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60なってもS2000のブログ一覧

2019年05月02日 イイね!

フィットで通勤練習して1年半が過ぎました

[スポーツドライビングの独り言]
S2000から今は2nd CARのフィットで通勤練習しています。
やはりフィットは「良い練習車」だと実感しています。
RSだと良過ぎかもしれません。1.3Gで十分に楽しめます。


「良い車」は、ドライバーの悪い癖をカバーしてしまいます。
それに甘えてしまうと上手くなるのを阻害されてしまいます。
腕に見合うようにステップアップしていくのが望ましいです。

良い車は限界が高い。
それはそれでその速い領域で乗り込んでいく練習課題があります。



フィットで基本部分を見直しています。
そもそもの発端はカーペットに踵の跡が強く残っている事でした。
それはシートにしっかりと体重を預けていない証拠です。

シート着座を見直すと、今度はステアリング操作に余計な力が掛かっているのが判明し、シートposiを見直します。内容はドライビング本に載っているような超基本的な状態を見直しただけです。
20年以上もスポーツドライビングを趣味として楽しんでいても、基本が出来ておらず今になって見直しています。

正しいドラposiとシート着座は、タイヤINFOをさらに感じ取るのに貢献します。



また別の視点では
私のステアリング操作はいつまでもダラダラとゆっくり操作していました。
「丁寧に」と心掛けているつもりが、ただ単に遅い操作をしていただけになっていたのです。「可能な限りゆっくり、角の無い操作」だったのです。
それは自分で決めた一定基準の定速ステアリングを丁寧に操作しているだけでした。
自分の経験上、破たんを来さないであろう操作速度を基準に走りを組み立てていました。
それには物凄い弊害がありました。
ステア操作速度ありきとなり、そこ基準で進入速度を調節していたのです。
つまりハイスピードでの進入でギリギリ破たんを来さない走りとなり、それは
タイヤ限界としては余裕の無い「綱渡りの状態」で走っていました。
それはリスクが大きいし、また本来の速い走りでは無いのです。


速い走りをするにはコーナーを最速で駆け抜けるのではなく、コーナー脱出速度をいかに高められるかです。それも長いストレートの手前のコーナーを。
(連続するコーナーでは途中のは大した事は無くて、最後のが一番大事)
加速しながらコーナーを脱出するにはコーナーを最速で進入せずに加速の余地を作ります。脱出速度が高ければその後のストレートによりさらに差が付きます。
タイムを大きく稼ぐのはそこなのです。



ステアリング操作の正解は
「タイヤが付いて来る最も速い速度を限度に、角の無い操作」となります。

進入速度、コーナーのR、タイヤのグリップにより最速のステア操作は決まります。その速度以下で操作するのが「タイヤが付いて来る」操作です。
ただドライバーの感覚として、どれが付いて来ているのか、付いて来ていないのか。
そこが一番難しいです。タイヤのコンタクトフィールが正確無比ならば
こんなにドライビングで悩む必要はありません。


それでも通勤を利用して毎日走り込みをしていると進展がありました。
今まではタイヤの限界とは、葉書サイズのタイヤ接地面積をグリップとしてイメージし
グリップ円として捉え、それが路面のアンジュレーションや荒い操作により円が縮む
といった想像で走り込んでいました。

ある時、走りとしては悪くないし、丁寧な操作かつ速度も悪くない。だけど・・・
「タイヤに無理させているかな?」という感触が生まれました。


タイヤに無理させてはいけません。いや無理を0には出来ないので
自分の操作とその結果と、タイヤの無理が上手くバランスしているかどうかです。
遅いのにタイヤに無理をさせているのはダメダメな走りです。


今はタイヤがGによりヨレたり、荒い操作でサイドまで使って捩れているとか、
路面の変化でタイヤが変形するのまで想像するのだと意識できるようになっています。
正確に出来ているかは別として。

やろうとして努力し続けるのが大事です。
しなければ出来るようにはなりません。



操作はそれ一つを切り取って考えてはいけません。
全ての繋がりの部分が上手く段付きの無い事が重要です。
「シームレス」操作が大事でした。

車内映像で、荒く元気よく操作しているのがプロでもありますが、それは失敗への
修正なのでしょう。昔見たビデオで中島悟がRX-7を片手で攻めている映像を
思い出しました。本当に見た目としては「手を抜いている」ように見えてしまいます。

でも「それこそが手本」なのだと。見てるとこっちが眠くなる映像です。
今では利き腕じゃない左手だけで操作する練習を追加しています。
自分の身体なのに、自分の思い通りに動かせていない事を痛感します。

スポーツとは、その差を埋めて思い通りに身体をイメージ通りに動かすのだと思います。
力で抑え込むように保持していてはダメです。それではシームレスは実現できないし
何より大事なタイヤINFOが薄まります。
必要分以上には力を加えない。リラックスでの操作を心掛けます。
低速でそれが出来たとしても速度が高まれば、同じように上手くはいかなくなります。
それは練習(経験と継続)により克服しリラックスを出来るようにします。
そこで大事なのは身体のリラックスだけではなく、心・精神もリラックスが必要です。
恐怖心は最も邪魔になります。



20年以上の悪い癖はなかなか治りません。
進入の速度過多の癖は早急に対処したい所です。
2輪では恐怖があるので速度を落とすのを躊躇いません。
進入では恐怖が出ない速度までしっかり落とす。2輪では大事な要素です。
恐怖で身体が固まると上手く曲がれず飛び出してしまいます。

しかし4輪だと恐怖感が薄く、また何とか出来てしまうのでそこまで意識が強まりません。
これではイカン。
フィット(4輪)であっても、あたかもCBR(2輪)で走っているかのような想像で
速度を調節するように意識して走ります。私にはこれが効くようでした。

2輪では進入速度を落とし過ぎたとしても「あ~落とし気味になって良かった」と
思うようにします。速度超過は即転倒やガードレールへとつながり「死」も予感させます。

進入速度は失敗して速めになっても最速コーナリングで納まるようにします。
落とし過ぎでもそちらの方がマシ。精度を高める努力をします。
脱出速度が最速になるようにコーナーを組み立てるのは色々な状況が絡んで来ますので
ドライバーの力量もあって様々となります。どれがベストかなんて決められないし、
その場で判断も難しいでしょう。では何をするか?それは・・・
変わりゆく状況の「今」からその後をいかに最善に持って行けるように走ることです。
失敗したぁ~と思っている暇はありません。それはそれで、そこからいかに加速に
持って行けるかを考えて実行します。



今の私のテーマとしては多々あるのですが、大事そうなのをピックアップすると
①フィットをCBRのイメージで走らせる(進入速度の適正化)
②身体も精神もリラックスして、操作はシームレス
③タイヤへの負担を感じ取り、走りと天秤に掛けてコントロールする
④タイヤのコンタクトフィールを4輪で感じ取る
(グリップ感、スリップアングル、タイヤのヨレ、タイヤの接地面の状況)

こんな感じで練習です。
Posted at 2019/05/02 21:57:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 走るのが楽しい | クルマ

プロフィール

趣味はスポーツドライビング 現在、中年のオッサンですが、所有したS2000を 60歳になっても、全開で限界付近を綺麗に攻める。 そんな将来を夢見て、日々精...
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