「ｅ：Ｓ（イース）」今夏発売

ダイハツ、超低燃費車を今夏発売　「１００万円以下で」

　ダイハツ工業の伊奈功一社長（６２）は１９日までに共同通信のインタビューに応じ、ガソリン１リットル当たり３０キロ走る超低燃費の新型軽自動車を、ことし夏に発売する方針を明らかにした。価格については「１００万円以下で出したい」との考えを示した。

　発売時期はこれまで「１１年中」としていた。

　伊奈社長は「安くてハイブリッド並みの燃費というのが大きい。ダイハツの死命を制するぐらいの車だ」と述べ、同社の経営戦略に占める重要性を強調した。

　海外生産については、経済成長を追い風に販売が好調なインドネシアで、現在は年間２８万台の生産能力を、５月にも３３万台に増強。フル生産すれば４０万台まで高まるとの見通しを示した。
2011/01/20 00:02 【共同通信】


ダイハツ：数年内に軽のＥＶ発売へ　トヨタと開発協議

　ダイハツ工業の伊奈功一社長は１９日までに毎日新聞のインタビューに応じ、数年以内に軽自動車の電気自動車（ＥＶ）を発売する考えを明らかにした。一方、ガソリン車では、１リットル当たり３０キロ超走る超低燃費の軽「ｅ：Ｓ（イース）」を今夏、１００万円以下で発売する計画を示した。

　軽のＥＶは三菱自動車と富士重工業が既に市販。伊奈社長は「ＥＶは（町中などで）１０～２０キロの短距離走行を繰り返す用途に大変魅力的。ダイハツの存在感が示せるＥＶをスピード感を持って企画する」と語り、親会社のトヨタ自動車とＥＶ開発の協議を始めていることを明らかにした。【宇都宮裕一】

毎日新聞　2011年1月20日　東京朝刊


富士重のＥＶ販売、最大５年凍結…市場成熟待つ

　富士重工業は２６日、電気自動車（ＥＶ）の販売を最大で５年間凍結する方針を明らかにした。

　早ければ来年３月にも現行ＥＶの販売を終了する。富士重は２００９年７月、国内では初めての量産型ＥＶを三菱自動車と同時期に投入したが、充電施設などの整備が不十分な点や、搭載するリチウムイオン電池が高価なことから、本格的な普及にはまだ時間がかかると判断した。

　富士重は０９年７月に、法人や自治体向けに軽自動車タイプのＥＶ「プラグイン・ステラ」（４７２万５０００円）を発売した。１１年３月までに４００台の販売を見込んでいる。

　ただ、４月以降は、ベース車となる軽自動車の生産から撤退することや、現在の販売規模とリチウム電池の価格水準では、ＥＶ事業は当面赤字が避けられないことから、ＥＶの販売を終了する。今後は経営資源を低燃費のガソリン車やハイブリッド車（ＨＶ）の開発・生産に集中する方針だ。
（2010年12月27日 読売新聞）


スバルはEV凍結
2010年12月27日(月) 08時35分

富士重工業は電気自動車（EV）の販売を最大で5年間凍結すると、きょうの読売が報じている。早ければ来年3月にも現行EV、スバル『プラグイン・ステラ』の販売を打ち切るという。

「充電設備が不十分な点や使用するリチウムイオン電池が高価なことから本格的な普及には時間がかかると判断した」としている。富士重工の“凍結”宣言が現実的だとすれば、先行する三菱自動車や日産自動車のEV戦略にも少なからず影響がありそうだ。
《福田俊之》レスポンス


　2009年10月末の「東京モーターショー2010」発表からようやく発売されるようだ。

　3月に現行EVスバル『プラグイン・ステラ』販売打ち切り後、ダイハツ「数年内に軽のＥＶ発売へ」の間、軽EVが途切れることになる。軽EVでもダイハツとスバルは結び付くことになるが、うまく乗り切れるのか。トヨタ軽市場に参入 も予定されていることから、取りあえずRAV4 EV国内投入して急場をしのぐのか。