６０なってもＳ２０００のブログ一覧

DRYグリップは期待ほどではないと感じたのは正しいです。
OEMタイヤの方がグリップはあります。

ただOEMのグリップは情報量が少なく、また曖昧なので非常に難しいです。
S001は情報量が多くて、わかりやすいのです。これは非常に楽しくなります。

わかりやすいというのはセッティングの出し易さにも繋がります。
曖昧さが無くしっかりと伝わってくるので１クリックの変化が如実にわかります。

市販タイヤ特有のダルいセンタリングの初期応答は慣れてしまえば
気にならなくなってました。

情報量が多いのでコントロール性は高いです。
操作に対する反応がしっかりしているのは、タイヤがXL構造によるものなのか・・・。
実際に減衰力を高め設定に探った時に、グリップ的に減衰が硬めだと感じても
タイヤのケーシングが負けてしまっている感は無いので、状況・環境により
使えてしまうな・・・という判断になってしまいます。

OEMは減衰力が高過ぎるとグリップはダウンしない状況であっても荷重過多でタイヤを無駄に消費してしまっている状況があり得ますが、S001にはそういった事はありません。


グリップが低いのを除けば、センシングしやすく、セッティングしやすく、コントロールも
しやすいと良いことばかりです。
コントロール性が高いことによるドライバーの走りにも良い影響を及ぼしてタイム的に
速くなるケースもあると思います。センシングの練習中で伸び悩んでいるドライバーなら
楽しめてさらに速くもなります。
エコタイヤなので限界走行しても大してタイヤが減りません。
走行後のゴムの溶けた臭いも少ないです。
ブリジストンの溶けてグリップさせるタイヤでないのでしょうか？路線変更？
エコタイヤはそういう仕様なのかもしれません。

寿命が長そうです。
WET性能は良いです。DRY性能からの落差が少ないのも面白いです。


一回目のインプレッション（2014年11月20日）と変わっていません。
そこそこ最初から正確に感じ取れていたと判断できます。


練習用タイヤとしては最高です。
他人と速さを比べる走りには向きません。
自分自身だけでの走りの「質」の追求には良いでしょう。

一度はS001の豊富な情報量から出来るコントロール性を味わって楽しむのは大いに有りです。
でもそこで止まっていては成長もありません。
許容量があるのは臨界点を低めに抑えて情報量を増やす傾向にあるからだと推測されます。
自分のセンシングをさらに高めるには、その上の許容量も情報量も少ないが、非常に高いグリップレベルを感じ取ろうとする練習が必要です。次のタイヤはOEMに戻します。
OEMは許容幅はありますが、情報を正しく認識するのが難しい。掴み所が無いという感じ。

今の私の技量ではOEMタイヤで走りこむのはちょっとハードルが高かったのですが、S001を挟むことにより１STEPが0.5STEP位に低くなり2段階に分けられたので頑張れる状況になったと解釈しています。

タイヤ・センシングで伸び悩んでいる人は、練習用タイヤとして一度お試しあれ。
走りを単純に楽しみたい人、車両を操る楽しみを優先する人にもお勧めです。


個人的には、S001の特性は大好きですので、エコタイヤ性能が余計です。
こんなにロングライフでなくて良いから、もっとグリップさせて欲しいですね。
XL構造をやめて、エコをやめて、グリップ重視のS001.evoを追加で設定してくれれば最高かな。