６０なってもＳ２０００のブログ一覧

朝から出発して、午後からの走行となりました。
友人と２台で行きました。友人はフェアレディＺ（ＶＱ３６ＨＲ）です。

予約を入れると５００円引き。
当日は、雨予報だったので当然、人が少ないだろうなぁ・・・って
思っていたら、やっぱり誰もいなくて２台だけ。
貸し切り状態でした。

ドリフト禁止になった為に・・・でしょうかね。
いかにドリフト人口が多いという証明ではないでしょうか（笑）


伊那サーキットは、草サーキットなのでライセンスと言う
面倒な事はありません。ポンと行って走行できます。

大体、雨で１分位の１０１３ｍのコースで
かなりの複合コーナーですので、テクニカルだと思いましたね。
難しいんだけど、だから面白い。



Ｓ２０００ＴＹＰＥ－Ｓに付いているＶＳＡはかなり頭が良いです。
入れても切っても、ほぼ同タイムが出ますね。
それは基本的に私の操作がＶＳＡやＡＢＳを作動するギリギリ手前までを
使って走るスタイルからなのですが、介入が遅いですね。
遅いと言うか、タイミングが適切で理想的なのです。

トヨタ・日産は、介入が早いです。それよりは遅いという意味です。
サーキットでもＶＳＡをＯＮのままで十分に邪魔されず攻めれます。
もし邪魔だと感じる人がいるとしたら、自分のドライビングを見直した方が
良いかもしれません。
操作の丁寧さ、コース取りなど、荷重変動を少なくすれば邪魔にはなりません。


ＶＳＡの介入時、車のヨーコントロールの限界としては
まだまだ私の方が、コントロール可能な領域であるのですが
介入する時は、それはタイムとしてはドライバーの失敗した時に他ならないです。
介入しない程度に攻める方が、耐久性を保ってさらに速い結果になると思います。

つまりＶＳＡを切った方が速いドライバーは、車に優しい運転ではなく
車やタイヤに高負荷を掛けて無理させながらタイムを出しているに過ぎません。



友人のＺは、スポ－ツカーとしては重く、またスタビリティ重視なのですが
タイムの速さを見れば、Ｚの方が断然速かったです。同一ドライバーで。

速さ重視の人なら、マジでＺの方が良いですね。峠でもサーキットでもです。
でも走りの内容は、Ｓ２０００の方が断然、良いです。


ＺのＶＤＣは、介入が早いです。
それは限界領域で、すこしオーバー気味のセッティングにしておいて
普段の乗り味を楽しくさせる方向にしています。
その分をＶＤＣの介入で、危険な挙動を抑えるので、限界領域でＶＤＣを
ＯＮのままだと効きまくって邪魔以外の何でも無い状態になります。
しかもＣＰＵの計算が遅くて、ドライバーの的確な操作の真逆側に介入して
来ますので危ない。Ｚでは逆にＶＤＣは切った方が良いでしょう。


Ｓ２０００　ＴＹＰＥ－Ｓが何故ＶＳＡをＯＮであっても良いのかと言うと
Ｓ２０００の限界領域でのセッティングが、ニュートラルになっているからです。
ノーマルでの話しなので、チューニングしちゃうと変わっているでしょう。

フロントタイヤのサイズアップがあまりにも有名で定番なので
前後バランスを心配していたのですが、全く必要無いという事が判明しました。
純正サイズ（純正ＯＥＭタイヤでの話）は、かなり絶妙です。



辛口に結果を言うなら
他人に勝ちたい、速いタイムで楽しむ人ならＺ。
自分に勝ちたい、タイムというよりはビューティフル・ドライビングを
追求したいって人ならＳ２０００が合っていると思います。