2002年式のボルボV70。
家族のお古を引き取りました。
最初は叔父が新車購入し、中古で父親へ、その後兄弟へ渡り、4人目として自分の所へ。
(乗り出しは108033kmスタート)
ヘッドライトがガラスレンズでヘッドライトワイパーの付いた、今となっては古い型ですね。
ボルボはこの当時の渋い顔つきが好き。
内装は電動シートに本革シート、おまけにサンルーフ付き。
ボンネットダンパーが付いてたり、
最近は一般的になりましたが、日よけの色付きガラスだったり、
細かな所でお金がかかっている車です。
また、ワンタッチのチャイルドロック機構や、リアシートが折り畳めてジュニアシートに変わったり、
普段は手動ワイパーですが、オートセンサーも一応は付いていて、
ディーラーでコンピュータをいじってもらえばオートワイパーに変更出来るとか、
取説を読んでいると便利だったり不思議な機能があって面白い車でした。
当時の新車価格で460万円もする、古いながらも高級車ですね。
内装の質感が高く、本革シートは固すぎず柔らかすぎず、程よく体を包み込んでくれて
その後何台か車を乗りついでいますが、
未だにV70のシートに勝てるものがありません。
雰囲気は古いですが、高級感のある内装でした。
また、学生の頃に乗っていたランクルプラドよりも全長が長いことには少し驚きました。
日々の買い物等には、少し大きい車ですね。
1600kgの車重に、ノンターボの2400cc、170馬力ですが、出だしはストレス無く加速します。
さすが欧州車だけあり、高速時の100キロオーバーでもかなりの安定感があります。
また、直列5気筒という珍しいエンジンであるためか、加速時は独特のエンジン音がします。
広いエンジンルームなのに、バッテリーがトランク内にあるのも珍しいですね。
欧州車の車体剛性の高さは当時の国産車よりも格段に高いため、
10年落ちでも車体の歪み等はあまり感じられません。
でも欧州車ではそろそろ部品の故障が目立ってくる時期のため、少し覚悟が必要ですね。
国産車ではあり得ないような壊れ方をするとはよく聞きますからね...
この点に関しては、国産の品質の高さが勝っていると思います。
実際、ガソリン漏れやミッションの故障がありました。
エンジン始動後の一発目のシフトアップでギア鳴りがします。
当時のV70のアイシン製ミッションはトラブルが多いみたいですね。
(ミッションのオーバーホールより、リビルト品を入れる人も多いらしいです)
大きくて重い車ですが、そこそこパワーもあり、高速時でも高い安定感がある車。
きびきびした走りよりも、長距離巡行に向いた性格の車だと思います。
荷室が広いので、冬にはボードを運ぶのに活躍しました。
広い割に普段は何も積んでいないので、眠気に勝てないときは、
リアシートを倒せば私の身長では足を伸ばして寝れちゃいます。
2014年11月、VW POLOに変えたために手放しました。
走行距離は12万キロを超えた程度。
ガソリン漏れ、ミッションに不具合を抱えながらも、
なんとか走ってくれた車ですね。
12年落ちの車になっていましたが、ドアを閉めた際の剛性の高さは、
学生の頃に乗っていたプラドを思い出しました。
乗っていて、包まれているような安心感のある車でしたね。
最近のボルボはスタイリッシュで良いデザインですが、
当時の渋いデザインもかなり好きです。
車によって、前や後ろ等の好きな角度が絞られるのですが、
このV70だけは、前から見ても後ろから見てもバランスが良く、好きなデザインでした。