと分からない気がしますが。


しかし、こうやって考えると国産車でそこそこコンパクトかつ速くて楽しめる車は選択肢が少ないですね。まあ、かなり無いものねだりの条件だからでしょうか。


現状では余裕があればアウディのRS3かVWのゴルフR、そこまで攻めなければS3かゴルフGTI、MINIの5ドアのJCWもありかもしれません。BMWのM135iも含めても良いかもしれませんね。MTは選べませんが、欧州車の方が楽しめる車が多そうです。
Posted at 2023/04/03 06:25:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | くるま | 日記

プロフィール

「[整備] #D3ツーリング 5回目のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/382708/car/3315795/8260970/note.aspx
何シテル?   06/10 06:03
最近車を新調しました。小さくて速い車が好み でしたが、色々な事情で現在の車に乗り換え ました。速さ、楽しさ、便利さを両立させるのは なかなか難しいですが、...
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