
写真・ヤナセ八戸店サービス工場にて、5月28日撮影
「新生GM」が発足(09/7/11)
○破綻から40日異例の速さ
【ニューヨークー10日共同】経営破綻(はたん) した米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM) は10 日、優良資産の売却など米連邦破産法の手続きを終え、「新生GM」が発足したと発表した。ヘンダーソン最高経営責任者(CEO)が同日朝(日本時間夜)記者会見し、
「今日GMの新たな時代が始まる」と強調した。
ヘンダトソンCEOは
「2015年までにできるだけ早く政府資金を返済したい」と述べた。ただ世界的な自動車不況が長期化しており、新生GMの先行きは不透明。工場閉鎖など大規模リストラで経営効率化を図れるかが焦点となる。
新生GMは旧GMから引き継いだ「シボレー」など4ブランドに経営資源を集中。10年の再上場を目指す。
GMは販売促進のため、米インターネット競売大手イーベイと提携、09
年末に退社予定だったラッツ副会長が残ることを明らかにした。また経営幹部の35%、事務系職員の20%を年末までに削減する方針を示した。
米政府は、手続きが長引くとGMの資産劣化や自動車業界の混乱を招くとして、10日までに売却を完了できるようニューヨークの連邦破産裁判所に要請。5日に承認されていた。
新生GM株は当初、米政府のほかにカナダ政府と州が11・7%、全米自動一車労働組合(UAW) が17・5%、債権者が10%保有する。
○トヨタは合弁工場清算ヘ
GMの発表を受けトヨタ自動車は同日、米カリフォルエア州のGMとの合弁工場「NUMMI」(ヌーミト)を清算する方向で検討すると表明した。新生GMが合弁工場を引き継がず、撤退する方針のためだ。
GMは6月1日、破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、米製造業史上最大規模の破綻となった。オバマ政権は手続き期間を当初想定した60〜90日間から大幅短縮し、約40日間という異例の速さで完了させた。
GMは、米政府の60・8%の出資など全面支援の下で復活を急ぐ。4月末に破綻したクライスラーに続き、GMも法的管理から脱し、米政府の自動車業界支援は大きな節目を迎えた。
デーリー東北より
「約40日間という異例の速さで完了させた。」
大幅な生産減がNUMMI(ヌーミト)をリストラしたようなものだ。それまでの増産をそれぞれのメーカー工場増強でやってきたからだ。自分の資産を大事にするからね。税金投入は有無を言わさないね。
Posted at 2009/07/11 19:46:04 | |
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