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2016年03月07日 イイね!

テスターで電池が使えるかを調べるとき

テスターで電池が使えるかを調べるとき電気に詳しい人なら常識なんですが。

ネットで検索すると皆適当な事を書いているので気になりました。テスター(マルチメーター)で電圧を測る場合ですが、通常テスターの内部抵抗は可能な限り大きくなる様(理想的には無限大)に設計されてます。何故かと言うとそうしなければテスターそのものに電流が流れてしまって正確な開放電圧が測れないからですね。通常電池が「減ってくる」とは起電力が低くなる事ですが、それは内部抵抗が大きくなって外部に電流が流せなくなるからです。しかし電流をほぼ流さないテスターで開放電圧を測ると結構大きな値を示してしまいます。写真は使い古して役に立たない9V電池ですが、開放電圧はまだ8.55Vと結構使えそうです。つまり普通のテスターで電池(バッテリーも同じです)の電圧を測っても意味が無いって事です。

テスターによっては「電池電圧測定」というモードがある場合があります(私のお気に入りのひとつのこのテスターはカーショップで買ったものですが、1.5V、6V、9V,12Vと目的別のレンジが用意されてます)。これはテスター内部に適当な負荷(抵抗値の低い抵抗等によって)をかけてある程度電流を流して電圧を見るものです。そのモードで上の電池の電圧を測ると、たったの2.38Vしか出てません。どれくらいの負荷をかけるかはどれくらいの電流を流したいかによって決まるので一概に何オームとは言えませんが、例えば1.5Vの乾電池で150mAを流したければ10Ωといった感じにオームの法則で計算が出来ます。なので電池測定モードでなくても自分で抵抗を並列に繋いで負荷をかけて測ることが出来ます(逆に言えば電池測定モードのないテスターでは自分で抵抗を並列に繋げなければ電圧を測っても意味ありません)。でも10Ω繋いで電圧が低くなっても100Ωならばまだ1.5V維持出来たりもします。つまり大きな電流を流さなければまだ使えるって事ですね。つまり使用目的によっては大きな電流は必要ないものにはモーターが回せなくなった乾電池を再利用なんて出来ますね。ちなみに車用のバッテリーテスターは巨大な電流を流す負荷テストを行います(数十アンペア)。何故かと言うとセルを回すのに大電流が必要だからですね(使えないバッテリーでもテスターで解放電圧を測ると12V近い値が出てたりします)。あと、乾電池(充電池)を測る専用の電池テスターとして売られてるものはちゃんと負荷をかけて測ってるので問題ありません。100均とかで売ってますね。ものによりますが1.5Vの電池とか1A以上流してチェックしている様です。

日曜日、でも実際のところもう月曜日になってしまったけど…過労死しそう。

追記:最初の写真が間違ってました.....って誰も見てないから関係なかったのね(笑)。
Posted at 2016/03/07 18:30:23 | コメント(5) | トラックバック(0) | 電子工作 | 趣味

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