![『エスティマ』 マイナーチェンジ 『エスティマ』 マイナーチェンジ](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/026/835/731/26835731/p1m.jpg?ct=9988a15bc5e3)
写真・エスティマハイブリッド G(7人乗り)。
ボディカラーはボルドーマイカメタリック〈3R9〉。
オプション装着車
トヨタ、エスティマ、エスティマハイブリッドをマイナーチェンジ
2012年5月8日 13時30分
トヨタは、エスティマ、エスティマハイブリッドをマイナーチェンジし、全国のトヨタ店ならびにトヨタカローラ店を通じて、5月8日より発売した。
今回のマイナーチェンジでは、スポーティグレード「アエラス」を中心に、内外装の意匠変更を実施し、一段と高級感とスポーティ感を高めている。また、エスティマハイブリッドに「アエラス」*1を新たに設定し、ラインアップを充実させている。
具体的には、「アエラス」の外観において、フロントグリル・バンパーの意匠変更に加え、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプの色変更、専用18インチアルミホイール*2の採用により、スポーティかつワイド感を高め、一段と個性を強調している。
また、「G」、「X」のアルミホイールを新意匠としたほか、エスティマハイブリッド全車にハイブリッド専用リヤエンブレムを採用している。
外板色には、新色のグレイッシュブルーマイカメタリック、アイスチタニウムマイカメタリックを含む全6色を設定した。
内装では、内装・シート色にスポーティな印象のブラックと上品な新色シェルの2色を採用したほか、インストルメントパネルやフロントのドアアームレストにサテン調シルバー加飾モールを追加。また、センタークラスターやステアリングなどのパネル色をブラックメタリックとするとともに、「G」、「アエラス“レザーパッケージ”」に深みのある木目調加飾を採用するなど、室内の質感を向上させた。
装備については、「G」および「アエラス“レザーパッケージ”」、ハイブリッド全車に、ナノイー®*3とスーパーUVカットガラス(フロントガラス)を採用し、快適性を向上。また、「アエラス」にデュアルパワースライドドアとロングスライドコンソールボックス*4を、「G」にパワーバックドアを追加設定し、使用性・利便性を高めている。
安全面においては、3.5L車にS-VSC*5を標準装備したほか、ハイブリッド車には車両接近通報装置を装備し、より安全性に配慮している。
また、“サイドリフトアップシート装着車”の車外にスライドダウンするセカンドシート(左席)をチャイルドシート対応としたほか、シートスライド量を増加し、利便性を向上させている。
なお、月販目標台数は、エスティマ2,200台、エスティマハイブリッド500台、店頭発表会は、5月26日(土)、27日(日)を予定している。
あわせて、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についても、ベース車と同様の改良を施すとともに、ガソリン車には「フレンドマチック取付用専用車[ウェルライド]」を新設定。さらに、エスティマハイブリッド「サイドリフトアップシート車(脱着タイプ)」のベースグレードに「アエラス」を追加設定し、バリエーションの充実を図っている。
また、「サイドリフトアップシート車(脱着タイプ)」には、脱着シートにフットレスト上下機構を採用し、車外での使用性を向上させている。
*1.含む、「アエラス“レザーパッケージ”」、「アエラス“サイドリフトアップシート装着車”」
*2.「アエラス“サイドリフトアップシート装着車”」および、エスティマハイブリッドの
「アエラス」、「アエラス“レザーパッケージ”」は、17インチアルミホイール
*3.ナノイー®は、パナソニック(株)の商標
*4.ガソリン車の「アエラス(7人乗り)」、「アエラス“レザーパッケージ”」のみ
*5.S-VSC:Steering-assisted Vehicle Stability Control(ステアリング協調車両安定性制御システム)
[ 提供元:GAZOO.com編集部 ]
【トヨタ エスティマ マイナーチェンジ】…ハイブリッドに「アエラス」を新設定
2012年5月8日(火) 19時30分
トヨタ自動車は、『エスティマ』、『エスティマハイブリッド』をマイナーチェンジし、5月8日より発売を開始した。
今回のマイナーチェンジでは、スポーティグレード「アエラス」を中心に、内外装の意匠変更を実施し、一段と高級感とスポーティ感を高めている。また、エスティマハイブリッドに「アエラス」を新たに設定し、ラインアップを充実させている。
「アエラス」では、フロントグリル・バンパーの意匠変更に加え、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプの色変更、専用18インチアルミホイールの採用により、スポーティかつワイド感を高め、一段と個性を強調している。
「G」、「X」では、アルミホイールを新意匠としたほか、エスティマハイブリッド全車にハイブリッド専用リヤエンブレムを採用している。
外板色には、新色のグレイッシュブルーマイカメタリック、アイスチタニウムマイカメタリックを含む全6色を設定した。
内装では、内装・シート色にスポーティな印象のブラックと上品な新色シェルの2色を採用したほか、インストルメントパネルやフロントのドアアームレストにサテン調シルバー加飾モールを追加。また、センタークラスターやステアリングなどのパネル色をブラックメタリックとするとともに、「G」、「アエラス レザーパッケージ」に深みのある木目調加飾を採用するなど、室内の質感を向上させた。
装備では、「G」および「アエラス レザーパッケージ」、ハイブリッド全車に、ナノイーとスーパーUVカットガラス(フロントガラス)を採用し、快適性を向上。また、「アエラス」にデュアルパワースライドドアとロングスライドコンソールボックスを、「G」にパワーバックドアを追加設定し、使用性・利便性を高めている。
安全面では、3.5リットル車にS-VSCを標準装備したほか、ハイブリッド車には車両接近通報装置を装備し、より安全性に配慮している。
また、サイドリフトアップシート装着車の車外にスライドダウンするセカンドシート(左席)をチャイルドシート対応としたほか、シートスライド量を増加し、利便性を向上させている。
ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についても、ベース車と同様の改良を施すとともに、ガソリン車には「フレンドマチック取付用専用車“ウェルライド”」を新設定。さらに、エスティマハイブリッド「サイドリフトアップシート車(脱着タイプ)」のベースグレードに「アエラス」を追加設定し、バリエーションの充実を図っている。
また、「サイドリフトアップシート車(脱着タイプ)」には、脱着シートにフットレスト上下機構を採用し、車外での使用性を向上させている。
価格はエスティマが275万円から、同ハイブリッドが379万円から。
(レスポンス 纐纈敏也@DAYS)
【トヨタ エスティマ マイナーチェンジ】ハイブリッドは100V・1500Wのコンセントを装備
2012年5月16日(水) 10時15分
トヨタ『エスティマ』のマイナーチェンジのポイントは、エクステリアの変更と、内装の質感向上にある。
製品企画本部開発主査の杵築邦昌氏は、「スポーティグレードであるアエラスの外観の意匠を変更し、一段と個性を強調させるスタイルとしました。また、内装の質感も向上させています」と話す。そして、「エスティマハイブリッドにも先進性とスポーティさを併せ持つ、エスティマハイブリッドアエラス、アエラスレザーパッケージを新たに設定し、更にラインナップが充実しました」と説明する。
杵築氏は、「初代エスティマは、1990年に誕生し、それ以来、常にクルマの新しい可能性を切り開いてきました。従って、今回のエスティマもそれを受け継いでいます」といい、「例えばエスティマハイブリッドでは、ハイブリッドカーでは唯一100V、1500Wのコンセントを装備しています」。
これは例えば、テレビや電子レンジといった家庭で一般的に使われる電化製品のほとんどを使うことができる。「この能力は停電時などの非常時の電源供給のシステムとして、新しいクルマの使われ方、価値を見せてくれました。また、クルマにできることは、従来のクルマの概念を超えてまだまだあるということも我々に気付かせてくれたと思います」とした。
(レスポンス 内田俊一)
【特集 クルマと震災 2012】トヨタ エスティマハイブリッド の有効性…
アルファード や ヴェルファイア に1500Wコンセントがついていない理由
2012年3月12日(月) 12時00分
東日本大震災から1年。当時を振り返るとさまざまなことが思い出されるが、東北の被災地で震災直後から復興へ向けて、大活躍したクルマがある。真っ暗な避難所に電気を供給し、明かりを灯したクルマがある。
それはトヨタ『エスティマHV』だ。トヨタ本社からも多くの車両が駆り出されたと聞くが、その最大の理由はガソリンの供給が滞った場面で威力を発揮する燃費の良さ(高速巡行で14km/リットル程度はいく)はもちろん、電気がストップした場所で電源供給車として機能する点にある。
◆エスティマHV搭載のコンセントはAC100Vが1500Wまで使用可能
エスティマHVは走行中、エンジン停止中ともに家庭用AC100V電源が1500Wまで使えるコンセントが車内にふたつ備えられていて、照明器具、暖房器具、テレビ、ラジオ、小型電子レンジ、湯沸器、ホットプレートなどを使うことができる。電源供給車という点ではEVも同じでしょ…と思うのはちょっと違う。EVはバッテリーが底をつけばそれで終わり。ところが、エスティマHVならガソリンが少しでも入っていれば電源供給車として機能し続けるのだから心強い。
エスティマHVは7〜8人乗りの3列シートミニバンであり、シートアレンジでリラックスモード、フルフラットモードになるから車中泊もできる。最大7〜8人が雨風や雪、寒さをしのげる簡易避難所にもなるのだ。
◆2011年3月11日以降発売のHVミニバンに1500Wコンセントがついていない…
しかし、これだけHVが溢れている時代に、そうしたAC100V/1500Wコンセント機能を持つのはエスティマHVと、新車では手に入らない先代の『アルファード』と同じく先代のエスティマHVのみ。
3月11日以降に発売された『カムリHV』はセダンだから、なくてもしょうがないと言えるが、震災から半年後の9月に加わったミニバンのアルファードHVや『ヴェルファイアHV』のAC100Vコンセントはたった100Wの容量でしかない(三菱『デリカD:5』などガソリン車のセットOP同様)。なぜだろうか?
◆1500Wを搭載しなかった理由は「環境対応」
その理由を確認したところ、3月11日以前、停車中にその電源機能を使うと、いずれバッテリーが減りエンジンが再始動し、“環境によろしくない”と判断したからだそうだ。そう言えば、いつからかトヨタはエスティマHVの100V/1500Wコンセント機能をおおっぴらにPRしなくなった(現在はやっているが)。また、アルファード&ヴェルファイアHVは3月11日の時点ですでに開発が終わり、仕様も決まっていたため、1500W対応にする時間がなかったのだそうだ。「3月11日以降に開発していたなら、1500Wの可能性はあったでしょうね」とのこと。
ただし、アルファード&ヴェルファイアHVとエスティマHVのHVシステムはほぼ同じ。現在100V/100Wコンセントのみだが、1500Wにアップグレードするのは難しくないという。ミニバンはいざというとき、車中泊が可能だ。それに十分な電源供給装備があれば鬼に金棒。MCなどの機会に、ぜひ1500Wにアップグレードしていただきたい。
マグニチュード7クラスの首都圏直下型地震が4年以内に70%の確率で起こるかも知れない…そんな今、HVの存在価値をさらに高めるため、HVには高い環境性能だけでなく、いざというときに役立つ機能を積極的に盛り込んでほしいと願う。それが、東北地方の人たちとはくらべものにならない被害とはいえ、東京近郊で被災した、いち自動車ジャーナリストの本音である。
(レスポンス 青山尚暉)
【トヨタ エスティマ マイナーチェンジ】コンセント、さまざまな車種につけていく方針
2012年5月15日(火) 18時06分
トヨタ自動車は15日、『エスティマ』のマイナーチェンジ発表会を東京都内で開催した。エスティマHVが搭載するコンセントは、AC100Vが1500Wまで使用可能であり、震災時に各所で電源として活躍したという話は記憶に新しい。
この点、トヨタ自動車製品企画本部のZF主幹、堀淳一氏は「今回のエスティマにももちろんコンセントはついます。ひとつの差別化要素ですから」と話す。
現行のトヨタ『アルファード』、『ヴェルファイア』は1500Wに対応した電源がついていない。これについては「震災を経て、アルファードやヴェルファイアだけでなく、さまざまな車種にコンセントをつける方向で検討を続けています」とした。
(レスポンス 土屋篤司)
【トヨタ エスティマ マイナーチェンジ】先人たちの理想のかたち
2012年5月16日(水) 10時45分
トヨタ『エスティマ』がマイナーチェンジした。その基本フォルムは初代から大きくは変わっていないという。
「その理由は、エスティマという未来の乗り物を22年前に開発した先人たちの理想が、現在のユーザーにも受け入れられているからだと思っています」と話すのは製品企画本部開発主査の杵築邦昌氏。
「エスティマという車名は、英語の“尊敬すべき”というESTIMABLE(エスティマブル)という言葉から付けられました。先人たちの時代を超えた想像力、好奇心、そしてそういうものを実際のクルマに創り上げるという志の高さこそ、エスティマブルだと思いますし、これがエスティマのブランド価値だと思っています」。
最後に杵築市は、「未来的、先進的、スタイリッシュなどエスティマを語る言葉はたくさんありますが、それは常に新しいクルマの価値を追求し続けることによって与えられた言葉だと思っています」。
そして、今回のマイナーチェンジでは、「そのエスティマインドを継承しながら更なる進化を遂げました。新しくなったエスティマは、皆さんのアイディアで、我々作り手の創造を超えた新しい価値を発見できる可能性を秘めたクルマだと思っています。このエスティマが皆さんとともに新しい未来を創っていければこんなに嬉しいことはありません」と語った。
(レスポンス 内田俊一)
≪くだめぎ?≫
エスティマHVの一番のウリは、以前はE-Fourシステムの4WDだった。大震災以後は「AC100V・1500W」コンセントになった。PHV化より、またE-Four化より、「AC100V・1500W」コンセント装備が先になる可能性が高いね。