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2021年01月08日

"青函トンネル"の走行車両

"青函トンネル"の走行車両 青函トンネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

[写真・画像] 789系電車使用特急「スーパー白鳥」先頭車両展望窓より撮影した本州側入口部分[注釈 2]

青函トンネル(せいかんトンネル)または青函隧道(せいかんずいどう)[3][注釈 3]は、本州の青森県東津軽郡今別町浜名と北海道(渡島総合振興局)上磯郡知内町湯の里を結ぶ北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道トンネルである。

青函トンネル(青函隧道)
概要
路線 北海道新幹線、海峡線
位置 津軽海峡
現況 供用中
起点 青森県東津軽郡今別町浜名(地図)
終点 北海道(渡島総合振興局)上磯郡知内町湯の里(地図)
運用
建設開始 1961年(昭和36年)3月23日
開通 1988年(昭和63年)3月13日
所有 鉄道建設・運輸施設整備支援機構[1]
管理 北海道旅客鉄道(JR北海道)
用途 鉄道トンネル
技術情報
軌道長 53.85 km(全長)
23.30 km(海底部)
軌間 海峡線:1,067 mm(狭軌)
北海道新幹線:1,435 mm(標準軌)
(三線式スラブ軌道)
電化の有無 有(交流25,000 V・50 Hz)
設計速度 250 km/h(新幹線)[2]
110 km/h(在来線)
最低部 -240 m
勾配 12 ‰
最小曲線半径 6,500 m

5 走行車両
 青函トンネルは海底の長大トンネルであるため、走行する車両には運輸省(現在の国土交通省)が省令で定めた防災基準を満たす構造であることが要求されている。なお明示された条件ではないが、本トンネルは海底を通ることから湿度が常に100%であるため、これに耐えうる構造であることも重要である。
 火災事故防止のため、トンネルを通行する営業用列車が電車または電気機関車牽引の客車・貨車のみに制限されており、内燃機関を用いる車両(気動車・ディーゼル機関車)は救援目的のディーゼル機関車を除き、当線内は自走・牽引は出来ない。さらに青函トンネルを通る冷凍コンテナは、熱感知機の反応で列車が足止めされないよう、機関車の運転席からの遠隔操作によりコンプレッサーの動力となるディーゼルエンジンを切るための専用回路を搭載したタイプに限られている[注釈 15]。
 本州と北海道間で車両を輸送する際は、内燃機関を停止した上で基本的に電気機関車の牽引により甲種輸送される[注釈 16]。
 なお、1988年(昭和63年)10月にはオリエント急行の車両が本トンネルを通行している[24]が、オリエント急行に使用される車両は内装に木材を使用している[24]上、食堂車では石炭レンジを使用しており[24]、火災対策上通行が認められない車両であった[24]。しかし、この時には各車両に車内放送装置と火災報知器を設置した上[24]、防火専任の保安要員を乗務させるという条件[24]で特別に通行が認められている[24]。
 北海道新幹線開業時に、青函トンネルを含む海峡線の架線電圧を新幹線にあわせて25,000V (50Hz)に昇圧し[25]、保安装置もそれ以前のATC-LからDS-ATCに変更された[26]。

5.1 現在運用中の車両
・電気機関車
  EH800形:貨物列車を牽引。青函専用機。
 20,000V・25,000V双方の電圧に対応した複電圧電気機関車。北海道新幹線開業後、青函トンネルを含む海峡線を通過する電気機関車は本系列に統一。

・新幹線車両
  E5系・H5系:東京駅・仙台駅 - 新函館北斗駅間を直通運転する列車は「はやぶさ」、盛岡駅・新青森駅 - 新函館北斗駅間を運転する列車は「はやて」として運用[報道 18][報道 19]。
  E926形(East i)
  E956形(次世代新幹線試験車両ALFA-X)

・クルーズトレイン E001形(TRAIN SUITE 四季島)

・事業用車両
  キヤE193系:総合軌道試験車両。2009年6月にED79形牽引の甲種輸送列車として初めて通過している。JR東日本秋田車両センターからJR北海道に貸し出され、管内の路線を検測している。

5.2 過去の車両
電車
・485系:特急「白鳥」。かつては特急「はつかり」として運転されていた。
・781系:臨時特急「ドラえもん海底列車」仕様。
・789系(基本番台):特急「スーパー白鳥」。
・785系(300番台):特急「スーパー白鳥」。増結用のため、単独での運転は不可能である。
・721系:試験走行のための運転で、営業運転は実績なし。

気動車
・キハ183系:6000番台のお座敷車両とノースレインボーエクスプレスのみだったが昇圧の関係で運用は道内のみになる予定。

電気機関車
・ED76形(550番台)
・ED79形:客車列車・貨物列車を牽引。青函専用機。
・EH500形:貨物専用機。

ディーゼル機関車
・DE10形:救援用にそれぞれ2両が常時待機していた。

客車
・マヤ34形:軌道検測車。「はまなす」に連結されて走行し、レールを検測していた。
・12系:急行「八甲田」の間合い運用として臨時快速「海峡」として運行。※折戸ドアのため冬季以外で使用されていた。
・50系(5000番台):快速「海峡」。2002年以降は救援用として残存している。
・14系:急行「はまなす」。緩急電源車は消火装置等の対策済みのものが限定使用されていた。かつては「はまなす」の間合い運用として快速「海峡」にも充当されたほか、ノースレインボーエクスプレスも入線していた。
・24系:寝台特急「北斗星」「日本海」「トワイライトエクスプレス」および急行「はまなす」。電源車は消火装置等の対策済みのものが限定使用される。客車も耐寒耐雪構造を強化した車両に限られていた。「日本海」の函館乗り入れ中止を皮切りに2015年3月に「トワイライトエクスプレス」、8月に「北斗星」が廃止され、残る「はまなす」も2016年3月をもって廃止となった。
・E26系:寝台特急「カシオペア」および団体専用列車「カシオペアクルーズ」・「カシオペア紀行」。定期列車としては2016年3月まで運転。「カシオペアクルーズ」および「カシオペア紀行」は2016年6月から2017年2月までの期間限定で運行され、以降は「TRAIN SUITE 四季島」と入れ替わる形で運用を終了した。今後は本州(JR東日本管内)のみで運用。
・オリエント・エクスプレス '88:走行条件や防火基準は満たして居ないものの、全車に警備員乗務で特認走行。

12 脚注
12.1 注釈
[注釈 2]^ 2010年(平成22年)1月29日に函館本線 深川 - 妹背牛間で発生した踏切傷害事故を受けて、同年JR北海道が特急形車両の先頭車運転台側の貫通路への立ち入りを禁止したため、以後はこのアングルでの撮影は不可能となっている。
[注釈 3]^ 「隧」が常用漢字外であるため、青函ずい道と表記されていたこともある[4]。
[注釈 15]^ 東海道・山陽本線系統の貨物列車に積まれる冷凍コンテナの一部には、この回路が非搭載のタイプがあり、「青函トンネル通過禁止」と書かれている。
[注釈 16]^ 21世紀初頭に青函トンネル経由で行われた甲種輸送は、2008年(平成20年)11月のミャンマー譲渡車両、2009年(平成21年)3月24日のDF200形ディーゼル機関車などがある。

12.2 出典
[1]^ “鉄道建設・運輸施設整備支援機構債券内容説明書 (PDF)” (日本語). 鉄道建設・運輸施設整備支援機構. pp. 19頁 (2009年1月5日). 2010年5月15日閲覧。[リンク切れ]
[2]^ 日本鉄道建設公団札幌工事事務所 1990, p. 254.
[3]^ 出入口の扁額。
[4]^ “新幹線鉄道建設に関する整備計画”. 運輸省. (1973年11月13日)
[24]^ 床下の仕掛人「電車まんだら 21.オリエント急行来日のはなし」『鉄道ジャーナル』第505号、鉄道ジャーナル社(成美堂出版)、2008年11月、 105頁。
[25]^ “JR貨物 整備新幹線小委員会ヒアリング資料 (PDF)”. 国土交通省 (2012年2月27日). 2013年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月2日閲覧。
[26]^ “開業に向けた取り組み(北海道新幹線スペシャルサイト)”. 北海道旅客鉄道. 2016年10月25日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年1月2日閲覧。

12.3 報道発表資料
[報道 18]^ “北海道新幹線の列車名決定について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2014年11月20日), オリジナルの2014年11月26日時点におけるアーカイブ。 2014年11月20日閲覧。
[報道 19]^ “北海道新幹線の列車名決定について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2014年11月20日), オリジナルの2014年11月29日時点におけるアーカイブ。 2014年11月20日閲覧。

最終更新 2021年1月6日 (水) 20:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
「青函トンネル」出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋


≪くだめぎ?≫
 「DD51」形ディーゼル機関車と私は思っていたが、実際は「DE10」であった。現在、救援目的のディーゼル機関車は配置されていないのかな。DF200形ディーゼル機関車をかつての東海道新幹線911形ディーゼル機関車の様にすると思うが。でも、911形は実際には救援目的で使われず、前後の新幹線電車がけん引するため、青函トンネルでもその処置が行われているようだ。

 1988年(昭和63年)10月にはオリエント急行の車両が、
①内装に木材を使用
②石炭レンジを使用
だったが、防火専任の保安要員を乗務させて運行されたのが、最大のトピックスだと今でも思うが。
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Posted at 2021/01/08 17:36:25

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