
また殆どの方はタイトルだけでスルーするネタですが。
気になってた部分の改造ですが、今回はPLA印刷では必須の強制冷却装置です(3D印刷をした事のない方には全く意味のない情報ですけど)。PLAで印刷する場合はノズルから溶解したPLAが射出された直後に強制冷却する必要があります。理由は長いので割愛しますが、ようは高温で溶けたPLAを速く固まらせる為です。その為に強制的に風を送りますが、そのメカニズムの更新です。

当然ですが以前から作って使っていましたがこのダクトそのものもPLAで印刷しているので熱には弱いんですね。なのでヒーターに近づいてる部分が溶けてました。本来はABSとか理想的にはナイロンで印刷すれば耐熱性が上がるのですが、今回は上の写真の様にヒーターに近い部分を耐熱シリコンチューブにして作ってみました。ちなみに印刷は前後左右に進むので理想的にはノズルの周り中から冷却したいのですが、今回は前面のなるべく広い範囲からです(実はプロトタイプで周り中からのバージョン作ったのですがうまく行かなかった)。

強制冷却しないとどうなるのかの例です。左が冷却なし、右が強制冷却して印刷したものですが、この様に特にオーバーハング部分は冷却しないと完全に垂れてしまうので使い物になりません(今回この色のPLAを使ったのはこのマテリアルが一番シビアだったからです:同じPLAでもメーカーによっては大して冷却しなくても目立たないものもあります)。ちなみに水平垂直きっちりした立方体の様なものでしたら冷却しなくてもなんとかなります。

装着するとこんな感じになります。なるべくノズル近くの3方向に合わせました。高さはノズルから1mmもありませんが印刷は平面上なのでノズルより上なら全く問題はありません。ちなみに風量はゼロから255段階で変更する事が出来ます(しかもレイヤーごとにも可能)。ABSやナイロンでは逆に強制冷却しない方が良いので設定はマテリアルごとに保存してあります。というわけでまた自分への覚書きでした。
木曜日の朝、実は昨晩別のネタで長いブログ書いたのですが途中ネットが切れて全部なくなってしまいました。なので穴埋めに趣味ネタになってしまいました。
Posted at 2020/07/17 00:16:02 | |
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3Dプリンター | 趣味