
久しぶりのデジカメ新調です。
前回は
SONYのRX100m3でしたが1年以上使って撮影枚数も2万枚を超えたら意味もなく電源が落ちたりとちょっと挙動がおかしくなってきました。最近はデジカメはいつも使い倒してるんですが、やっぱりコンデジの寿命は2万枚程度の様です。一眼だと10万枚は行けるんですが、やっぱりコンデジだと私の撮影枚数だと1年程度が寿命です。でもRX100m3は高かったのでもう少し持つのを期待してたのですが.....まあSONYですから(笑)。で、今回はSONYと同じセンサーを使ったパナソニックのLX10(日本だとLX9の名前で売ってます)。機能的にはRX100m5とほぼ同じですが、こちらはレンズがf1.4とRX100m5の倍の明るさです(RX100m5はf1.8)。それ以外はSONYが動画&高速に特化してる以外は殆ど同じなのに値段が3万円ぐらい安いので非常にお得感があります。私は気合入れて撮る時は一眼ですからコンデジに高速フォーカスや連写、ましてや動画(撮った事がないし)は全く不必要なのでRX100m5の新機能は全て無用の長物です。せっかくならレンズを新しくするとかの基本性能を上げてくれれば考えたのですが。

サイズ的にはRX100より数ミリずつ大きくなって重量も若干重くなってますが、誤差の範囲程度ですね。デザイン的にはこちらの方が「カメラ」らしくなってます。レンズはパナですからLEICAブランドです(SONYはZEISSでした)。

LX10が気に入ったのはコントロールリングの多さです。レンズフロントに一つ、その後ろに絞り専用リング。軍艦部にはモードダイヤルの他にコントロールリングが一つあります。フロントと最後のコントロールリングはカスタマイズ出来ますから非常に使い勝手が良くなります。その他にファンクションボタンが3つ自由にカスタマイズ出来るので自分のスタイルに合わせて設定しました。

液晶は可動ですが私は別に自分撮りなんて絶対にしないしアングル撮影も殆どしないので本体が厚くなるだけのデメリットしかないのですが、最近のカメラは否が応でも可動液晶なので避けられません。でもここでも優れてる点が、この液晶はタッチパネルになってます。当然静電方式なのでマルチタッチでかなり便利です。ファンクションボタンも上記した様に物理的には3つですが、タッチで更に4つアサイン出来ます。

RX100より優れている点がマクロ撮影です。開放f1.4の明るさに加えて3cmまで寄れるマクロモードで一眼並みの被写界深度の浅い写真が撮れます。RX100はマクロが無い(SONYは5cmマクロと呼んでますが、5cmではマクロと呼ぶのは詐欺に近いのですが)上に開放f1.8だったのでコンデジらしい被写界深度の深い写真になってしまいます(スマホは問題外ですが.....あれはカメラとは呼べませんから)。

次に優れてるのは、マルチショットナイトモードです。RX100は4枚コンポジットでしたが、このLX10はなんと6枚コンポジットです。シャッターが高速なので6枚でも1秒かかりません(あまりにも早いので6枚って判るのに暫くかかりました)。なんとこれは真夜中1時に雨の中で傘片手に手持ち片手撮りです!冗談の様な夜間性能ですね。

ISO800とマルチショット(EXIFみたらISO2000でした)の画質を等倍で比較してみました。なんとマルチショットの方が若干解像度が良くなってます。これは期待していなかったのですが非常に気に入りました。

更に優れた点(これが一番気に入った点)があります。なんとコンデジなのに輪線ボケが出ません!RX100m3と似たようなシーンで比較したのですが、一眼の高価なレンズばりのボケ味が出ます。右のRX100m3だとボケた光の輪の輪郭がくっきりと出てしまい(これを輪線と呼びます)スッキリしません。コンデジでは初めての快挙です。

でも!全て良い所しか無いって訳ではありません。ただ一つ、これさえなければ100点満点な点がありました。それはJPEGの画質です。RX100は最高画質で撮るとJPEGの圧縮に使う量子化テーブルの輝度が100%、色度が99%とほぼ圧縮エラー無しにしてくれるのですが、LX10は残念ながら最高画質を選んでも98%で使ってます(EXIFで調べて判りました)。あとJPEG圧縮する時に見た目のくっきり感を出す為にアンシャープマスクかけてる様で上の量子化テーブルと合わせてハイコントラストエッジが醜くなります。せっかくのハイエンドコンデジなのに非常に残念ですね。勿論RAWで撮って自分で現像すれば問題ないのですが、常時携帯のスナップで全てRAWで撮る気にはなれません。写真はこの話と関係ありませんが、今日の夕焼けが綺麗だったので撮ってみたものです。
という訳で取り敢えずJPEGの醜さを差し引いても良い点の方が上回るので非常に気に入りました。ちなみに同じ1インチセンサーを使ったクラスにキヤノンのG7 Xm2がありますが、かなり手抜きな上に高いので候補には入れませんでした。でもこのハイエンドコンデジ(高級コンパクト)のスタンダードが段々上がってる&キヤノンと言いパナと言い値段を下げて来たのでSONYのぼったくりが目立つ様になってきましたね。デジカメの過去の経歴から行くと本来のこのクラスの適正価格は発売開始時の定価5万円ぐらいだと思うのですが、もうデジカメで儲からなくなったメーカーはどうしても値段を下げたくない(このクラスは買う人は買います(私を含めて:笑)からお金取れる時に稼ごうってことです)のでなかなか下がりません。ともあれ、取り敢えず満足なので次の1年はこのLX10を使い倒します(1年持てば良いのですが、パナだから怪しいかも。パナは過去にFX01、FX33、LX5の3台を使いましたが、全て1万5千枚前後で壊れてるんです)。
土曜日、昨晩から雨でした、昼間はやんでましたが、また明日(日曜)の夜から月曜は大雨だそうです。いくらシーズンとは言え南カリフォルニアでここまで雨が降るのは非常に珍しいことです。TVのニュースでやってましたが10年に一度あるかないかだそうです。
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デジタルカメラ | 趣味
Posted at
2017/01/08 15:17:11