FD3Sのロータハウジング、コネクタボルトの話
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
今回のエンジンOHは諸事情により、大物部品も結構、新品を投入しています。
自分はⅠ型なので、ロータハウジングの元々の部番は
N3A1-10-B10 (フロントロータハウジング)、
N3A1-10-B50(リヤロータハウジング)です。
通常、生廃部番を入れるとはじかれることが多いのですが、今回Dで上記を依頼すると下記のように分解されて受注が通りました。
N3G1-10-B10 (フロントロータハウジング)
N3G1-14-631(コネクターボルト)
N3G1-14-634(ラバーシール)
N3G1-10-B50 (リヤロータハウジング)
N3G1-14-631(コネクターボルト)
N3G1-14-634(ラバーシール)
つまり、前期でもコネクターボルトの所に関しては後期で良いってことだと思います。
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Fハウジングの表。
赤丸部分の6か所、小さな巣があり、樹脂状の物で埋められていました。
マツダも判断基準があって、これで流しているので、「使用上の問題は無い」としているのでしょうが、あまり気分の良いものではありません。たまたま研削した部分に現れてるわけで、じゃ、「内部に巣は無い」という保証はなく、むしろ「内部にも巣がある」と思った方が自然です。
まあ、この7か所のようなレベルであれば、問題無いと思うのですが、心配なのは「落とし穴的な巣」がないか?どうかという点です。 非破壊検査が実施されているとは思えないし。。。。。。。
このレベルの巣を検出できる非破壊検査をしちゃったらペイしないですよね。
「落とし穴的な巣」ってのは、表面上は見えないけど、薄皮を被って、内部にある巣です。これを気づかずに組んで、使用中にボコっと穴が開いて、それが機能的に問題のある個所だと泣くに泣けません。自分は実際にそのような巣に出くわしたことがあるのでナオサラ。
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こんな感じのヤツです。
以前、中古エンジンをバラシタときに見つけたヤツで、写真には写っていませんが、この巣の中にシールの破片が落ち込んでいました。水喰いギリギリというところでしょうか。
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Fハウジングの裏。
この面には巣はありませんでした。
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このハウジングのLOT
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Rハウジングの表。
赤丸部分の7か所、小さな巣があり、樹脂状の物で埋められていました。
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Rハウジングの裏。
赤丸部分の3か所、小さな巣があり、樹脂状の物で埋められていました。
矢印部分をアップにすると、
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巣のアップ
定規のメモリは1mmです。
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このハウジングのLOT
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オイルジェット部はFと同じ
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上が今回、購入したコネクタボルト。
下がストックで持っていたコネクタボルト。
部番は同じですが、違いがあります。
部番を変えてないので機能的な?差異は無いと思うのですが。。。。。
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最近(2023年9月)、購入したコネクタボルト
ネジの手前にツバがあります。
オイルチューブのコネクタとの関連ではツバがあった方が素直な感じです。
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昔(数年前)、購入したコネクタボルト
ネジの手前にツバありません。
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