６０なってもＳ２０００のブログ一覧

とあるサーキットをいかに速く走るか・・・そういった挑戦も面白いです。
車両をチューニングして、完全にコースに合わせたセッティングにして、
今の自分の腕で走らせて、結果を出す。タイムをとにかく速く、０.０何秒でも。
レースで言う予選みたいな感じですかね。

今ある手数の中で、結果を出す。そういうアプローチも楽しそうです。
楽しく走れていれば、それはそれでＯＫです。

でもそれは一歩間違えれば、上達ではなく、下達のような気がします。


上達とは、物事の本質・本道・・・つまり基本を軸とした成長の道筋において
ブレずに、その力量が上がる事を言うと思います。
下達とは、基本から道筋が逸れた小手先の力量が上がる事を言います。

どちらも悪い意味ではなく、上手く・速くはなっているんですよ。
下手や遅くにはなってません。
下達とは、良い意味で手数が増えるというか、引き出しが多くなるというか、
ドライバーの持つ幅です。見方により裏表のある微妙な成長ですね・・・。

上達ありきで、＋αで下達もバランス良くが理想です。
下達が、先行・優先してしまっては、本末転倒となります。




私は、失敗や、道筋を大きく外れる事を全て経験して、それでやっと本筋が
見えてくる。全ての罠に引っ掛かりながら成長するタイプみたいです。
だから言われて分かっていても、あえて自分で経験して理解にまで至らないと、
本道を進めません。
友人から言われている事を、結構、メモして残していますが、ある時、見返すと、
１０年以上も前に、こんな時にすでに言われていたなと思い返す事が、多々あります。
友人は、笑いながら「だから、そう言ってるじゃん。」と言いながらも、
「そういう性分なんだよね。これからも地道に行こう。」と言ってくれます。


自分ひとりでは、なかなか本道を歩めません。誰かの手解きがあった方が良いです。
それもその本人が、本道を見極められている事が重要なんですね。
私は、あらゆる才能が凡で、運動でも勉強でも何においても、ちょっとドン臭い方です。
かなりの平凡さだと自分でも思います。
ただ、好きな事に関しては、周りが驚くほどの「地道な継続力」と
「その道において超非凡な人を見抜く能力」はあると思います。友人がそれです。

無駄に大回りしたとしても本道を歩むことが、目標ですので、
ドライビングも、チューニングもそれに沿ったものを選択しています。


何と言っても、
楽しく走る事が重要ですので、どんなスタイルであろうと、他人は他人の楽しみ方があり、
自分には自分の楽しみ方・信じたスタイルで、走り続けるのが大事です。
その為には、経済力、時間、家族の理解などの様々な環境を維持する必要があります。
環境整備が最もネックかもしれませんね。あと自分の健康とか運動能力もそうです。

６０になってもＳ２０００で走り続けながら、ずっとずっと走りを愉しみたい。