
[写真・画像]
(上) 日野・ポンチョ(初代)背面ドア付
西東京バス/羽村市はむらん
(上) 同 背面ドア付(リア)
(下) フィアット・デュカート2代目 前期型 2007年10月31日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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2006年は比較的単調な新車導入となった。・・・導入は2月,3月,7月,8月,10月に行われた。
第二陣となった3月は、茅ヶ崎に3台が導入された。いずれも茅ヶ崎市コミュニティバスの路線拡充に伴う増車で、車種は日野ポンチョ(初代)が選択された。この車種は当初90台の限定生産で販売が開始された車種であり(実際には100台以上製造した模様)、各地で見られるもののそう台数の多いものではない。ラインアップは至ってシンプルであり、後面ドアつきか否かの2種が全てである。茅ヶ崎に導入された3台は後面ドア無し仕様であるが、通常の座席仕様(座席12うち3席跳ね上げ式,定員20名)とは異なり、座席10うち7席跳ね上げ式,定員18名となっている。同月22日から新型ポンチョ(ADG-HX6JHAE/ADG-HX6JLAE)が販売されていることから、初代ポンチョの最終生産車となっている可能性が極めて高い。
以上、抜粋したもの。
日野・ポンチョ
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ポンチョ (Poncho) は、ジェイ・バスが製造し、日野自動車が販売している路線用小型ノンステップバス。
愛称の由来は、ポンと乗ってチョこっと行くことから。また衣服のポンチョにもかけている。
2002年から2005年に発売された半国産の初代ポンチョと、2006年以降発売されている純国産の2代目ポンチョ (HX系) の2種類があるが、本項では両車を扱う。
1 初代(VF3ZCPMAC)
初代ポンチョは欧州製の小型バスに対抗してつくった半日本製バスで、シャーシ・エンジンはフランスのPSA・プジョーシトロエン製、ボディーは日野グループ製となる。この仲介役はトヨタであるが、当時、トヨタ・アイゴで合弁関係となったPSAに対する配慮の一環といわれている。
シャシは前輪駆動となっているのが特徴で、欧州では「プジョー・ボクサー」・「シトロエン・ジャンパー」、「フィアット・デュカート」にも使われているものである。
サスペンションは前輪がストラット + コイルスプリング、後輪がリジッドアクスル + 半だ円リーフスプリングとなっており、現在主流の空気ばねによるニーリング機構を備える車両とは異なっている。
またエンジンもフロントエンジンを採用している点で特徴的である。93 kW(127PS)のインタークーラー・ターボ付き2.8リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを横置きし、変速機は5速マニュアルトランスミッションのみのラインナップとなる。
これらの仕様が示すように、構造的にはミニバンやデリバリーバンなどと同様、乗用車の延長である。
車両のサイズは全幅2 m×全長5.8 mで、客室フロア全体がノンステップとなっている。なお、登場当初は日野車体工業でボディー架装が行われていたが、日野自動車といすゞ自動車のバス製造事業が統合されてジェイ・バスが発足した後は、製造がトヨタテクノクラフトに移管された。
また仕様が簡略化されており、車種も絞られているのが特徴で、背面ドア付を含めても2仕様だけであり、価格も単一(1,530万円)、行先表示もユーザーが方向幕装置などを希望しなければ差し込み式となる。
発売開始は2002年で、2003年には車椅子の乗降に便利な背面ドア(バックドア)付仕様が追加された。当初の予定から3年間で90台の限定生産品となっており、2005年をもって販売終了した。型式はVF3ZCPMAC。
・定員
座席12+立席7+運転席1の計20人乗り(車椅子1台乗車可能)である。なお、背面ドア付仕様は定員が1名減となる。
2 2代目 (HX系)
2代目ポンチョは初代とは異なり、純日本製のバスとなった。また、日野自動車・いすゞ自動車のバス製造事業統合に伴い、ジェイ・バス小松工場で製造される。
リエッセ (RX系) をベースとして、2004年の第38回東京モーターショーに参考出品した純国産の小型ノンステップバス「ポンチョL」を量産化向けに仕様変更したもので、2006年(平成18年)3月22日に発売開始された。
「シンプルで丸みある親しみやすい外観デザイン」、「ユニバーサルデザイン思想の乗降性や室内空間」をコンセプトとしており、それが高く評価され、2006(平成18)年度のグッドデザイン賞を受賞している[2](受賞番号06A12031)。デザイナーは 塩野太郎(鉄道デザイナー、現:総合車両製作所所属)。
可愛らしい外観に合わせて灯火類は全て丸形で揃えられているが、これらは専用部品ではなく、前照灯は日野と同じくトヨタグループに属するダイハツの軽自動車、2代目ムーヴカスタム(L900系)からの流用、リヤのランプ類も2代目セレガと共通とするなど、個性を出しつつコストを抑えている。
車体は基本的にリエッセをベースとしているが、2代目セレガ同様、サスペンションやエンジンなど前後それぞれ別のシャーシに、フルディップカチオン電着塗装を済ませたボディを「ポン載せ」する工法にて組み立てられている。全長はリエッセと同じ7 mの「ロング」に加え、6.3 mの「ショート」が新たに設定された。
車体後端のエンジンをトランスミッションの上に2階建てに重ねた上で横置きとしてリアオーバーハングを大幅に短縮し、また運転席を前輪の前方から前輪直上に移すことでフロントオーバーハングも短縮して、ホイールベースをリエッセの3550mmから4825mmに拡大した。これにより、フルフラットノンステップとはいかなかったものの、短めの全長の中に最大限のノンステップフロアを確保した。ホイールベース間では車椅子が回転できる通路幅が確保されているほか、ニーリング機構が標準装備となった。
乗降扉はワンボックスカーのような外側スライド式のプラグドアで、ロングでは2扉となる。ロングでは定員30名以上を確保しており、非常口も設置されている。仕様としては、ロング・ショートともに「前向きシートタイプ」「横向きシートタイプ」「前向きシートタイプ・寒冷地仕様」の3種類が設定されている。
5 関連項目
・日野・リエッセ
・電気バス
・三菱ふそう・エアロミディME
・クセニッツ
・オムニノーバ・マルチライダー
・メルセデス・ベンツ スプリンター(T1N)
・ コミュニティバス・・当車種が導入されることも多い。
・狭隘路線・・当車種を使用する前提で、路線が開設されることもある。
最終更新 2020年5月24日 (日) 04:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
フィアット・デュカート
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フィアット・デュカート(Fiat Ducato)は、フィアット社が製造する大型バンである。フィアット・デュカートはプジョー・ボクサー、シトロエン・ジャンパーと同一のバンであり、キャンピングカーへの改装に使用される非常に一般的なモデルであり、日本へも並行輸入される。これらの3車種全ては1981年以来、イタリアとブラジルにある同じ工場で製造され、これまでに200万台以上のフィアット・デュカートが生産されている。
1 歴代モデル
1.1 初代 (1981-1993年)
初代デュカートは1981年に導入され、1993年にフェイスリフトを施された。エンジンは2.0 Lの直列4気筒のガソリンエンジンと1.9 Lのディーゼルエンジン、グレードはベースのSとSXがあった。生産はイタリアのセヴェル南(Sevel Sud)工場で行われた。ほぼ同一の他ブランドの車としてアルファ・ロメオ AR6、プジョー・J5、シトロエン・C25、タルボ・エクスプレス(1986年 - 1992年)があった。デュカートの各モデルの名称はその積載量に応じて、デュカート 10(1.0トン)、デュカート 13(1.3トン)、デュカート 14(1.4トン)とデュカート マキシ18(1.8トン)であった。
1.3 2代目 (1993–2006年)
新しいセヴェル工場の製品では、プジョーはボクサーに、シトロエンはジャンパー(英国ではリレー:Relay)に名称を変更した。1998年にオプション・エンジンの一つであったフィアット製2.5 Lディーゼルエンジンはイヴェコ/ソフィム(Sofim)製の2.8 Lに替えられた。
デュカートの貨物運搬モデルは12m3の容積を持ち、2.0 Lガソリンエンジン、2.0 L JTD、2.3 L JTD 16v、2.8 L JTDの4種類のエンジンが選択できた。これら全てのエンジンはユーロ3規制に適合し、プログラム・メンテナンス・マネージメント機能を持っていた。変速機は2種類あり、5速マニュアルトランスミッションと4速オートマチックトランスミッションが用意されていた。
デュカートの旅客輸送モデルは6名から9名の定員で110 bhp の2.3 L JTD 16vエンジンを搭載し、これもユーロ3に適合していた。
デュカート コンビ(Combi)は貨客混載モデルで荷物と同じように人も9名まで乗せられた。デュカート 10(1.0トン)、デュカート 14(1.4トン)とデュカート マキシ18(1.8トン)の各モデルがあった。
第2世代のデュカートは2003年にフェイスリフトを施され、後部と側面にモールディングを追加しフロントグリルが新しくされた。エンジンは2.0 L JTD、2.3 L JTD 16v、2.8 L JTDで、2.5 Lディーゼルエンジンは落とされた。このときのモデル名称は、デュカート 29(2.9トン)、デュカート 30(3.0トン)、デュカート 33(3.3トン)とデュカート マキシ35(3.5トン)であった。
日本ではデュカートをベースに日野車体工業およびトヨタテクノクラフト製のボディを架装して2002年 - 2005年に日野・ポンチョ(初代)が製造されている。
1.7 3代目 (2006-)
2006年に発表された第3世代のデュカートは旅客輸送用と貨物運搬用の双方に多くのモデルが用意される。再び積載量が増やされデュカート 30(3.0トン)、デュカート 33(3.3トン)、デュカート マキシ35(3.5トン)、デュカート マキシ40(4.0トン)がある。
1.9 メキシコでのフィアット・デュカートとプジョー・マネージャー
この第3世代のデュカートは2007年11月15日からメキシコで販売が開始され30種類以上のモデルが提供されている。当初、第3世代のデュカートはアメリカ大陸ではメキシコ市場でのみ提供されておりその他の地域では販売されていなかったが、北米市場においては2013年より傘下のクライスラーの商用車ディビジョンである「ラム」ブランドのラインナップ拡充を目的に「Promaster(プロマスター)」の名で販売を開始した。
PSA・プジョーシトロエンとフィアット・グループの共同事業の一環として、ボクサーの名称で知られるフィアット・デュカートのプジョー版もメキシコで販売されるがその車名は"マネージャー(Manager)"と変えられている。
最終更新 2018年11月13日 (火) 17:35 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
≪くだめぎ?≫
"初代『ポンチョ』全幅2 m×全長5.8 m"
ウィキペディアに掲載「神奈中バス茅ヶ崎市えぼし号」は水色が有名であるが、この型が最終生産車の様で、フルモデルチェンジ版の前に駆け込んだ。現行型「ショート」6.3 m、短くてより使いやすいと思ったのか。
現行型7 mの「ロング」でも使える場面も多いが、車いす仕様車の『コースター』
『ハイエース』の方がより多く見かけるね。