
2009年12月15日
トヨタL&Fがエンジン式ハイブリッドフォークリフトを発売
燃料消費量・CO2排出量ともに50%低減、世界トップクラスの環境性能を実現
写真・3.5トン積みディーゼルエンジン式ハイブリッドフォークリフト「GENEO-HYBRID」
株式会社豊田自動織機(社長:豊田鐵郎)・トヨタL&Fカンパニーは、3.5トン積みディーゼルエンジン式ハイブリッドフォークリフト「GENEO-HYBRID(ジェネオハイブリッド)」を、12月15日より国内市場向けに、全国41社のトヨタL&F取扱店を通じ、販売開始いたします。
今回発売する3.5トン積み「GENEO-HYBRID」は、現行ディーゼル車の約1/2の排気量のエンジンと電動モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載することで、現行ディーゼル車と同等の作業性能を確保しつつ、燃料消費量・CO2排出量ともに約50%※1低減し、世界トップクラスの環境性能を実現しました。
また、モーター駆動の走行方式を採用することで、電動車で好評をいただいている「アクセルオフ回生制動」、「アンチロールバック機能」の搭載が可能となり、ブレーキング・坂道発進等の操作性を向上させました。さらに、ハイブリッド専用モニターを搭載し、エネルギーの流れ、システムの状況を表示することで効率の良い運転をサポートします。
世界的な環境意識の高まりを背景に、フォークリフトの環境性能向上に対する市場ニーズは急速に高まっており、本年の国内フォークリフト市場における電動車の比率は57%まで上昇しております。一方で、積載荷重3.5トン以上の中・大型クラスでは、連続稼働時間等で課題のあるケースもあり、電動車の比率は 6%にとどまっております。
こうした状況をふまえ、トヨタL&Fカンパニーは、中・大型クラスをご利用のお客様の環境負荷低減と経済性向上ニーズに応えるべく、今回3.5トンクラスに「GENEO-HYBRID」を投入しました。
「GENEO-HYBRID」の特長、仕様、価格は以下のとおりです。
1. 特長
1) 新開発のフォークリフト専用ハイブリッドシステム
ニッケル水素電池をはじめ、実績のあるハイブリッド自動車用部品を活用し、フォークリフトの特性(走行だけでなく荷役も行い、かつ発進・停止の頻度が多い)に対応したハイブリッドシステムを独自に開発。走行はシリーズハイブリッド方式※2、荷役はパラレルハイブリッド方式※3を採用。
2) 「GENEO-HYBRID」の新機能(現行ディーゼル車に対して)
(1) アクセルオフ回生制動
走行中にアクセルペダルから足を離すと、回生制動によりスムーズに減速。制動エネルギーをバッテリーに回収。
(2) アンチロールバック機能
登り坂でアクセルペダルから足を離した際の急なずり下がりを防止し、坂道での作業性を向上。
(3) エンジン連動ミニレバー(荷役レバー)
エンジンに連動した荷役レバーの操作のみで容易に荷役作業が可能で、アクセルペダルの操作は不要。
(4) ハイブリッド専用モニター
省燃費運転時にエコインジケータを表示。また、エネルギーの流れ、システムの状況をリアルタイムに表示し、効率の良い運転をサポート。
2. 車両概要
全長/全幅/全高(mm) 4005/1350/2140
最高速度 19km/h
定格荷重 3500kg
ハイブリッド方式 走行 シリーズ方式※2
荷役 パラレル方式※3
エンジン 2.5Lディーゼル
走行モーター 出力 26kW
動力用主電池 ニッケル水素電池
3. メーカー希望小売価格(税抜き)
積載トン数 型式 希望小売価格(千円)
3.5 88-7FD35 7,329千円
* 「GENEO-HYBRID」はハイブリッド車独自の機構に伴う高度なメンテナンスを要するため、トヨタL&F販売店でのメンテナンス契約が必要です。
※1 : 当社作業サイクルでの測定値
※2 : エンジンで発電機を駆動し、発電した電力によって走行モーターが車輪を駆動する方式
※3 : エンジンと発電機にて、同時に荷役用油圧ポンプを駆動する方式
以 上
☆☆エンジン式ハイブリッドフォークリフト「GENEO-HYBRID」の詳細は下記のサイトをご参照ください。☆☆
http://www.toyota-lf.com/hybrid/
すっかり、見過ごしていました。
こちらのハイブリッドシステム、しっかり動いてます?
中小企業にはおよそ関係ない話です、金額が・・・
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トヨタディーゼル店 | クルマ
Posted at
2010/02/09 10:15:49