今回は文章が長くなるのでこのブログのあと、車載編は別口でブログUPします♪
40歳を迎えた次の日にオートポリス行って来ました!
誕生日でベスト更新したりした過去があるので単純に「 ゲン担ぎ 」です。
といっても、今回は「 1日ブレーキの練習 」という明確な目標があったので、その他のことは度外視。
普段何も言わない
K-MAXSPEEDさんから「 絶対に無理をしてはいけない 」と何度も念を押されるほど、ブレーキのマスターバックレスは簡単に攻略できるものではないと街乗りですでにブレーキフィールを知っていた僕には理解していました。
さらに1年2か月振りのサーキット。ブランクがありすぎる。
だから全ては「 無事に練習を終えて帰ることに向けてのゲン担ぎ 」から始めました。
↑も当然「 ラッキーセブン 」で確保。
すでに浮足立って緊張ガチガチだった僕は、ゲートオープン前に、激速FD2乗りのキッチョムさんにご一緒していただけないかと依頼、ご快諾いただきました。( キッチョムさん、本当にありがとうございました! )
今にして思えばキッチョムさんとご一緒出来たことも神掛かっていました。( 理由は後述 )
そして走行直前。
やはりブランクありすぎ。
デジスパイスの使い方を忘れどのスイッチに入れて良いか分からなかったり、フルハーネス合わせしてなくて手間取ったり、挙句にはハンスクリップを嵌めるのに5分以上かかったり。
乗ってから動き出すまで15分くらいかかりました。
そしてコースイン。めちゃくちゃ怖い。速度にもGにも体がついていけず。周りを見る余裕も全くなし。
とにかくブレーキングだけに集中しました。
「 お地蔵さん 」を喰らってコースアウト連発。ラップタイムなんて走行後にようやく見たくらい必死でした。( 17秒くらい )
お地蔵さんに関しては車載編にて。
走行終了後、戻ってきてから次の走行まで30分しかない。
やばい、急がねば。
慌ててる僕にキッチョムさんが「 熱入った状態でホイールナット増し締めしたらいかんよ! 」と一声。
しまった、なんて凡ミス。でもその一言のおかげで自分がいかに焦っているかを悟り、冷静になれました。
走行前の短い時間を青色号のチェックに使ってくださったキッチョムさん。
フロントに3ミリスペーサーを入れていたせいでナットが大きく緩んでいて、ナットとボルトの掛かりが浅いと指摘いただき、外すことに。
冷静になれた僕は、整備と頭の整理の時間の余裕を確保するため、次の枠をキャンセルすることを選択できました。
今思えばキッチョムさんがいなかったら連続走行していただろうし、フロントのホイールナットの状況を考えればもっと危険な事態に陥っていたかも知れないんです。これもまた神掛かった幸運でした。
そしてキッチョムさんと現在の状況の確認・問題点の洗い出し・練習の方向性を話し合わせていただき、さらに明確な意識を持って午後からの走行に備えることが出来ました。
午後の1発目ではお地蔵さんの兆候やパターン、どの程度の踏力UPでコース内にとどまれるか、ペダルに乗せる足位置をずらす、この3つに絞り練習。
これが大きかった。
的を絞ったおかげでお地蔵さん喰らってもある程度冷静に対処可能に。
もちろん回転数とか全く合っていません。ボトムもめちゃくちゃ。タイムもやっぱり走行後に確認( これも17秒くらい )するほど、上記の取り組みに徹しました。
そして当日僕の最終走行。
ブレーキングはある程度理解し始めたので、次の目標はそのブレーキングを安定させてコーナリングの限界点がどの位UPしているかの確認。
そう、それが当日の最終メニューです。それ以外は何も考えずに走りました。
タイムを考えるならストレートに繋がるようなコーナリングの併せ込みをしなければなりませんが、それは今回の目標ではない。
だから、自分なりにしっかり荷重掛けて、1つのコーナーに対して自分なりの限界で走る。
それが出来たら別のコーナーで同じことをする。
繋ぎ合わせるのは次回で良い。とにかく1つに対しての最大、これを心がけました。
今までに感じたことのないキツイGに体がきしみます。
今までの僕の常識ではあり得ないくらい曲がる。
次第にシンクロしていく。
そんな時、K職人さんの顔がふと浮かびました。
岡山国際でのべ160周ものテストを重ねた青色号。K職人さんの情熱。
「 どや?曲がるやろ? 」ってK職人さんの声が聞こえました。
走行中に人との繋がりを感じました。確かに受け取りましたよK職人さん!!
そして走行終了のシグナルが目に入り、コントロールラインを過ぎてから初めてP-LAPを見ました。
表示は2分14秒1。車載編で分かることですがその表示を見ても何のアクションもしません。壊れて計測ミスと思ったほど、最終ラップはそんなに内容の良い周ではなかったからです。
でもデータを見てみると14秒台が4周記録されている。故障ではない。
ピットに戻って一息つくと大泣きしてしまいました。
去年、自分のふがいなさで黄色をクラッシュさせました。
絶望から手を差し伸べて下さり青色号を提供してくださったくらっちさん。
乗れなかった1年以上もの長い期間や、今回の青色号受取でも大いに協力してくれたヒデ君・ヴェル君。
今回凄いクルマに仕上げてくれた
K-MAXSPEEDさん。
最近のパーツ導入で多岐にわたってお世話になっている
M-worksさん。
黄色時代から下支えしてくださった
ジェイズさんや秘密基地やFRC仲間。
一瞬でみんなの顔が浮かんできて…大泣き。
ようやく戻ってくることができました。
その全てが神掛かっていたんだと感じた40歳の船出。
未熟者ではありますがこれからも頑張りますので、皆さん今後もどうかよろしくお願いいたします!