辛うどんのブログ一覧

先日、オープンイノベーション関連の講演を聞く機会がありました。

某オートバイメーカーの次世代技術についての話があったのですが、その中で特に興味深い内容がありました。
バイクに取り付けられたスピードセンサー、Gセンサーから得られる情報をもとに、ライダーのライディングスキル評価をするというもの。

上手なライダーはスピードを高く保ちながら、綺麗にGを立ち上げ、安定してコーナーをクリア出来るライダーということになるのですが、様々なライダーのデータを取っていくうちに、ある傾向が分かったとのことです。

それは、運転の上手な人は、フィードフォワード処理を行っている。
すなわち、機械を機械として正しく理解し、自分の操作によって車両がどう動くかを理解して操作できる、というもの。

対して、下手な人（雑に言うと）は、フィードバック処理が多い。
すなわち、操作が適切でない為に車両が予想以上の動きをしてしまい、その修正に追われ、それにより必要以上の動き＝ロスが発生してしまうということのようです。

確かにそのような気がします。

速いドライバー、例えば広島県でドリフト出身の谷口選手はとびきり速いドライバーですが、オンボードを見ると、あれだけ忙しいドリフト中も、修正舵が少なく、最低限の的確な操作量をあたえていることが分かります。



また、日本一速い男、本山哲選手の運転も、GT500のモンスターマシンを操っているのが嘘のように実にスムーズですね。



ソーイングやカウンターを当てまくっているような運転では、速くは走れないということですね。

先日のSPR TrackDayでラジアル自己ベストを更新しましたが、午前のデータを分析していると、必ずしも全セクターでベストの走りが出来てるわけではありませんでした。

各セクターのベストを引っ張って仮想ベストを算出すると、ラジアルでも58秒台に入れれる可能性が出てきました。



集中力を高め、運転の精度を上げられれば、達成出来るかもしれません。



ということで、今シーズン～来シーズンの目標はタカタサーキット・ラジアル58秒台です＾＾



120馬力のローパワーNA車でも、軽量化とバランスを突き詰めれば、このくらいのタイムも出るという指標が作れたらいいなと思っています。