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2015年11月22日 イイね!

富士川を望む眺望ルート「三石山林道」(未完)

富士川を望む眺望ルート「三石山林道」(未完)「あの道はどこへ行くんでしょうねぇ」
途中分岐した道の先が、こちら側より遥か上方を行くのを見上げ、ティオさん、taboomさんと話したのは昨年10月、「湯之奥猪之頭林道」を走りに行ったときのこと。高い斜面に張り付いたいかにも眺めのよさそうなルートは、パスハン心をくすぐり、いつか走ってみたいと密かに思っていた。

下部温泉の奥、廻沢地区から富士川沿いに下流の八木沢地区までを結ぶ「三石山林道」。
正式名称「森林基幹道・三石山線」と言い、一帯に広がる人工林の管理・木材搬出等を主な目的に昭和の終わりに着工され、2年前の10月にようやく全線開通した総延長38.8kmの林道だ。

開通間もない林道は、昨年三人で見上げた辺りなど、ここ数年で完成したであろう区間の地図情報が欠けており、全体の距離や高低差が掴めず実行をためらっていた。しかし恐らく公開はここ数ヶ月のことと思われるが、気付くとグーグルマップで追うことができるようになっていた。ストリートビューを覗いてみると、眺めもやはりよさそうだ。
早速これを参考に、ルートラボでプロフィールマップを作成してみたところ、下部温泉側からのルートはなかなかの手強さ。「湯之奥猪頭林道」との分岐から先は、4.3kmほどで480mを登る尋常ではない斜度だ。
思わずたじろぎ、反対側から攻めるプランに変更。身延線「井出駅」を起点に下流側・八木沢方面から下部温泉へ抜け、県道を戻る周回ルートを取ることにした。のだが・・・。

〈ルートプラン〉 ※あくまでもプラン


佐野林道を走ったときにも利用した身延線「井出駅」駐車場。小さなトイレも備わっている。
同行いただくHさんとぴったり同時刻に到着。


駐車場脇より山中に入り込むが、ウォーミングアップには充分すぎる程の急坂だ。
この日の為にインナーを31Tから27Tに交換していたが、いきなり切り札を使うことになってしまった。


最初の小ピーク。まだ240m程しか登っていないのに、息が上がる上がる。


内船駅から天子湖方面へ抜ける道との交差点が三石山林道起点。


八木沢の集落。息を抜けない登りが続く。




今回は730m・790m・800mと、三段跳びさながらに三つの大きなピークを越えて行く行程だ。
ここまでは殆ど登り基調の最初のピーク。お楽しみの眺望はまだお預け。
この先二つ目のピークまでは約28km。アップダウンが続いて行く。


車の往来が殆どない静かな道だ。


正面に思親山を望む。既に盛りは終わったものと思っていたが、針葉樹林の上、帽子を冠ったように紅葉が見える。


ようやく視界が開けてきた。


しばらくの間、左手に富士川方面を見下ろす開放感満点の眺望ルートが続いて行く。






谷を大きく回り込んで行くダウンヒル。




針葉樹林帯を抜け、錦に色付く秋色区間に突入。しかしながら小刻みなアップダウンが、結構脚に応えてきた。






Hさんとのサイクリングはいつも、足を止めるとつい自転車談議に入り込んでしまう。本日も例にもれず歩みは滞りがち。
次のピークに着いたらとここまでおやつで誤魔化してきたが、気付けば正午も回り、空腹感が気になり出してきた。
二つ目のピークから少し下った先、眺めのよい道幅広めの場所を見付け、ようやく昼食休憩だ。
空が青ければさらに言うことないのだが。


食後のデザートとHさんの入れたコーヒーをいただきながら、またまた欲しい自転車やパーツの話に花が咲き、思わぬ大休止となってしまった。


やっとのことで重い腰を上げ、少し下ると大崩の集落。
本日はまだこの後がある。この先さらに下った後、本日一番高い最後のピークへの、最大斜度の登りが待っているのだ。


ここで弱気の虫が目を覚ます。ここからは身延駅に下るエスケープルートもある。
既にいい時間ではあるし、実際のところもうかなり草臥れてしまった。一旦下ってこれまでより急な斜度の登りはもういいやぁ、たくさん! という気持ちになってしまったのだから仕方がない。
「もう時間も時間ですし、今日はここまでにしましょうか」
と相談、プランを変更し、あとはもう重力に身を任せることにした。




川に沿ってまっすぐ落ちて行くような下りは、コンクリート舗装ながら路面も荒れ放題、県道に合流したときにはまさにホッと一息。


構内の立ち食い蕎麦に引き込まれるようにして、身延駅でまたも休憩。
下りで冷えた体を温め、井出駅への道を急いだ。


結局、昨年見上げた道は走らず仕舞いで帰ってきてしまい、よくよく考えると何をしに行ってきたのかよく分からないツーリング。
帰宅後一段落するに連れ、やはり走っておかねばという思いが強まってきた。
そう言えば昨年、下部温泉駅前で見掛けた食堂も実は気になっており、一山だけ登って、駅前でご飯食べて終了! というプランも悪くなさそうだ。
そんな訳で年内リベンジ決行なのである。

〈走ったコース〉
Posted at 2015/11/29 19:12:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2014年11月16日 イイね!

西伊豆 白川林道・白川富貴野林道

西伊豆 白川林道・白川富貴野林道西伊豆の山中にワイルドな切通しの峠があると知り、これを制覇するつもりで遠征してきた。
峠の名を諸坪峠と言い、アプローチは西伊豆町・河津町・松崎町の三方から延びている。
今回は道の駅花の三聖苑にクルマをデポ、西伊豆町の白川から峠を目指し松崎町池代へと時計回りで巡るルートを取った、のだが・・・。

前日朝までの晴れ間が徐々に広がるとの予報は、夜には曇り時々晴れに変わり、当日朝には終日曇りへと変わってしまった。
どうやら雨の心配はなさそうだが、どんより空を映す大浜の海は一面暗い色。
お八つにコロッケパンを仕入れるつもりでいた松崎のパン屋さんも休みだったりと、完全に盛り上がりに欠けるスタートだ。
あ~あ、このとき帰りゃよかったよ。


海沿いの国道136号を大浜で右折、県道59号を仁科川に沿って遡上していく。


錦の頃はまだ少し先のようだ。


海岸から8km程の出合の分岐、直進した先は仁科峠。


分岐の案内板。直進方面には楽しそうな施設があるようだが、目指す先には慰霊碑って・・・。


道は仁科川の支流・白川沿いに東上。白川の集落を抜けて行く。


集落が途切れても、しっかりとした舗装路が続き、道は白川林道と名乗るようになる。




緑の深さと勾配が増してきた。


さぁ峠を目指し踏ん張るぞ。気合を入れようとしたところで、目の前に現れたのは通行止めのゲート出合の分岐からわずか3km程の地点だ。


よく出会う車両止めゲートは大体横から抜けられるようになっているものだが、これは橋の上をびっちり厳重に塞いでいる。
自転車を倒せば下を通すことはできそうだが、この形状は歩行者も入るなということだろう。

朝からモチベーションは下がりまくりで、これを越えてまで行こうという気持ちが全く湧いてこない。
すぐ脇に何とか慰霊碑もあり、気持ちも悪い。
このようなときに限って何かが起こったりして、あとでやめておけばよかったと後悔するものだ。
素直に引き返すことにしよう。

1.5kmほど戻った地点で別の林道への分岐を見付け、ちょうど農作業をしていた男性に尋ねると、諸坪峠へは分からないが、松崎方面へは抜けられるという。
同じ道を引き返すのもつまらないので、この白川冨貴野林道を登ってみることにした。


明るい舗装路が続き、時折海が顔をのぞかせる。
蛇行しながらも方角は南下方向へ進んでおり、このまま行っても諸坪峠へはたどり着けなさそうだ。
「もうどうでもいいやぁ」とやや投げやりな気持ちで小刻みなアップダウンに身を任せる。


いつの間にかピークは通り過ぎてしまったらしく、あとはこのまま松崎へ下ってしまうようだ。
下り途中で宝蔵院への分岐に立ち止まり、少し迷ったがそちらへ行ってみることにした。
緩い登りを上がって行くが、こちらは木々に遮られ眺望は殆どきかない。
宝蔵院の奥へ遊歩道が続いており、諸坪峠への未練から少し分け入ってみたものの、乗って進める道ではなさそうだ。

ここもまた諦めて引き返し、ちょうどよいポイントが見付からずお預けになっていたランチを、道端のベンチで広げることにした。


先程の分岐へ引き返し松崎方面へ下って行くと、いきなり眺望が開け、足を止める。と、いきなり脇の茂みから、夥しい数のカラスが飛び立った。




この日一番の眺めを堪能しているうち、ふと強烈な腐敗臭が漂っていることに気付く。




臭いはどうも、先程たくさんのカラスが飛び立った辺りからしてくるようだ。
通行止めのゲートに始まり、冴えない一日。もしかして、ここに来てとんでもないものでも見付けてしまったらどうしよう。
とは言え怖いもの見たさには勝てず、茂みの中を恐る恐る覗いてみると、ちょうどそこは崖になっており、下の方に体を食い尽くされ肋骨の露わになった大きな鹿の死骸が横たわっていた。
オエ~。

どうも日が悪かったようで、そそくさとその場を後にした。

船田の集落に下り着き、ほっと一息。
この日の空同様、何から何までパッとしないツーリングだった。


<コース>
Posted at 2014/11/17 17:56:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2014年10月11日 イイね!

トンネルの向こうに聳える富士山の雄姿 「湯之奥猪之頭林道」

トンネルの向こうに聳える富士山の雄姿 「湯之奥猪之頭林道」秋はやっぱり富士山だ。
できれば他人の少ない静かなところで、ドラマチックに富士山にまみえたいと思い、山梨県・身延町下部から静岡・富士宮市猪之頭へと山中を抜けて行く林道コース「湯之奥猪之頭線」を走りに行ってきた。

このルートのポイントは、標高1200m超の最高点、丁度山梨と静岡の県境となる「湯之奥猪之頭トンネル」の静岡側正面に聳える富士山の雄姿だ。
都留側「鹿留林道」から攻める二十曲峠も、登り切ったところで富士山に出会えるなかなかのポイントではあるのだが、あちらは既に何度か走行済。

今回は“新規開拓”ということで、道の駅しもべを起点に山梨側から天辺を目指し、トンネルを抜けるとそこに富士山がドーンと聳えるという、それを人参にインナーギヤを頑張って踏んで行こうという、57kmほどのルートを描いてみた。
今回も同行はいつものお二人、ティオさんとtaboomさんだ。

起点の「道の駅しもべ」には約束の30分以上前に着いてしまった。
しかしお二人の先着はいつものこと。
予定より早い出発で、まずはここから下部温泉郷を目指し国道300号を南下する。


下部温泉入口で国道を左折、ここから頂上・湯之奥猪之頭トンネルまでの13.5kmは、1,000m少々の標高を稼いでいくほぼ登り一辺倒の行程だ。
JR身延線「下部温泉駅」前を通過、温泉郷を抜けて行く。


あまり俗化されておらず静かな雰囲気の温泉街。こんなところで宿をとってのサイクリングもよさそうだ。






身延川に沿って進む道はやがて温泉街が途切れ、徐々に山深さを増していく。




案内標識の矢印も上を向いている?


この辺りから勾配も増してきた。ヘルメットのベンチュリーがきかず、すぐに汗が噴き出してくる。
堪らず九十九折れの途中で息をつくと、身延川と先ほど来た道が随分下の方に見えている。


脚を止めては汗を拭いの繰り返し。結構しんどい登り坂だ。




だんだんと脚にも応え、景色がよいのを“口実”にこまめに休憩。


もう間もなくの紅葉の頃、或は新緑の季節に訪れても、また違った表情を楽しめそうな林道だ。


山梨側の眺望はあまり期待していなかったのだが、高い天子山地に見守られながらの行程。
南アルプスが顔をのぞかせることもあり、休憩の口実には事欠かない。
一番高いのが、多分毛無山。山頂から八合目付近までの木々が既に色付き始めている。


ティオさん持参のナビで、あと100mと高度のカウントダウンが始まってしばらく。
そろそろかな、とカーブを曲がると現れた湯之奥猪之頭トンネル。


カーブを曲がってくるティオさん、taboomさんに「着きましたよ」と声を掛けるや待ちきれず、ワンダーのバッテリーランプに灯を点し、富士山富士山と念じつつトンネルに突入した。

果たして、トンネルを抜けると真っ正面に、まさに飛び込んでくるように富士山が姿を現してくれた。


木曜までの予報では曇りがちとのことで、富士山は見えないかもと決行か否かを迷っていた。
これが金曜朝の予報で晴れ時々曇りに変わり、思い切って決行決定。
それでも見えるかどうか心配だったが、それを一気に吹き飛ばしてくれる一瞬だった。

トンネルの中からもう一度。


遅れてお二人が到着。
目の前の風景を見るやいなや、感嘆の言葉とともに「これはいい」「来てよかった」と喜んでくださり、こちらも更に嬉しさ倍増だ。

丁度お昼時と言うことで、トンネルの前でこの眺めを独占してのランチタイム。
これは間違いなく、今年ベストのサイクリングだ。


いつまでも眺めていたい風景。非常に名残惜しいが、そろそろクリップに足を通そう。


富士山を横目に、或いは正面にした猪之頭へのダウンヒル。


気付くと空には、ハンググライダーや無数のパラグライダーが舞っていた。


猪之頭から先は国道139号に合流し朝霧高原を経由、本栖湖方面へ8kmほどのだらだらとした登りをこなさねばならず、終わりかけていた脚には、結構なダメ押しであった。

それでもこの日は終日富士山が姿を見せ続けてくれ、ペダルを回す励みになった。

朝霧高原にて。


本栖湖畔にて。


本栖道を下りつけばデポ地の道の駅だ。


トンネル出口で期待以上の富士山が見られ、またお二人にご一緒いただき、非常に楽しく充実した一日を過ごすことができました。
ティオさん、taboomさん、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
Posted at 2014/10/12 16:57:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2014年09月23日 イイね!

都留から笹子へと抜ける山深い展望ルート 黒野田林道

都留から笹子へと抜ける山深い展望ルート 黒野田林道山梨県都留市西部から笹子へと抜ける黒野田林道は、一度走ってみたいと思っていたものの、適当なデポ地が見付からず手付かずのままであった。
走りたいが高じ本気で調べるうち、ようやく富士急「田野倉駅」に有料駐車場のあることを突き止める。
これでめでたく一周45kmほどの周回ルートを描くことができ、早速走りに出掛けてきた。

「めでたく描け」とは言ったものの問題がない訳ではない。
周回のうち1/3に迫る13kmほどは道幅の狭い国道20号を走らねばならない。
これを前半に持ってくれば延々の登り。後回しなら下りっぱなしで済むものの時間が遅くなるほど交通量は増えるだろう。

プランの段階では朝のうちに国道を片付け、のんびり山道を楽しんでくるつもりだった。

前の晩の早寝のお蔭で、当日はアラームより一時間も早く目が覚めてしまった。
気持ちのよい寝覚めにそのまま身支度を整え、未明の中央高速は順調な流れで田野倉駅には一時間半以上早く着いてしまいそうだ。
駅が開かないと駐車場には停められないので、インターを降りそのままクルマで西へ直進、笹子まで国道20号の塩梅をチェックに行ってみた。

結果、こりゃダメだ~との結論に。
ルートラボでは山中に比較し緩やかな勾配も、交通量の少ない時間帯とは言え、この延々の登りを車と一緒にはとても走れない。
あっさり計画変更し、国道は後回しにする。下りなら何とかなるさ!

駅横に駐車場を備える富士急行「田野倉駅」。一日の駐車料金は310円。
感じのよい女性の駅員さんが迎えてくれ、気持ちのよいスタートを切ることができた。


本来は鉄道利用者のための設備なのだが、山歩きや自分のようなサイクリングに訪れる者にも開放してくれているのがうれしい。
休日くらい役所の駐車場を有料ででも開放するとか、都留市にももう少し頑張ってほしいのだが。

リニアの下をくぐって行く。この辺りの魅力は、どちらを向いても山に囲まれているところだ。


こちらは大幡川を渡る富士急行の線路。
山と緑ときれいな水、澄んだ朝の空気。これだけで来てよかったと思う。


大幡川の上流方面へ緩やかに登って行く。空も青く晴れあがってきた。




県道をそれ脇道へ入ると、長閑な風景が待っていてくれた。




県道の終点近く、右方向へ戻るように登って行くのが黒野田林道入り口だ。
いつもの黄色い看板はないが、ここでフロントバッグのD環に熊鈴をセットする。


振り返ると山々のシルエットが重なって見えている。
この辺りで標高約750m。ピークまではあと440mほどだ。


右側の視界が非常に開けたルートだ。
飽きることなく展望を楽しみつつ、少しずつ高度を稼いでいく。




川沿いの集落もよく見えている。


トンガリ岩の切通しを抜けしばらく行くと、展望広場が見えてきた。




ベンチや東屋も設置され休憩には持って来いのスペース。
持ってきたおにぎりを頬張り展望を独り占めにする。


右端三つ峠山の左に富士山があるようだが、この日も残念ながら・・・。


それでも充分以上の展望だ。
180度を超えるパノラマを切り貼ってみた。


広場の先の最初のピーク。


この先いくつかの登り返しを行くといよいよ長いダウンヒルの始まりだ。


それにしても本当に山深い。




緑の中へ落ちていくかのようなダウンヒル。こちらの方が斜度がきつく、右回りルートを選択して正解だったようだ。


緑のトンネルを抜けて行く。




7kmほど下って国道に合流。お楽しみはここまでだ。


国道20号。何たる路肩の狭さ!
都留方面への分岐までここから約13km。下っているからまだよいものの、こんなの反対方向から来たらエラい目に遭うところだった。


交通量はさほど多くはなかったが、時折すれすれを追い越していく車が居て怖い怖い。
48×14Tのトップギヤを回せるだけ回し、何とかかんとか田野倉駅まで帰還。
自転車を仕舞い駅舎の窓口に駐車のお礼を言うと、朝の駅員さんが、
「お疲れ様でした」
とニッコリ。お蔭で先程までの緊張や疲れも雲散霧消。
不覚にも、ん、これならまた来てもいいかな、と思ってしまった。

Posted at 2014/09/24 22:32:10 | コメント(6) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2014年09月13日 イイね!

金時山周回。明神林道~長尾峠~足柄峠

金時山周回。明神林道~長尾峠~足柄峠久々に雨の心配のない落ち着いた予報の三連休初日、ティオさんにご一緒いただき、神奈川と静岡の県境・金時山を周回するパスハンルートを走りに行ってきた。

連休初日の東名下りは結構な交通量。こりゃ、中央道方面へ行っていたらエラい目に遭っていたかもしれないな、こっちでよかったなどと考えつつ走行車線の流れに乗って行く。
順調に大井松田ICを降り、待ち合わせの地蔵堂駐車場には大分早く到着してしまった。
ところがティオさんは既に到着済み。二人で待ち合わせをするといつも大概こうだ。早めに集まり早めに出発。早速分割ガードを差し込みフロントバッグを取り付ける。

今回のルートは一周40km弱の全線舗装路ながら、標高864mの矢倉沢峠(金時隧道)、920mの長尾峠、748mの足柄峠と、三つのピークを巡るそれなりに走りでのあるコースだ。
ようやく暑さも治まってきたところで山が恋しくなり、待ちかねて走りにやって来た。

本日の予報は曇りのち晴れ、9時頃から太陽が顔を出すようだ。
出発時にはウインドブレーカーを羽織るかちょっと迷ったくらいの涼しさで、走り出すにはちょうどよい。


本日はTOEIを二台連ねてのツーリング。ごてごてした自分の700Cに較べ、ティオさんの650Aはシンプルで機能的にまとまっている。
一部批評家から物言いの付いたイクラリフレクターはしかし、後ろに付いて走っていると光の加減と見る角度で表情が刻々変わり美しい。
自分も一つ欲しいくらいだ。


“七変化”のイクラリフレクター。


最初のピーク金時隧道に到着。


この頃には予報通り青空が顔をのぞかせるようになってきた。気温も上がってきたのか、ヘルメットの中は既に汗びっしょり。
本日のハイライトはこの先長尾峠への道程で見下ろす仙石原と、足柄峠の手前で眺める富士の雄姿。
これはどちらも期待できそうだ。


トンネルの先を下っていくと、一旦国道138号に合流しなければならない。
国道走行は県道401号・長尾峠方面への分岐まで1km少々の間だが、狭い道幅と登り坂、休日の為びゅんびゅん行き交う車とで結構なプレッシャー。
分岐を脇へ逃げ込んだときには心底ほっとした。

峠まで緩やかな勾配のワインディングが続く県道401号。こちらは交通量も少なく走りやすい。


少し登ると左手に視界が開け始め、箱根山と麓に広がる仙石原一帯が見渡せるようになってくる。
まさか今頃銚子へ疾走している方が居るなどとは思いもせず、眼下の風景を楽しみながら、申し訳ないくらいのんびりとペダルを回していく。




本日二つ目のピーク長尾峠に到着。


見晴らし台からは芦ノ湖も間近だ。
以前あった茶屋跡は撤去され駐車場跡もガードレールに囲われている。
峠に車を停めるスペースは殆どなく、ここからの眺めは自転車かバイクで来る以外、楽しむことができなくなってしまった。


長尾隧道。
本来の峠はこのトンネルの上へ10分ほど登ったところにある。


トンネルの先は10km以上にわたる気持ちよいダウンヒル。一瞬300mほど再び国道と合流するが、すぐに右へそれ、ゴルフ場「富士CC」の中を急降下で下り足柄駅方面へと進んで行く。

昼食は駅近くの「時遊亭」。
以前来た時にも立ち寄ったが、料理もおいしくゆったりできるお店だ。
おまけにご主人は初期型のフェアレディーと60年代バイクを何台も所有するエンスーな方。
自転車で来ていたことをきっかけに声を掛けられ、ガレージの中も見せていただき思わず長居をしてしまった。


本日最後の登りに備え、駅前で水分補給。


駅前広場の金太郎像。
さすが縁の地ということで、この辺りあちこちで金太郎さんを見掛けるが、これは観光客におもねっていない雰囲気が○。
金太郎は無表情、熊の顔も怖い。


駅裏の道が足柄峠へと続いて行く。杉林に囲まれた急勾配の道だ。


蛇行する道を更に蛇行しつつ登っていく。それでもかなりしんどい。
ヘルメットのあご紐を伝う汗がトップチューブに滴り、ポケットのタオルで額の汗とフレームを拭いながら登る。


メインルートに合流。


富士山のビューポイントまであと少しだ。空にはまた雲が広がり始めている。


ん~、残念。
前回前々回に引き続き今回も、富士山は雲に隠れてしまっていた。


巡り合わせが悪いのか、思えばここからスコーンと富士山を目にしたのは、数えるほどだったような気がする。
仕方ないので次回リベンジを期して。

本日最後のピーク足柄峠。ここからデポ地へは5kmほど下るだけなのでここまで来ればもう帰って来たようなものだ。




それにしても、ここのところあまりまともに乗っていなかったので体が少しなまったか、最後の登りは結構応えた。
もっと軽量な自転車があれば、少しは違うのだろうか。

ブレーキレバーを握り締め、短距離ながらかなり急なダウンヒルをこなしデポ地着。
40km弱の短いコースながら、おしゃべりと景色を堪能しつつの充実した一日だった。
ティオさん、今回もご一緒いただきありがとうございました。
今度は海方面でしょうか。またよろしくお願いします。

Posted at 2014/09/14 12:50:50 | コメント(3) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記

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「[整備] #145 水温センサー交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/406520/car/322656/6532728/note.aspx
何シテル?   09/05 22:04
雑誌の記事でほとんど一目ぼれだったALFA145。 それでも自分がイタリア車なんぞ手にするとは思っていなかったのだが、思い切って乗り始めたらいつの間にか走行2...
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