• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

4Catsのブログ一覧

2016年12月18日 イイね!

2016年走り納め 表丹沢林道

2016年走り納め 表丹沢林道可愛い猫たちがやって来て、あまり遠出をしなくなってしまった。
特にはじめにうちに来たうみちゃんは、出掛ける準備をしていると、そわそわと後をついて回り、
「どこへ行くの?」
という目でじっとこちらを見つめてくる。
あらかじめ約束のないソロの予定は、これで何度やめにしたことか。

それでも山が恋しくなり、
「すぐに帰ってくるからね」
と嘘をつき、近場の丹沢へ出掛けてきた。
ホントはこの後もう一走りのつもりではいたのだが、やはり出掛けに引き留められ、月半ばのツーリングが今年は走り納めとなってしまった。

高台にあるデポ地の公園に朝日が差してきた。
同行いただくのは、じーてぃーすりー氏と、林道ツーリングは初めてというI氏。


公園のグランドから大山方面を望む。
いつかと同じように朝の月が見えている。


246・善波トンネルへの登りは、ウォーミングアップにはややハードに過ぎる。
走り出しは冷え込んでいたが、身体は大分温まった。
トンネルを抜けると、ご褒美の富士山がくっきり。幸先のよいスタートだ。




戸川の高台から振り返る相模湾。
今日も金色に輝く海面がまぶしい。


秦野戸川公園の脇を抜けると、未舗装の戸川林道に入る。
I氏自らレストアされたエンペラーは、フロント48×34、リア14~26とギア比も当時のまま。
これでお二人に付いて行けるか不安だなどとおっしゃっていたが、何の何の、ぐいぐい調子よく進んで行かれる。


"定点"ポイントの「丹沢大山国定公園」碑。


今年設置されたのかな。「竜神の泉」脇にヤマビル注意の看板。
丹沢は多いと聞くが、この季節なら心配はないだろう。


表丹沢林道の起点に到着。
車輛通行止めの標識は、すっかり色褪せて分からなくなってしまっている。


ゲートから先は全線舗装路。
ただしこの季節は、落ち葉の間に隠れている落石には気を付けて行かねばならない。


冬枯れの中を行く雰囲気のよい林道。気温も上がってきて絶好のツーリング日和だ。






秦野の街を見下ろし・・・


富士の頂を望む。


最後に現れる菩提への心臓破り。元「登山道」の登りは半端ではない。
I氏は途中足を着いてから"押し"でやり過ごしたが、34×24Tのローギヤでは無理もないだろう。
フロントトリプル化で小さなインナーを用意し、必ずリベンジするとのこと。
その際は是非お付き合いしましょう。


何もない頂上は登山者の車だらけ。この先を下ると、ヤビツ峠方面からの県道70号と合流する。
既に正午を回っており、行って戻るだけのヤビツは今回もパス。ランチを求め宮ケ瀬へ直行だ。


宮ケ瀬までは大半下り基調でラクラク。




ビュンビュン飛ばし、ランチタイムのうちに目的のお店に無事到着。


少し遅めの昼食を済ませると、湖畔の日差しは既に夕方の色。
家で待つうみちゃんたちのことを思い、デポ地へと急いだ。


〈コース〉
Posted at 2016/12/31 18:35:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2016年11月20日 イイね!

桐生の山中で紅葉を堪能 小中西山林道・南回り

桐生の山中で紅葉を堪能 小中西山林道・南回り2013年年明けにtaboomさん、a-waterさんにご一緒いただいた桐生の小中西山林道へ、ちょっと出遅れたとは思いつつも、紅葉を期待しじーてぃーすりーさんと出掛けてきた。
前回はメインの林道進入前に、自販機スタンド「丸美屋」さんやらわたらせ渓谷鐡道に足を止めたりと寄り道をし過ぎ、更には思っていた以上の残雪に後半の行程がかなりいっぱいいっぱいになってしまった。
今回はその反省から、あまり寄り道はせず、前回雪の為に北回りに変更し激坂に悩まされた行程を本来の南回りに戻し、さらっと登って帰ってくるつもりだったのだが・・・。

東北道岩舟JCT辺りから出始めた霧は太田藪塚ICを降りても更に濃くなるようで、これはこれで幻想的なツーリングになりそうと期待したが、大間々の街を抜ける頃には予報通りすっかり晴れ上がり、澄んだ空が広がってきた。


前回同様道の駅「くろほね・やまびこ」にクルマを停め、隣のコンビニで朝食を買って戻るとじーてぃーすりーさんが白いTOEIを下ろしていた。
声を掛けると、何やら嬉しそうにしておられ、話を聞くと何と、つい先日休みを取って西の何でもピカピカに磨いてしまう某ショップへと赴き、ヴィンテージフレンチアッセンブルの650Bと700C、二台まとめてオーダーしてしまったのだとか。

坂東辺りだったらすぐさまコ●スにでも駆け込み、その詳細を根掘り葉掘り尋問したいところではあったのだが、東京から二時間半、延々とやって来た目的は小中西山林道なのである。
ここはグッとこらえ、ペダルに足を掛けた。

走り出しは7時過ぎ。国道122号の路面には昨夜の雨が残るものの、澄んだ空気の向こうには鮮やかな錦色の山々。まだ充分楽しめそうだ。


寄り道はしないといいつつも、やはりここは外せない、自販機スタンド「丸美屋」さん。
もうここでしか買えないトーストをと思ったが、朝の補充前で残念ながら「売り切れ中」。
ならばと頂いた天そばで、乗ってるじーてぃーすりーさんは海老天大当たり。
我々が食べ終わる頃、何故か一気にお客さんが押し寄せてきた。


丸美屋さんの先で、車の増えてきた国道を避け脇道へエスケープ。


視界の先に、端々に、赤や黄色が飛び込んでくる。




本日は乗れません。




レールが見えると、つい列車の通過を待ちたくなるが、やり出すと切りがなくなるのでグッと我慢。
林道入り口を目指し、再び国道方面へ戻ろう。


小中駅近く、古い校舎が目につき立ち寄った。
杲(ひので)小学校跡。廃校になってもう随分になるようで、雰囲気のある校舎もガラスが割れていたり、荒れ気味なのが残念なところ。


国道122号「小中」交差点から県道268号へ。
県道の奥がそのまま林道へとつながっている。色付く山を眺めながら緩い勾配を登って行く。




やっぱり出るね。ここからクマ鈴をフロントバッグのD環にセットした。


葉を落としてしまった木々も大分あるが、それはそれで風情があるというもの。


少し勾配が増してきた。




モミジの色に誘われ、小中大滝近くの公園で休憩。




小休止のつもりが、気になる西のショップ訪問記を聞きはじめると、もう止まらない。
オーダーの中身もさることながら、T社の現状やツーリング系ショップの種々の情報など、興味をそそられることばかりで話は尽きず、思いがけずの大休止。
しかしながらまだ目的の林道入りもしておらず、そろそろ参りましょうと重い腰を上げた。

ようやく到着した小中西山林道入り口。
T字路の右方向が目指す林道、左は小中新地林道。
当初新地林道の方も考えたのだが、かなりガレた区間があるらしく、先日の御荷鉾で少々お腹いっぱい、今回は軽いTOEIで走りたかったのでパスした。


車が来ないのをいいことに最初は二台横並びでおしゃべりの続きを楽しみつつ登っていたが、勾配が増し口を開く余裕がなくってくると、今度は足を着く度ついつい話に本腰が入り、行程は遅々としてはかどらない。


錦の森から暗い針葉樹林、更に上へ行くともうすっかり冬枯れの景色。








西の訪問記が粗方終わる頃、見覚えのある風景が見えてきた。


反対側から攻めた前回のダウンヒル開始地点。


ようやく標高1,188mのピークに到着だ。




既に13時を回っており、東屋の下で昼食の準備を始める。
気付けば空腹もピークで、お湯が沸く前から持ってきたパンをかじり始めてしまった。


お腹もいっぱいになって、さぁ、下りましょうか。


ピークを振り返る。
前回はここまでの登りでかなり消耗、更に上のガードレールを仰ぎ打ちのめされたのを思い出す。


おおっ、相変わらず傾いとるな。






今日は下ってくる方でよかった、よかった。


沢入(そうり)で国道に合流し、林道はおしまい。


最後に草木湖にちょっと寄り道。


のんびりとおしゃべり三昧の林道行。道の駅帰着は15時過ぎになってしまったが、今回は好天にも恵まれ、紅葉も堪能、満足の一日を過ごすことができた。
じーてぃーすりさん、今回もありがとうございました。

Posted at 2016/11/29 23:51:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2016年05月22日 イイね!

35Aランドナー林道デビュー~神奈川・虫沢林道から複数林道を辿る周回ルート

35Aランドナー林道デビュー~神奈川・虫沢林道から複数林道を辿る周回ルート本当はもっと早く行くつもりであったのだが、クルマの不具合で延び延びになっていたシルク・ランドナーの林道デビュー。
しばらくぶりの低圧35Aタイヤで走るからには、未舗装比率の高いコースがよい。
いろいろと行先候補を考えていたところ、神奈川の健脚サイクリスト・INTER8氏のブログでぴったりのコースが紹介されていた。

神奈川県西部の秦野市・松田町境界付近を走る虫沢・秦野峠・三廻部・上秦野川・西沢と5つの林道を結ぶ周回ルート。
氏の場合は、ご自宅からのアプローチも含め136kmの健脚プランだが、我々は県立秦野戸川公園を起点に、おいしいところだけをいただく36km程の“軟弱プラン”として、トレースさせていただくことにした。



今回ご一緒いただいたのは、じーてぃーすりーさんティオさん、それに単身赴任先の広島からドタ参くださったtaboomさんのお三方。それぞれ38Bランドナー、32Cクロスバイク、35Bパスハンターでのご参加だ。

山歩きがブームとどこかで耳にしていたが、秦野戸川公園はハイカー達の起点にもなっているようで、周辺は朝からかなりの賑わい。
駐車場も朝8時の開場から間もなく、ほとんど満車に近い状態で、一人だったら間違いなく帰っていたように思う。

虫沢林道入り口へは、公園から一旦南へ下り、合流する県道710号を北上しながら登って行く。この辺りの地名は「寄」一文字で「やどりき」と言う。昭和半ばに松田町と合併した寄村の地名が、今も残っているのだ。


坂の途中、道路わきの木陰で一休みしていると、パスハン車に跨った一人のサイクリストが登ってきた。
「こんにちは~」と声を掛け合いよく見ると、何やら見覚えのある自転車。
「!」
閃くより早く、ティオさんが声を掛けた。
「INTER8さんですか?」
「はい!」
まさかの偶然。今回のルートを参考にさせていただいたブログ主のINTER8さんご本人に、こんなところでお会いしてしまった!

峠路や山村の風景をこよなく愛される氏のブログは、それらの風景を魅力的に紹介され、拝見しているうちに自分でも行ってみたくなってしまう。
実際今回のプラン以外にも、これまでいくつかのルートをトレースさせていただいている。

シンプルで機能美に満ちたINTER8氏の細山製作所製パスハンター。8速内装ギア装備だ。


氏を囲みしばしの歓談。あまりの嬉しさに、ついつい長々とお引き留めしてしまった。


これから山道を秦野峠へ抜け、表丹沢林道を経由し裏ヤビツから帰られるとのこと。やはりさすがの健脚である。
お付き合いいただきありがとうございました。

INTER8氏を見送り、我々もそろそろと、腰を上げることにする。

県道の小ピークの先1km程、正面の登り返しにうわっと思ったところで現れる左折路が、虫沢林道へのアプローチ。
中津川、と言っても相模川水系の中津川とは別、酒匂川水系のそれを渡り、そのまま支流の虫沢川に沿って進む。
中津川に架かる田代橋。袂にはトイレと自販機があり、ちょっとした休憩スポットになろうか。


虫沢川と並行する「はなじょろ道」を行く。“花嫁の通った道”という意味だとか。






一旦途切れた舗装が戻ると、虫沢林道起点。
この先にある虫沢林道のピーク、標高780m程のポイントが今回のルート最高地点となり、本日の第一目標だ。


鮮やかな緑が目にまぶしい。紅葉も悪くはないが、山はこの季節が一番好きだ。


山梨の黄色い看板は見慣れているが、これは神奈川版?
全く話の通じなそうな表情が怖い。


「はなじょろ道」は分岐して左手の山中へ、林道は直進方向。


ありがたい水場に足を止め、顔を洗って一休み。


どれくらい登ったろうか。緑のトンネルを抜けると、行く手の表情はワイルドに一変。26Cではお手上げとなりそうな路面も、アメサイドの35Aなら気にせず進んで行ける。










久し振りのランドナーで江戸川を走った時には、やっぱり重たくてダメだぁと思ったものだが、ここに来て株は一気に急上昇。
フロントガードとクリップの干渉も、慣れだろうか、そうそう当ててしまうこともなくなり、気にならなくなった。

ダートで35Aを見直したばかりではあったが、更に上へ行くと、割と新しい感じの舗装が敷かれていた。ここ最近の工事のようで、もしかすると数年後には、スポルティーフでも来られるようになってしまうのかな。




標高780m程の本日の最高地点に到着。辺りにそれを示すものは何もないが、GPSで確認した。
のんびり行程で既に正午を回ってしまっており、ここでランチを広げることにする。
食後には、じーてぃーすりーさんから淹れ立てのコーヒーを振る舞っていただき、食事とおしゃべりを充分に楽しんだ。


ランチポイントから1km程下ると、秦野峠林道へ合流。
丹沢湖方面から攻めるヒルクライムのゴールとなっているようで、今どきの自転車がひっきりなしに登ってくる。
騒がしくなったヤビツ同様どうにも落ち着かず、早々に立ち去ることにする。


その先は6km程のダウンヒルが続く。
それでも眺めがよいと言っては足を止め、やはりなかなか前へ進まない。




赤い橋の名前は失念。再び中津川を渡る。
川を1km弱下った先で左へ分岐する三廻部(みくるべ)林道へ入り、本日最後から二つ目、標高540mのピークへと150m程の登り返しだ。


橋の袂で、何故かじっと動かないカモシカに遭遇。
山中で出会っても、はっと思った時には茂みの中に姿を消してしまうことが殆どなのだが、この子は人馴れしているのか、或いは驚き硬直しているのか。
あまり見ていると、いきなりこちらに向かってきたりしたら怖いので、お写真一枚だけ撮らせていただくことにした。


三廻部(みくるべ)林道へ入り、ひたすらの登り。


ここがピークだったかな。


一旦下り、最後のピークへ70m程の登り返し。これでラスト、お疲れ様です!




いよいよ本日のツーリングも終盤。杉林を抜ける西沢林道の下り。
我々同様大倉へと戻るハイカーが多く、「すみませ~ん」と声を掛けながら進んで行く。


途中、足を止めては話が尽きず、秦野戸川公園への帰着は15時を大きく回ってしまったが、本日も一日、充実した楽しいツーリングだった。

じーてぃーすりーさん、ティオさん、taboomさん、今回もお付き合いいただきありがとうございました。
ランドナーも、こうしたコースだとなかなかいいですね。
ちょっと、出もののリムでも探して、ポンコツホイールをどうにかしようかな。これからもっと、出番を増やすために。
Posted at 2016/05/24 23:47:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2015年12月30日 イイね!

2015年走り納め 表丹沢林道から宮ケ瀬へ

2015年走り納め 表丹沢林道から宮ケ瀬へダムが建設され水没してしまうと聞き、ヤビツ峠から宮ケ瀬へと続くルートを何度も走りに出掛けたのは30年程も前の学生時分のこと。
以来久しく足を向けることのなかったこの区間を、ティオさん・taboomさんに同行いただき走りに出掛けたのがちょうど二年前の年末だった。
再訪してみると、水没してしまったのは宮ケ瀬に近い一部区間のみで、舗装化はされたものの思いの外当時の雰囲気が残っていることに驚き、感動した。もっと早く来ておけばよかったと、軽い後悔も感じさえした。

今年は諸々の理由ですっかり出不精になり、秋口の富士林道と先日二回に分け訪れた三石山林道を走っただけで一年が終わってしまいそうだ。
そう思うと何だか居ても立ってもいられなくなり、今年最後のひと区切りとして、表丹沢林道から菩提峠を越え宮ケ瀬へ抜けるルートを、Hさんに同行いただき走りに行くことにした。
湘南で学生時代を過ごされたHさんも、大学のクラブで、或いはプライベートで、やはり水没する前にと、ヤビツから宮ケ瀬への区間は何度も走りに来ていたとのことで、今回はお互いの当時の思い出を重ねながらのツーリングになりそうだ。

一昨年同様、伊勢原総合運動公園にクルマをデポ。
晴れ予報ながら、あまりぱっとしない空を見上げながらの走り出しだ。


デポ地からは「小田原厚木道路」の側道を通り246に合流。しばらくは車との並走を我慢しなければならない。
この日最初の"小峠"「新善波トンネル」へはだらだらとした1.6km程の登りが続いて行く。
トンネルの向こうは、空が澄んでいれば正面に大きな富士山が飛び込んでくるが、本日は残念ながら雲に隠れてしまっている。


今回はHさんがいつも行かれたという蓑毛経由のヤビツへの"正面ルート"は迂回。トンネル先の「名古木」交差点はやり過ごし、さらに2km程先で246を北側へ離脱、水無川沿いに戸川公園方面を目指して行く。

戸川公園への登り途中、振り返ると遠く向こうに相模湾が輝いて見える。
そう言えば一昨年はここでコケてウインドブレーカー破いたんだっけな。


公園の奥から路面は唐突に未舗装に変わる。今回案内板で初めて気付いたが、この辺りは「戸川林道」と称するらしい。
HさんはTOEIの38Aランドナー。こちら側から登るのは初めてだそうで、神奈川にまだこんないいダートが残っていたとはと、感動しきり。
以前ティオさん、taboomさんとご一緒した時同様、案内した甲斐があるというものだ。


締まった路面で26Cでも何とかなりはするものの、トルクが掛かるとスリップして走りづらい為、少しスピードを乗せて行く。とは言うものの、普段サボリ気味で脚が鈍っておりスピードが長くは保てない。先行・休憩、先行・休憩の繰り返しでHさんとペースを合わせて行く。


お決まりの記念撮影スポット。ふと、ここでカメラに収めた自分の自転車が既に四台であることに気付く。
次回ブルーメタリックのTOEIを持って来れば五台目か。


「竜神の泉」を通過すると、「表丹沢林道」入り口はもう間もなく。


カーブを一つ曲がり、林道入り口のゲートに到着。通行止めの標識はさらに風化が進んだようだ。


ここから路面は舗装に変わるが、ゲート進入後しばらくは細かな落石が散らばっていた。


ようやく視界が開け、後にしてきた谷が見下ろせる。


先へ進むと更に視界が広がる。正面に聳えるのは大山だ。この辺りで標高700m程。
ここまで体を火照らせ登ってきたが、暫くは等高線沿いを進むためフロントをセンターに上げる。
平坦な行程と標高のせいか、いつしか冷えが勝り、バッグに仕舞い込んでいたウインドブレーカーを再び羽織ることにする。


雲の切れ目から青空も顔をのぞかせてきた。


暫く平坦路が続き、一旦下って菩提への登り口に至る。
菩提峠への急登は、こうして見ると壁のようだ。


坂の途中で思わず足を着き、見下ろす真鶴半島方面。海面の輝きが眩しい。


目を凝らすと、ぽっかりと浮かぶ大島も見えていた。


本日一番高いのがこの辺りで標高760m前後。直下に登ってきた林道が延びている。


菩提峠に到着。時間は既に12時を回っている。
Hさん曰く、「ヤビツの売店は気まぐれですからね」
おお、分かってらっしゃる。
本日は宮ケ瀬でランチ予定ということもあり、"気まぐれ"ヤビツはパス、宮ケ瀬へ直行することに。
この先は殆ど下り基調、ウインドブレーカーの下にもう一枚、ジャケットを着込んでペダルを踏み出した。


「裏丹沢」と呼ばれる宮ケ瀬への道。
都心からのアプローチもよく、未だ往時の趣きを残す貴重なルートと感動したのは二年前のことだったが、走っていてふと感じる違和感。そのときと何だか違うような気がする。
あれっ、こんなに開放感あったっけかな?

違和感の原因はこれ。


山側が大きく削られ、対抗二車線への拡幅工事が現在進行形であちらこちらで進められている。
既に工事の完了した区間も少なくなく、前回との趣きを大きく変えてしまっている。
そうまでする程交通量があるとも思えないのだが。

ダム工事と同時進行の全線舗装化。それ以上に開発が進むことはないものと思い込んでいたが、近い将来、こうした切通しや小さなトンネルも、恐らく姿を消してしまうのだろう。




宮ケ瀬湖の南端。
Hさんと自分がちょうど同じ頃、走れなくなる前にと何度も訪れていた、水没してしまった林道が見えており、しばし思い出話に花を咲かせた。


今回通って来た道もそう遠くないうち、同じように思い出話のタネになってしまうのだろうか。
この辺り、また少し通っておこうかな。

Posted at 2015/12/31 19:33:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2015年12月06日 イイね!

ひと山越えのライトパスハンティング「三石山林道」下部温泉~塩之沢周回

ひと山越えのライトパスハンティング「三石山林道」下部温泉~塩之沢周回身延線井出駅から下部温泉へ、三つのピークを越えて行くつもりが、冴えない空と疲労に気力を削がれ、あとひと山を残したまま帰ってきてしまった先日の「三石山林道」ツーリング
しかしこの残りのひと山こそが、昨年「湯之奥猪之頭林道」への道中、あの高みへ登ってみたいと思わせたまさにその本丸であったのだ。
今年も残すところあと僅か。これを放置したまま年を越す訳にはいかないではないか。

「ねぇ、そうでしょう。Hさん!」
と、前半戦をご一緒いただいたHさんに再びTOEI 650Bランドナーを引っ張り出していただき、二人して今度は下部温泉側から、最後のひと山を越えに出掛けてきた。

起点は「道の駅みのぶ富士川観光センター」。案内サイトには普通車駐車場16台とあるが、第二駐車場まで含めると、倍以上のスペースは確保されているようで、一日停めておいても心配はなさそうだ。


今回はこの道の駅を起点に下部温泉街を抜け800m程のピークへ。そこからは椿草里集落経由・塩之沢駅まで約9kmのダウンヒルを楽しみ、県道9号を北上。最後下部温泉駅前の食堂でゆったり昼食を摂り、再び道の駅へ戻るという、登って下って約33km、シンプルでお手軽なショートプラン。

<今回のコース>


道の駅から下部温泉までは5km程。冷え込みは前回より一段と強まっているものの、ここまでの行程で体も少しずつ温まってきた。
長袖ジャージの上に厚手のジャケットとウインドブレーカーを着こんできたが、ジャケットを丸めフロントバッグに放り込む。


下部川沿いの紅葉。


昔ながらの風情を残す温泉街。この時間はまだ人影も殆どなく静かだ。




「三石山林道」起点の分岐。ここを右折し橋を渡る。
下部川沿いの直進方向は以前走った「湯之奥猪之頭林道」へと続く道。


早速、渡河。


川を渡ると一気に勾配が増す。急上昇する行く手を前に、堪らずフロントをインナーに落とした。


あちら側との高度差は、見る見る開いて行く。


川の向こうの道は、あっという間に遥か下。比較対象があると、なかなか励みになってよいものだ。
誰にともなく、「どうだ、どうだ」と、ついついえばりたくなってくる。


とは言いつつも、決してスイスイ登って行った訳ではない。
終始眺めのよい景色が続き、足を止める言い訳には事欠かない。










三時間程掛けてピークに到着した。地図にないので正確なところは不明だが、標高は800m前後。
せっかく登ってきたが峠に名前はなく、Hさんと冗談で、勝手に名前を付け、立札を立ててしまおうなどという話をした。そうしたらその名前が、いつの間にか定着してしまったりするかもしれない。


峠には何もないが、ほんの少し下った所に展望台が設置されている。


今回は青空も顔をのぞかせ、見下ろす景色も爽快そのもの。


遠く向こうには、冠雪した南アルプスの山々も見える。


お茶でも一杯沸かしたいところであるが、今回は昼食で〆るショートプラン。道具は置いてきてしまった。
登りの途中でジャージ一枚になった身体の冷えてきたところで、ジャケットとウインドブレーカーを着込み、温かな食堂を目指し展望台をあとにする。

すれ違う車やバイクもなく、走りやすいダウンヒルが続く。


峠から4km程下り、椿草里集落の分岐。直進すると前回撤退した大崩集落。
今回はここから塩之沢駅へ下ってしまう為、椿草里~大崩間は実はまだ未走破のまま。




大崩から身延駅までの間ほどではないが、こちらもところどころ急勾配の荒れた路面が現れ、ブレーキを握る指先を痺らせながら下って行く。


塩之沢駅わきで県道合流。今回は時間も体力も余裕充分、昼食の為に再び下部温泉を目指す。


下部温泉駅前の食堂。ガラスケースに親子丼やかつ丼をディスプレイした、これぞ正しい日本の食堂的な佇まい。
昨年「湯之奥猪之頭林道」への道中でこの店の前を通過した際、ガラスケースを覗き無性にかつ丼が食べたくなってしまった。
朝の時間なので当然開いている訳もなく、ない物ねだりも手伝って不覚にも思いが残ってしまっていた。


念願のかつ丼は、まぁ普通のかつ丼ではあったが、身体を温めお腹も充分に満たしてくれ、本題の林道も"ほぼ"走破、満足の気持ちでデポ地へと戻ることができた。
ご馳走様でした。
Posted at 2015/12/13 15:34:02 | コメント(5) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記

プロフィール

「[整備] #145 水温センサー交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/406520/car/322656/6532728/note.aspx
何シテル?   09/05 22:04
雑誌の記事でほとんど一目ぼれだったALFA145。 それでも自分がイタリア車なんぞ手にするとは思っていなかったのだが、思い切って乗り始めたらいつの間にか走行2...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

短期的には日本はブラジル化… 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/04/18 10:30:14
FiatECUScan 145に接続を試みる 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/01/13 12:40:43
空調扇風機交換・衝突時護身用風船制御系統調整再挑戦・冬車輪交換・制動装置整備 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/12/03 09:04:24

愛車一覧

アルファロメオ 145 アルファロメオ 145
1994年の秋頃、自動車雑誌のグラビアページで初めて見て以来、アクのあるカッコよさにすっ ...
その他 自転車 その他 自転車
TOEI快走旅行車。 2004年10月23日発注、2005年6月28日完成。 TOEI初 ...
その他 自転車 その他 自転車
TOEI輪行車。 2012年6月30日発注、2013年12月27日完成。 NC誌今井C氏 ...
フランスその他 その他 フランスその他 その他
メーカー不明クルスルート。 2016年9月、海外オークションでフランスからフレーム入手。 ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation