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60なってもS2000のブログ一覧

2014年10月09日 イイね!

理想のフィーリング

「楽しい」走りのために最も重要なファクターはプレシジョンです。
思い通りに操れて、その挙動が「読める」車両です。

「楽しさ」を追求する場合、他人と競争はしません。あくまでも自分が相手になります。自分がどれだけ車両の限界を引き出して操れるかになります。限界率を100%で走ることを目指すというのは実に曖昧で数値化出来ない行為です。そこに他人の入る余地はありません。
もし出来るとしたら同じ車両を同じ環境において走り比べることぐらいでしょうか。
まさに腕だけの勝負になります。言い訳なしの勝負が出来ます。

対して速さにこだわる場合、具体的に確実な数値が出せます。タイムです。絶対的な決着のつく勝負が出来ます。自分を下手だと思える人は少ないので、自分が速く走れる仕様が正しいチューニングだと思われるでしょう。しかしそれだと自分の悪い癖をカバーするチューニングになりかねません。


「楽しさ」と「速さ」を両立しようとすると、車両作りの時もドライブする時にもドライバーに「正しいドライバー」としてのかなりの精度を求められます。上級ドライバーですら汗をかいて全力を出し切って対応することになります。まさに「仕事」と化します。両立が高い次元で成立すればする程、「仕事」率も高まります。

さすがに仕事率が高過ぎると「楽しさ」との比率が変わり、楽しむ内容が変わってしまいます。私の理想から遠のいてしまいます。
速さをともなうのですからオーナーによっては、それが最も楽しめる車両になる場合もありますが、基本は自分の身の丈にあった仕事率に留めておくのが真の「楽しい」走りになると思っています。肩の凝らない走りが最も楽しいと思います。

仕事率が高過ぎる場合、まるで旧NSX-Rのように超上級ドライバーでしかアンダーを抑え込むことが出来ずに、綺麗にも速くも走らせることが出来なくなって面白くない。そんな車両になってしまいます。プレシジョンを確保した状態で速さを成立してしまうとドライバーを選んでしまう車両になってしまいます。それでは楽しめるドライバーも極々限られてしまいます。

中・上級のドライバーでも楽しめる車両は、プレシジョンをしっかり確保した状態で、さほど速さを求めないようにします。仕事率を身の丈に合わせるという事になります。
ドライバーの能力を全力で出しきる前に、制御できる車両を目指します。

プレシジョン性が高ければフィード・フォワードの操作により思い通りの挙動になるので、フィード・バックでの修正をほとんど必要としません。修正舵のないドライビングはまさに人馬一体となり楽しい走りになるでしょう。
Posted at 2014/10/09 01:46:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ

プロフィール

趣味はスポーツドライビング 現在、中年のオッサンですが、所有したS2000を 60歳になっても、全開で限界付近を綺麗に攻める。 そんな将来を夢見て、日々精...
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