６０なってもＳ２０００のブログ一覧

楽しく走りたい。走ってばかり居たい。
だから、そんなにセッティングに時間を裂いてばかりいられない。

車両のセッティングは、大まかにビシッと出したら、あとはその日に対する
リセッティングを、走行ステージその場で、ちょちょいと手直しするだけで済ませたい。
もちろん車高を変えるなんて事はしません。時間と手間が掛かります。
それを実現するには、減衰力調整のみで対応するというのが妥当でしょう。



そこで、ＯＨＬＩＮＳです。
純正の減衰力の２倍も幅のある減衰力を、２０段に分けています。
その大きさにより、現場では減衰力のみで対応が出来ます。
だたし、１段クリックによる変化量も大きいが故に、デメリットも存在しますね。
かなりセッティングの詰めが進むと、１段の中間が欲しい時がありますから。

やっぱりＯＨＬＩＮＳの凄いところは、通常２０段の最弱にしていると、
高スペックのしなやかさはそのままに、スポーツカー好きの範疇で、
街乗りでも十分に対応できる柔らかさになります。
いざ走りのステージでは、強めのセッティングにすれば、減衰力だけで
スポーツ走行が十分に出来るという幅ですね。

街乗り～通勤～人を乗せたり～山道～高速といった具合に、
色んなシチュエーションにも使える車両を好む人なら、やっぱＯＨＬＩＮＳでしょう。
ノーマル・アッパーを使用しているモデルがあるのも超魅力です。
ＦＬＡＧ－Ｓもノーマル・アッパーで開発されていました。

ＯＨＬＩＮＳよりも速いセッティングが可能なショックアブソーバーは、多々あります。
スプリングも速さに適したものも、多々あります。それに見合うデメリットを
自ら受け入れれば、速い車を愉しむ事が出来るでしょう。

私がＯＨＬＩＮＳを選ぶ理由は、色々ありますが、自分のセッティングの好みに
合っているという所ですね。
①品質・精度・性能が良い。
②減衰力の調整が可能で、しかも調整幅が大きい。
③ノーマル・アッパーのモデルがある。
④オーバーホールが可能で、しかもそのＯ/Ｈ代が安定して安価である。

自分でサスの交換が出来た方が、安上がりですね。
工賃が一番、高いですからね。一回分で、良い工具セットが買えてしまいます。


１０人いれば、チューニングも１０色ですから、大事なことは自分が
何を望んでいるのかを把握して、それに合わせたものを選ぶという事ですね。


私が思うＳ２の凄い所は、速さではない走りのドライブの操作感（ドライバビリティ）とか、
その楽しさ（ドライビング・プレジャー）や精密度（プレシジョン）が
高次元でバランスしていて、その結果、速さも一級品に近しいものという事です。
ド・ノーマル旧ＮＳＸ－Ｒは、さらにその上の領域に到達していますが、
それ故にマルチではありません。
純粋な走りのみにおいて最高峰を体験できる希少な車両です。

それとは違いマルチさを持ちつつ、色んなシチュエーションにも対応でき、
走破性を確保している所が、私のＳ２の特徴であり、良い所でもあり、特異な所ですね。


それを実現するには、ＯＨＬＩＮＳ　ＦＬＡＧ－Ｓが理想的だったのです。