行って来ましたインパクト最終戦!!
初めて1年間フル参戦しました(^^)
とりあえず最終戦前までのシリーズランキング表( VETCクラスという誤字ツッコミは無しでw )
第1戦→2位
第2戦→4位
第3戦→3位
フィットで戦うには厳しい組み合わせですが、L15Aは一応VTECエンジンと名付けられているのでクラス分けルールに則り、VTECクラスにエントリーしています。
( フィットはVTEC車なのに他のクラスにエントリーするのはおかしいとL15Aエンジンを知らない人から言われたくなかったので )
ランキング上では2位で、首位とは5ポイント差。
シリーズチャンピオンになるためには最終戦で首位と順位を6つ開けて勝つか、僕が4位以上で完走して相手がリタイヤしないと逆転不可という崖っぷちの状況でした。
そして今回のメンツは地元なら知らない人はいない名前の方々が複数いて一層厳しい。
普通のシビックでも全く歯が立たないのに今回はN1シビックなど本物のレースカーが相手。
それがどれほど厳しいか、フィットでサーキット走行されている方なら想像に難くないでしょう。
一番悩まされたのが” 天候 ”で、当日になっても天気予報が刻一刻と変化し、予測が出来ないうえ、午前中の練習走行ではドライだったのでウエットの練習は出来ず、万が一途中からウエットとなれば、大昔のAPで1度だけウエット走行( 確かタイムは2分37秒で何回スピンしたか数えきれない )しただけの僕には、試練というほかに言葉が見つからない状況でした。
今回の戦略はシンプル。
○ 午前中に1枠だけ練習走行
○ 早得のみ走行( エントリー50台の予選では結果が得られない&タイヤ溝残して雨に備える )
○ 土砂降りなら予備のRE71Rに履き替える
○ 雨でも走る( これが一番の課題 )
↑の4点だけです。今回は小細工なんか通用しない。自分のありったけをぶつけるのみ。
午前中の練習走行では2分14秒3とまずまず。
1秒3落ちなのに” まずまず ”と言えるのは「 今回も空燃比が濃くストレートが伸びない 」からです。
本来がホームストレートで終速176~178キロくらいなんですが、せいぜい170~172キロが精一杯でした。
これはもうどうしようもないので、自分の出来ることだけに集中しようと気持ちを切り替えて午後へ。
( 早得結果 )
早得では2分14秒9で、VTECクラス暫定トップでしたが、その後の予選で走行したレースカーのシビックにあっさり抜かれてクラス3位、総合48台中11番グリッドが確定。
( 準決勝グリッド表 )
ワイワイとした走行会ではありますが、グリッド表の僕の周囲はほとんどレース慣れした化け物クラスの方々で、経験値・スキル共に僕より低い方はいません。
今回も何故かイン側グリッドw
それでは準決勝車載をどうぞ!
( 準決勝結果 )
公式発表ではセミウエットでしたが、実際は路面が一部湿っている程度で、個人的には中盤くらいまでそんなに影響はありませんでした。
スタート後、何故かキッチョムさんをちょっとの時間だけ追う不思議な展開に(^^;
傍から見ると狂った世界www
頑張って総合9位にポジションUP!
しかし、準決勝終了あたりから雨脚が強くなり、完全にウエットの様相。
最後の最後で今年最大の試練を課せられることに。
土砂降りではないので71Rに履き替えるのは見送り、Sタイヤのままで出走と決定。
ここで自分の中での葛藤が始まりました。
「 完全にマージン取って3位を死守し、現在首位の結果次第でシリーズチャンピオンを賭けるか 」
「 他力本願な目先の結果に賭けず、ウエットに全力挑戦し、明日への自分の糧とするか 」
公式シリーズ戦でやむを得ない状況とか、耐久戦・団体戦とかであれば前者はアリと思います。が、これは個人の草レースであって、僕が選択した行動を後で後悔しないかを一番に考え、悩んだ末に後者を選びました。
選択理由には他にも” 後押しとなった言葉 ”が2つあります。
1つ目はCTRマコさんの「 ウエットで速くないヤツは認めない 」
2つ目は師匠の「 ウエット走行は心の温度がタイヤの温度と思え 」
この2つに共通するのは” 諦めて逃げ出す者に上手さは備わらない ”と、僕は解釈しています。
恐怖心はもちろんあります。何せK-MAXSPEEDさんでさえもウエットのGDフィットの挙動はかなり難しいと言われるくらいですので。
「 幸い土砂降りじゃないし、ウエット入門編じゃ!やったるわー! 」と自分に言い聞かせw
ウエットの基準点がないので、空気圧や減衰など一切変えずにドライセットのままでいきました。
( 決勝グリッド表 )
絶対イン側グリッドなのは何故?w
それでは決勝車載をどうぞ!!
スタート1周目の4~5コーナーでイン側のクルマ( シビックかな? )に僅かにぶつけられて左側のミラーが内側に向いてしまい、そのあとは左側の視界ゼロで戦ってます。
100Rで1回目のコースアウト!トラクション管理が下手くそ過ぎる(泣)
2周目ジェット登りでりゅうじ君を抜こうとした際に、左側が見えないのでアウト側に行くライン取りをどうしようとか、抜く途中でりゅうじ君にあまり寄せすぎないようにと考え事をしている間に、いつもの悪いクセでアクセルをポンっと踏んでから抜いてしまい、車体が揺れた結果グリップ抜けを起こして2回目のコースアウト(´;ω;`)
見返すと、某氏にアドバイスした「 アクセルの踏み分けの1~5段階 」を、言った僕自身が出来てない(^^;
でも2回コースアウトしたおかげでかえってリラックスできたように思えます。
左が見えないので勝負に出る場面は、必ずかなり早い段階から後続が左側に居ないかをルームミラーや音で確認しています。
2速多用で踏みまくってタイヤが温まってからは、グリップ感はほとんど気にならなくなり、あまりに楽しくて無我夢中で走ってました。
しもさんとの競り合いは、完全にしもさんの腕前を信用しての寄せ方です。
1レースでまさかの神殺し2回www
最終周・最終コーナーでのせめぎ合いはしびれました!
最終を立ち上がった瞬間にガス欠症状になり、あとは踏まずにチェッカーという、ある意味フィットが僕の気持ちを汲み取って最後まで燃料残少に耐え抜いてくれたかのようにも感じました。
( 決勝結果 )
総合39台中20位、クラス9台中6位と、結果だけを見れば悲惨な最終戦でしたが、得たものは遥かに大きかった、そう思える1戦でした!
実はインパクト走行会の各リザルトは前まで紙を配布していたのが、最近はQRコードをスマホ等に読み込ませて電子閲覧式に切り替わってるので、あまり見なく( グリッドはちゃんと確認しています )なっていて、現場では気づかなかったのですが…
( 決勝・クラス別ファステストLAP )
ウエットだった決勝でVTECクラスのファステストLAPはなんと僕!!
何も考えずに夢中で走ってただけなので、結果表を見てもいまだに信じられません(;´・ω・)
ほぼ初体験のウエット走行にしては出来過ぎなくらいですし、なによりタイヤ冷えている間に何度もスピンしていては論外なので、もっと練習していきたいと思います(^^)
赤旗など大きな事故はほとんどなく、お決まりの遅延→走行時間カットもなく、全体的には非常にスムーズな1日でしたし、本物のレースさながらのドライ→ウエット状況など、勉強にもなり楽しくもありお腹いっぱいになった最終戦でした!!
シリーズランキングは変わらずの2位!全戦完走できたことにホッとしています。
フル参戦者が少なくて順位が押し上げられた部分も多々ありますが…
いつも言ってますし、今回の決勝動画でも分かるように、すぐスピンしたりしますし、運転は凄い荒いし、僕はかなり下手な部類のドライバーです。
そんな僕が乗ったGDフィットでもVTECクラスで戦えるということを、少しだけでも証明できたことが今年の中で一番嬉しいです!!
本当に長文だった今回のブログ、最後までお付き合いいただきありがとうございます!
今年はおそらくこれが最後の走行になるかと思いますm(__)m
最後に主催の方々、参加の皆さま、お疲れ様でした&本当にありがとうございました!!!