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60なってもS2000のブログ一覧

2011年08月13日 イイね!

感性と理論、天才と秀才

ドライビングは、物理現象だと言いましたが、だからといって物理学の計算式で
頭でっかちな解説を考えまくるのも、何だか的外れになっているような気がします。
物理とは言え、そんな計算上であれこれ言うのではなく、大まかな枠を物理的に考えて、
理論を踏まえてドライビングに活かそうって程度の話です。

何も考えないで、感性のままにドライビングするのも、これまた微妙です。
稀にいる天才であれば、速く走らせる時があり得ます。感性も大事なんですが、
それのみではダメなのは言うまでもなく、物理に裏打ちされた理論と感性の融合とでも
言いましょうか、何事もバランスですね。


天才は、速い時がありますが、突然、スランプに陥って、そのまま引退なんてのが
天才には居たりします。
感性のみで速い場合、その速さを自分では説明できなくて、自分が何故?速いのか
全くわからずに、ただ速いだけなのです。
速さを説明するには、物理的に裏打ちされた理論がなくてはなりません。
理論があれば、スランプ時に自分のドライビングを見つめ直し、何故?遅くなったのか、
理由が見つかれば、スランプを脱出する事ができます。


友人は言っていました。
「僕は天才じゃ無いよ。秀才だよ。天才なんて言わないでくれ(笑)」と。

2輪出身の彼は、
「ライディングでもドライビングでも、秀才でなければならない。
常に考える。何故?速いのかも遅いのかも。理由があるから、ちゃんとした理論を
元に自分の状態を理解していなくてはダメだよ。」と言っています。

そんな彼に私はこう言っていました。
「いや、君は天才であり、秀才でもある。確かに秀才である事は間違いない。
でも、それだけなら誰の手解きも無しに、こんなにも本道を理解して、
そこを探求できる訳がないじゃないか。天才であるから理解して、秀才であるから
探求できるんだよ。」


天才なんて、そうそう居ないです。天才なだけでは、たった一度のスランプでダメに
なってしまう事もあります。自分の速さに傲慢でいては、胡坐をかいてはダメですね。
ずっと走り続けるには、天才であろうが、凡人であろうが、
秀才を目指さなくてはなりません。

走りも勉強です。好きじゃなければ、楽しくなければ続きません。

我慢の連続でもあります。
限界走りは、うわ~い♪楽しい~♪速い~♪凄~ぃ♪
なんてあり得ません。
しっかりとした車両ほど、速く走らせるためには、人間の持つ衝動の通りに
操作をしては、理想の走りには程遠くなりますので、やっちゃあいけない事を
押さえ込む作業に専念し、正しい操作をしてその結果、理想の走りに近い挙動を作って
綺麗な走り、限界走りとなる。その作り出した「結果」を愉しむのです。
その「結果」までに至る所作は、全て、我慢=苦痛と言っても良いでしょう。


理詰めでもダメ、楽しいだけでもダメ。
天才なだけではダメ、凡人でも良いから秀才であること。
秀才とは、自分の走りの内容を把握し、理論と照らし合わせて理解しておく。
理想の走りに近づくための本道を常に考えて、探求することです。


理想の走り・限界走行を目指し、さらに高みを実現するには、
ちゃんとバランスなど色々考えながら、走りを探求し続けながら走らないといけません。

「走りの探求者であれ!」です。
Posted at 2011/08/13 00:15:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ

プロフィール

趣味はスポーツドライビング 現在、中年のオッサンですが、所有したS2000を 60歳になっても、全開で限界付近を綺麗に攻める。 そんな将来を夢見て、日々精...
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