フィレンツェには2泊しました。
フィレンツェでの2日目は終日完全フリーな日でしたので、この日は僕の希望に嫁さんに付き合って頂きました。
まずは、朝7時起きでサンタ・マリア・ノヴェラ駅へ向かいます。
高速鉄道フレッチャロッサに乗り込み、ボローニャ駅まで。
そこで乗り換え、向かった先はモデナ駅。
かなり、田舎です。熊本駅の方が大きいですね(笑)
そこからタクシーを飛ばして着いたのは
Museo ENZO FERRARI
綺麗な建物です。
外にはクラシックフェラーリをイメージした犬小屋も。
可愛いです。
そして早速館内へ
ドーン
見て下さい。
歴代のスペチアーレが同時に見られる機会などそうそう無いと思われます。
288GTO
F40に始まり
ネロのF50
エンツォ・フェラーリ
そして、ラ・フェラーリ
こちらはコンセプトカーのF100R
優雅過ぎて目が回ります(笑)
ちなみに写真でもわかりますが、平日で閑散としており、お客さんは僕らとあと2組ほどしかおらず
快適に見て回れました。
メインの棟を見た後は、隣接する別の棟へ。こちらがまた凄かった。
見て下さい
泣く子も黙る、288GTOEVOLUTIONEです。
室内はまさに、男の仕事場という感じでした。
リアビューは最早、車とは思えません。
大好きなF50の心臓部とツーショット
550マラネロのGTカーも展示されていました。
こちらは・・・フェラーリのレースボートでしょうか??
美しいターコイズのディーノもディスプレイされていました。
約1時間程度楽しんで、タクシーを召喚。
次なる目的地に向かいます^^
と、次の目的地に向かう途中、横道からやたら車高の低い車が出てきまして・・・
良く見ると
F40でした(^^;
小雨の中走るF40を初めて見ましたし、リトラクタブルライトを開けて走るF40も初めて見ました。
さすがイタリア。
車は眺めるだけじゃない。走らせてなんぼです。
で、20分ばかし走って、到着しました
MUSEO FERRARI
こちらが所謂『フェラーリ博物館』です。
周囲にはフェラーリのレンタカー屋さんも沢山あります。
金額は10分で50ユーロ(約7000円)くらい。高いですね。。。
展示されている車両もMuseo Enzo Ferrariに比べて豊富ですね。
歴代のF1カーや
プロトタイプカー
そして、フェラーリFFと
FFの中核技術である4RMの試作車
4RMの技術説明もありました。
2階に上ると、
眩暈を起こしそうなスペチアーレ部屋が(^^;
こちらは、ラフェラーリのデザインスタディモデル。
こうしてクレイを削ってスタイリングを検討していくんですね。
良く見ると、量産車と差異が結構あります。
こちらは、FXX-K
細部に空力的な試みが多数見られます。
どういった効果を生み出しているかは分かりませんが。
同じ部屋には、記念モデルと、個人のスペシャルオーダー車もずらり並びます。
隣の部屋には、歴戦の雄姿がずらり。
250GTO
まさにミュージアム級の車両。
現在の取引価格は50~60億とか?
ロングノーズ・ショートデッキの流麗なスタイリングに見惚れてしまいます。
F40LM
スポンサーは日本のアート引越センターですね(^^;
大阪と東京にアートスポーツっていうスーパーカーを取り扱うショップがあったかと思います。
250LMも真っ当な生活をしていたら見ることが無い車両ですね(笑)
こちらは一気に最新モデルになり、488GTB(正確には最終プロトタイプモデル)
と、そのエンジン、ティーポF154CB
タービンはIHI製で、結構高い位置にマウントされています。
タービンは可変容量式のように見えました。
これはよく分かりませんが、GG50というモデルのようです。
SAアペルタも綺麗です。
さすがッスさんご希望の639(?)
そして、輝かしいトロフィーの数々。
あ、ちなみにトイレも凝っていて、トイレの前にはF50のサイドボディが飾ってあったり
色々見て回って疲れたので、フェラーリカフェで昼食。
サンドウィッチを食べたのですが、これが凄く不味かった(笑)
今回の旅行の中で一番不味かった食べ物と即座に断言できます。それくらいイケてませんでした(笑)
パンがバサバサで唾液がとられまくります。サラミも塩っ辛いし(^^;
まぁ取りあえずお腹は満たせたので、Museo Ferrariを後にして、次なる目的地に向かいます。
次なる目的地は・・・
Museo Lamborghini!
どんだけミュージアム回るんかって感じですね(笑)
でもここは今までとは違います。
何が違うかというと、工場見学までさせてくれるのです(事前申し込みが必要)
工場内はもちろん撮影NGなので写真は有りませんが、とても面白かったです。
ウラカンとアヴェンダトールの2モデルのラインと、エンジン組み立てラインの3つのラインから編成されており、エンジンラインの一部以外は全て見せて頂きました。
最新の2WDモデルのウラカンや、アベンダトールはSVやピレリエディション、SVロードスターなどの
限定車も多数ラインオンしていました。
それと、完全自動化されている場所は殆ど無く、全ての工程に人がつきっきりで作業していました。
また、内装も生地のカットから貼り込み、裁縫まで女性の方が対応されており、文字通りハンドメイド。工房でした。
品質管理もきっちりしてるし、こんなん見せられたら、そりゃ欲しくなりますよ(注:買えません)
ちなみにメイン市場は1位アメリカ、2位中国で、この順位はずっとこうなのだそうです。
ただ、貼られているオーダーシートを覗くと、博多から出ている注文書もありました。
RPMさん、安心して下さい、ちゃんとオーダー通ってますよ(^^)
SUVのURUS量産の際には、裏手に既に買い取った土地があり、そこにラインを増設するんだと仰っていました。
また、工場と同じくらいの大きさのデザインセンターもあり、ランボルギーニのデザインに対する力の入れ具合も伝わってきましたね。
そしてミュージアム内部はこちら
綺麗なグリーンのLP400に始まり
素晴らしく優雅なミウラ
対照的なスタイルのLM002
ディアブロも
2階に上がると、お目当てが目の前に出現しました。
セスト・エレメント
これが見たくてはるばるサンタ・アガタまでやってきたと言っても過言であはりません。
見て下さい、この内装。
ランボルギーニが手掛けると、カッパギ系でもここまでカッコ良くなります(笑)
ギアボックス丸見えのリアビュー。厳ついです。
エキゾーストはウイングステーの後ろに位置してますね。
レヴェントンもかなりの存在感です。
こちらはコンセプトS
先日アメリカのオークションにも出ていましたね。
ミウラコンセプト
こちらは4ドアランボのEstoque
カッコいいし、売り出したら特定の購買層にはかなり売れそうですが、市販しないんでしょうか。
パトカー仕様のガヤルド。
今回の旅で公道で見かける事は有りませんでした。
そしてこれが量産をにらんでいるSUVのURUZ
結構かっこいいと思います。
極端に小さいサイドミラーには鏡は無く、CCDカメラが取り付けられていました。
日本でもミラー廃止が法的に許可されましたし、この車が市販される頃には
世界レベルで合法アイテムになっているかもしれませんね。
アヴェンダトールのヌードモデル。
フレームはかなり剛性が高そうに見えます。
プッシュロッドを介したオーリンズのダンパーも、容量たっぷりで大入力を
しっかりいなしてくれそうな雰囲気です。
メイン骨格はカーボンとアルミで出来ており、アルミの板金部品はアウディと共通の
下請けメーカーから納入しており、品質レベルは高いとスタッフの方が仰っていました。
事実、アームやフレームなど、視覚レベルですがモノは良さそうでした。
あ、ちなみにランボルギーニではゴミ箱まで凝ってました。
シフトレバーを握ってみたのは言うまでもありません(笑)
見学の後は、タクシーでボローニャ駅まで。
そのタクシー、BMWの5シリーズだったのですが、日本にはないディーゼル仕様でなかなか珍しく、
ドライバーさんと車談義で盛り上がりました(笑)
日本には無い車で感動していると伝えると、欧州のタクシーは8割程度はディーゼルだということです。
やはり維持費が格段に安いようです。
しかし、ドライバーさん、以前はのタクシーは400馬力の5シリーズ(=M5)だったんだよと(^^;
速かったけど、警察と燃費に怯える毎日だったから、乗り換えて正解だったと仰ってました。
そりゃそうでしょうね。
ちなみに、日本車ではHONDA党だそうです。やはりエンジンが良いんだと。
僕はロータス・エリーゼに乗っているよ!と言ったところ、『なんだその車は?知らないな・・』
と返されました。おのれ・・・。
などなど、楽しく会話していたらあっという間に駅へ。
楽しい自由時間もこれにて終了です。
フィレンツェに戻って、ドゥオモのすぐ傍に素敵な店を見つけたので、ここで夕食としました。
ドゥオモを眺めながら1日の余韻に浸る、幸せな時間を過ごしました。
その3へ続く(いつ更新されるかは分かりません・・)