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イイね!
2013年03月31日

おそるべし!FIT RS

誰だろう、最近のHONDAはスポーツマインドを失っていると言っていたのは・・・。
後輩のFIT RS 6MTをポン乗りで走らせましたが、かなりの出来栄えでした。
HONDAの車両は、北海道の鷹栖でテストしているのだから自然にスポーツマインドが
入ってしまうのだよ・・・。 (↑和製ニュルブルクリンク)

まぁ、一般的に好かれるかどうかは微妙と言うか、好みが分かれますが、
それでもFIT RSは、消費者に媚びた誤魔化しの作りではなく、しっかりとメーカーが
良い車両を開発した結果だと言えます。

サスペンションは、よく言えば「良く動くサス」ですが、一般的な車好きには、
フニャフニャで柔らかいサスと言われるでしょう。柔らかいが故に、非常にフィーリングは
掴みづらいです。この少ない情報量を感じ取れるドライバーなら、凄く良い足だと思えます。
しっとりと路面のアンジュレーションは吸収するので、乗り心地が悪くないし、
ロールさせて荷重を掛けるので、タイヤのグリップは唐突にはブレイクもしない。
つまり粘る足なのです。わかる人には、上質なサスだと言えます。
(この感じ・・・私のS2のFLAG-Sと同じコンセプトに感じられました。)

ただ一般的なスポーツドライブと考えるなら、サスはもっと硬い方がフィーリングは
掴みやすいし、ドライビングしやすくなるでしょう。しかしそうすると、乗り心地は悪化、
ロールを抑えてすぐに荷重がかかるのでイージードライブとなり、タイヤはブレイク
しやすくなります。上質さが失われてしまいます。



タイヤ ブリジストン TURANZA ER370 185/55R16 83V これがなかなか素晴らしいです。
最近、乗ったHONDAは代車でハイブリットのエコタイヤばかりでしたが、エコタイヤは、
エコの為に安全を犠牲にしている感がありました。
タイヤ本来の性能が、車格に見合っていなかったと思いました。
安全を疎かにしては、元も子もありませんね。エコで事故っていては環境にも悪いです。


今回のRSのタイヤは良い意味で裏切られました。非常に私好みです。
十分なグリップ能力です。しかもDRYとWETで落差が少ないのが良いです。
タイヤの鳴きも通常程度で、しかもエコの性能も兼ね(完全なエコ性能では無いですが)ている。

タイヤのグリップもエンジン・パワーも、それ程でも無いはずなのに、優れたドライバーが
乗れば速く走れる事が出来ます。これは車両の軽さが大きく影響しているでしょう。
車両重量が1060kg、これはライトウエイトスポーツと言える十分な軽さです。
軽いはエライです。

エンジン・パワーは120psです。これは数値的には高いとは言えませんが、
1.5Lのレギュラーガソリンとしては、かなりの高出力でしょう。しかも燃費も良い。
REVは、ちょっと低いかなと感じましたが、レギュラーなんで仕方なし。
スポーツエンジンとして、ハイオク、1.6L、REV8000rpmではない所が
RSでありながら現代のエコも考慮したスペックなのでしょうか。
ただ、それによるエンジンを回す時の楽しさみたいな部分も薄まっているかなと思われます。

18年前のAE111G 4A-GEがハイオク、1.6L REV7800、165ps
でしたが、実馬力は115ps程度だった事から、TOYOTAは-50馬力なんです。
一方、HONDAは諸元と実馬力に差がない事から、FIT RSの120psとでは、
FITの方がエコでありながらパワフルです。しかし吹け上がりの楽しさは4A-GEでした。


まぁ、色々と書きましたが、大事な部分は、FIT RSは素晴らしい練習車である事です。
これで練習を積み重ねれば、楽しみながら、上手になる良い手解きの車なのです。

ただ純正のサスは良過ぎて、練習中のドライバーが焦れてしまうと考えられます。
もっとわかり易くて、タイヤと簡単に対話できるようなイージードライブ方面に、限界を下げたと
しても振った方が初心者には良いでしょう。例えば、カヤバのNEW SR SPECIALとか、
Super Special For Street(4段階 減衰力調整機能付き)とかです。
安価ですし、純正スプリングやアッパーを流用できるのも良いです。

ある程度、上手くなって純正サスの良さがわかるようになったら、次は純正サスの性能を
引き出せるように練習すれば、どんどん上手くなれます。
そこまで上手くなれば、駆動方式など関係無しに楽しめるスキルにはなっていますが、
最も楽しめる駆動方式を求めるようになると考えられます。

HONDAはスポーツ走行するだけならFFで十分だという考えなのですが、本当にその通りです。
速さ=楽しいと感じる人が大半なのでしょうが、それとは別の領域があります。
速さと楽しさは別次元のもので、走りの質=楽しいと感じる人は、私の周りの人だと、
後輪駆動を選択していますね。
何故なら・・・ドライバーのスキルをドライブで表現できる範疇が最も広いのがFR・MR
なのです。こういう選択をする人は、車両で速く走るのではなく、ドライバーのスキルで速く
走れることに喜びを見出せる人です。タイムという様な絶対値ではなく、車両の限界率において
95%以上で走り続けられる・・・と言った様な数字では表せない曖昧な部分にこだわれる人。
(まぁ全員ではないですよ。FR・MRでも車両をバッキバキに速く弄って、折角のコントロールを楽しめるようなトータルバランスを崩して、速さを楽しんでいる人がほとんどです。)

私の周りの人を見てみると面白い結果があります。
まず4WDターボに乗っていた人は、現役で走り続けられている人はいません。辞めています。
自分のスキルを高める事に執着せず、マシンの速さに乗っかって走るタイプの人でした。
自分の速さは、マシンに依存しますので、車の性能が時代に見劣りし始めたり、改造の資金に
限界が来たとき、自分の限界が同時に訪れるので、テンションが維持できなくなるのです。
今のAWDは良く出来ていますが、だからと言ってドライバーの練習車には不向きです。
勿論、上級ドライバーが勝つ為に選択するのは、問題無しです。失敗を大きく表現しないので
レースや、勝ち負けのある走りなら、それはプラスになるでしょう。



ドノーマルのFIT RSは、その速さは、同じノーマル比較で言えば、1.6L 4A-GEの
AE111レビン・トレノ系、1.8L NBロードスター、2.0L 3S-GE アルテッツァ、
2.0L プリメーラのタイムを超えています。う~ん、凄過ぎ。


雨のS2で、私が15’16”96 だったんですけど、
同じ時にFIT RSで、友人が15分10秒くらいで走っていました。
たはは・・・でも恥ずかしくないです。友人のドライビングが尋常ではないから、
私も走りの質が良い状態で、結構、踏んで走らせていました。タイム的にもGOOD。


RSの速さは、コーナリングで稼いでいます。ストレートはむしろ他車両(レビトレ除く)よりも
遅い位ですから。ノーマルで走り込めるというのがわかります。



走り続けるには環境の整備が必要です。
資金、家族の承認などなど。一番の問題は、資金なのでしょう。
この手の趣味はお金が掛かります。ずっと続けるのには結構なメンテナンス代が掛かります。
このメンテを疎かにして、車両を維持しても危険なだけで意味が無いです。
新車同様の性能維持、その心意気で、通常のメンテをしっかり行って安全に走らなければ
なりません。
ブログ一覧 | FIT RS | クルマ
Posted at 2013/03/31 16:27:05

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