６０なってもＳ２０００のブログ一覧

あんまりサーキットを走るのは、自分のスタイルには合っていません。
車両のアライメントもワインディングとサーキットでは、ちょっと違います。

サーキットでは、物凄いＧを発生させますので、タイヤのキャンバーを
２～３度増やして、走るくらいがちょうど良いですが、
ワインディングをメインとするなら、キャンバーは純正値の範囲のままです。
その状態で、元気良く走らせても、ショルダーや磨耗肌を綺麗に保つ走りを目指します。
そういうセッティングじゃ無いと、ドライバーの丁寧さや綺麗なドライビングを
しているかどうかは判定できなくなります。
キャンバーが純正値なので、タイヤに無理をさせちゃうと、すぐわかります。

ワインディングだと、そういう走りで楽しめますが、ある部分の練習を目的として
サーキット走行をすると、周りよりもずっと丁寧に走らせないと、タイヤがすぐに
痛む事になります。
丁寧さ、綺麗なドライビングと、速さを両立するのは、かなりの腕が必要で、
あらゆる「精度」が高まっていないと出来ません。

まだまだ未熟者なので、サーキット走行では、
つい周りをきにしてしまい、タイヤを虐めてしまいます。
メンタルでも精度が低いですね。私の走りのスタイルでは、車両の限界に対する
運動性能をどれだけ引き出す（目標９５％↑）かですから、周りは関係ないのです。
自分との闘いのみに集中しないといけません。


サーキットを走るなら、あえてＷＥＴを選んでいます。たまにＤＲＹで走ります。
ＷＥＴを走り込んで練習し、ＤＲＹで確認しています。
ＤＲＹじゃないと見えて来ない部分の練習は、ＤＲＹでします。
マルチ・セッティングのおかげで、ＤＲＹでもＷＥＴでも攻め込めます。
ＤＲＹのセッティング（６．８）から、ＷＥＴへの変更は、前後を１段ずつ
落とす（７．９）にしたり、リアの減衰力をさらに少し低目（７．１０）に
するだけで対応が可能となります。
タイヤの銘柄を、ＤＲＹでもＷＥＴでも対応できるチョイスしているって
いうのも大きいですね。